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加倉正義は今年、最高ともいえるスタートを切った。1月の競輪祭を準決勝3着で決勝進出。意外なことかも知れないが、GIに限っていえば、初のGI優勝を果たした98年の競輪祭以来の決勝戦進出だった。
「意外だってよく言われるんですけど、それが現実だと思うんですよ。何かが足りなかったから、GIの決勝に乗れてないんです。ふるさとダービーも共同通信社杯でも決勝には乗っているし、記念も定期的に獲れてはいるし、一時期はFIですけど年間6回優勝もして
ました。そうやって要所要所で戦ってはいるんですけど、自分の中ではGI決勝がいつも頭の中にあるので、それを考えると寂しい時間を過ごした感じですね。足りない部分が分からないままここまで来てしまった感じで…」 |
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10年ぶりのGI決勝の後も日本選手権で3勝を挙げ、ふるさとダービー弥彦でも優出と好調に映る成績を残しているが、本人にとっては納得出来ない点ばかりという。
「成績的にも最初は良い感じだと思ったんですけど、S級シリーズの配分が多いわりに、4月に前橋で決勝に乗って以来、そのあとは7月の松阪まで全く決勝に乗れていなかったんですよ。中だるみな感じで、自分としては納得する走り、理想の走りが出来ていないんです。理想と違うというのは道中のキレ、トップスピード、そして何と言っても位置取りの問題ですね。厳しく攻める機会が少なくなってきて、変に4回転をかけて捲りを狙ったりしているもんで、昔みたいに番手番手という競走をしなくなっていた部分が、ひっかかっているんですよ。でも、点数的なものだけはまとまっていますよね」
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