決勝メンバー
1番 | 村上 義弘 | 京都 |
2番 | 成田 和也 | 福島 |
3番 | 深谷 知広 | 愛知 |
4番 | 池田 勇人 | 埼玉 |
5番 | 松岡 健介 | 兵庫 |
6番 | 坂本 健太郎 | 福岡 |
7番 | 岡田 征陽 | 東京 |
8番 | 脇本 雄太 | 福井 |
9番 | 佐藤 友和 | 岩手 |
①-②③⑤-②③⑤ |
②-⑨①③-⑨①③ |
③-①②-①②⑤ |
結果
9-2-4 153.3倍 50番人気レース回顧
スタート牽制のなか深谷がまず誘導員の後ろに付く。そして脇本が上昇し深谷と並走し、深谷が下げ脇本が前受けになった。まず深谷も渋々の前受けを一旦選択したが脇本に並ばれ下げた事は深谷自身前受けを好んでいなかったと言う事。そして脇本も深谷1車の後ろなら、それなら一番前が良いと判断した事と思われる。しかし組立で最初から前受け策なら脇本自身がスタートを早く出る。もしくは1番車の村上がスタートを取りにいったはずだろう。しかしそうでは無かった。近畿ラインの作戦は後ろ攻めからの組立であったと考えられる。そしてこの事で北日本ラインや関東勢は走りやすくなった。脇本自身が他のラインの押えが早めなら前でも巻き返せる自信、遅めなら突っ張って掛ける気持ちがあったと感じた。そして赤板ラスト2周で池田が押え脇本がすんなり下げ巻き返す展開。脇本は池田が中団取りを基本としていると考えていたのかもしれない。確かにそうであったと思うが、あの展回なら池田も先行意識が高まる。仮に池田があの流れで脇本を行かせたら4コーナー山降ろし先行になり掛かり切り、巻き返すチャンスは無いと考えるのが普通だろう。そして池田が先行。脇本も打鐘3コーナー辺りで前走車の横に出たが、これは仕掛けたと言うより自然と前に出た感じだった。しかしこの事で脇本の仕掛けるタイミングは完全にくるった。あそこから下げてもう一度立て直してでは完全に遅い。そして仕方無しと言う感じで叩きに行くが、やはりタイミングを逸しただけにスピードを乗せ切れず岡田のけん制に会い不発。その番手村上も外を無理やり行ったがダメ元の仕掛け。労せず3番手をキープした佐藤が2センターから仕掛け優勝となった。その番手の成田もあの展開なら抜く事は不可能である。深谷も脚を貯めていたが近畿ラインが外にいたので仕掛けられなかった。このレースはスタートの位置取りが結果に大きく影響したと感じた。前受けを選択した脇本も事故点の兼ね合いもあると思う。サマーナイトを含め、オールスターと競輪祭が事故点累積4ヶ月の期間に入る。その事もスタートけん制のなか、頭をよぎったのかも知れない。優勝した佐藤は労せずグランプリシートへ一歩近づいた。推理結果
脇本の先行を中心に考えていた事で佐藤が後方かもしくは強引に脇本を叩くと考えていたため、佐藤の2着はあっても優勝はないと考えていた。これも初手の位置取りによる所である。次回オールスターは頑張ります。