ガールズケイリンも5期となり、徐々にレベルがアップしてきました。
競輪学校時代には強くても、プロデビューするとなかなか勝てなくなってきつつあります。110期の現在トップクラスの林真奈美選手に、デビューから現在までの心境、そして目標をインタビューしました。
-デビューして、8ヶ月ですが、今までを振り返るとどうですか。
練習とレースが全く別物になることが多いですね。練習では良い時もあるのですが、レースになると堅くなったりとか、全力を出し切れるレースというのがなかなかできないですね。ただ「思いっきり」では臨んでいるのですが、しっかり自分の力をかけてというのをやれていれば、自転車と一体になって、もっといい疲れというか、いい追い込んだ疲労がくると思いますけど、そこがまだ抜け出せないですね。
-まだ自転車に慣れていないという感じでしょうか。
それは大きいですね。練習の時には時々、今日は良かったなというのはありますけど、練習でたまたましか出ないので、レースではまだですね。練習でしっかり出せれば、レースでも出せると思いますけど、たまに(練習で)良い時があるという割合なので、それではレースではできないと思います。
-レースにはどのような気持ちで臨んでいますか?
自力を出せる時には出して。目標は自力を出せる自在です。そこをやるには、まず自力を出せなければいけないというのがあるので。まだ、レースでしっかり出せたことがないから、そこの部分の自信がつけられていないですね。
-今日のレースを振り返るとどうでした?(2月6日いわき平6R)
今日は、風が強かったので、強いからこそスタートも取れましたし、(レース中に)後ろからも来なかったので、風が強い中で先行できれば、少しは自信になるかなと思って思いっきり行きました。これで捲られるのであれば、脚の差と自信の差でしたが、(先行して3着に)残れたので。今日のレースに関しては、「ああやれば良かった」というのは残らなかったので良かったと思います。
-今後は今日みたいなレースを心がけて競走に臨むということでしょうか?
力をだして、自分の感覚がレベルアップできるようになれば、また着も2着になったりしますし、逃げ切れる脚がつけば、それが一番いいです。まずはそこからですね。自分の場合は、時間がすごくかかると思いますけど。
-今の練習や練習環境はいかがでしょうか?
師匠(藤田剣次85期)がいる時間に、バンクに行っています。自分のベースが築けていないので、練習を見てもらって、自分の感覚と悩んでいることとかを師匠に相談したりしています。一緒に練習をしているのはガールズでは児玉碧衣さんですね。トップの人がいる分、ここを目指さなくてはいけないなというところと、その部分で、自分が強ければ自信が付くかもしれないのですが、その差をいつも感じるので、その部分で悩むところもたくさんあります。そこは自分が力をつけるしかないので。自分は自分として師匠はちゃんと見てくれるので、最近はしっかり相談して練習しています。
-自分が伸びていることを実感できます?
そうですね、何かを突破できれば、一歩前に行けると思いますが、そこが悩んでいるところです。ここを諦めずにやらないといけないなと思います。
一歩一歩前進していこうと頑張っている林選手でした。今後の活躍に期待してください。