インタビュー

112期でデビュー戦を完全優勝で飾った2人。1人は太田りゆ選手、もう1人が鈴木美教選手だ。鈴木選手はその後も2回優勝し、その後も決勝戦をほぼ外さないなど好調だ。鈴木選手の意気込みや目標を語ってもらった。大きな目標に向かい、これからも邁進し続ける、鈴木選手に注目だ。
「目標は静岡で行われるガールズグランプリに出ることです」
-まず、デビュー戦はどんな心境で臨みましたか?

「けっこう緊張したんですけど、学校の時からデビュー戦を完全優勝するのが夢だったので、絶対に達成しようと思って練習していきました」
-緊張はレースには影響しなかった?
「人には『緊張してなさそうだね』っていう風によく言われるんですけど、けっこうしています(笑)」
-優勝した時の感想は?
「本当に嬉しかったですね!
私の前に太田りゆが完全優勝していたので、私も頑張らなきゃって思っていました。自分の中のライバルは太田りゆなので、優勝すぐ出来てよかったです」
-112回生の中でデビュー戦は遅い方でしたが、皆のレースを見ていて、どんなことを思っていました?
「112期は強い人が多いんですけど、皆、自力で戦っていたり、先行で戦っているので、すごくいい刺激になっていて、一番デビューするのが遅かったんですけど、私も頑張ろうと刺激になっていました」
-そこから順調にきている?
「そうですね、やれている方かなと思います」
-競走で心がけているところは?
「予選と決勝は走りの内容とか変わってくるし、皆が優勝するために走っているので、まだ自分は決勝の走り方をちょっとわかっていないところがあるので、そこが今の課題ですね」
-目標は?
「目の前の目標はコレクションに出ること、大きい目標は静岡で行われるガールズグランプリに出ることです」
-地元のガールズグランプリへの強い思いはありますよね。
「そうですね。今、静岡の選手は出たいと思っているし、私もその中の1人で、地元を代表出来るように頑張りたいと思います」
-練習はどんな感じでやっているんですか?
「ホームバンクが伊東温泉競輪場なんですけど、競輪場に来た人たちや師匠と一緒にやったりしています」
-乗り込みやダッシュ練習はどちらが多い?
「だいたいバンクの方が多いんですけど、週に3日くらいは街道に行って、距離を踏むようにしています」
-師匠からのアドバイスは?
「競走で悔いが残らないようにと、予選と決勝では走り方が変わってくるから、相手の心理を考えたり、思い切り迷わずに行けって言われています」
-師匠はどんな方ですか?
「厳しいですね。弟子には厳しいです(苦笑)」
-でも、優勝した時は褒めてくれたのでは?
「いえ、全然でした(笑)。おめでとうと言ってくれたんですけど、でも、レースはまだまだだって言われました」
-師匠にとって鈴木選手の強さを考えて、これくらい当然だってみてくれているんですね。
「そうなんですかね」
-来年はガールズグランプリに向け、ハードな一年になりそうですね。
「はい。師匠からも『力を今以上に入れていくぞ』っていう感じで言ってくれるので、ガールズグランプリに出れるように、練習を頑張っていきたいと思います!」
-太田選手と仲良しで、一緒に遊んだりはよくするんですか?

仲良しの太田選手と
「この前、一緒に行きましたが、りゆは土日しか休みがないし、私は土日って決めてないので、なかなか会えないんですけど、連絡はよく取り合っています」
-2人でコレクションに出たいですね。
「はい、出たいです! りゆは強いので、私にないものとかたくさんもっているので、大きい舞台で一緒に戦いたいですね」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「これからも力強い走りで、たくさん応援してもらえるように頑張ります! 応援よろしくお願いします!!」
鈴木美教(すずき みのり)
1994年9月17日生まれ。身長164cm、体重66.5kg
癒しの時間は? 「犬を飼っていて、4匹いるんですけど、練習が終わった後や仕事から帰ってきた後に犬と遊ぶ時間が楽しいです」