インタビュー

昨年のガールズグランプリは6着に終わり、高木真備選手にとって初めてのグランプリはほろ苦いものになった…。プレッシャーを跳ね除け、邁進してきた2017年、昨年の雪辱を胸に今年も年末の平塚競輪場の大舞台に立つ。
平塚競輪場は走りやすいし、相性はいいと思います!
-ガールズグランプリ2017への意気込みは?
「昨年のガールズグランプリは不甲斐ないレースになってしまい、応援してくださった皆様へ申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。今年のガールズグランプリを勝ちたいと思ってやってきたので、昨年とは違う気持ちで優勝を狙いたいと思います!」
-近況に関しては?
「優勝がないんですけど、でも、しっかり練習が出来ているので、12月28日にはいい状態で行けるかなと思っています」
-最近はさらに積極的なレースが多いですね。
「昨年は勝手に勝たなきゃっていうプレッシャーを感じていた部分があって、グランプリ前は小さいレースが多くなっていて、それでグランプリで失敗してしまったので、今年は強くなりたいから、大きいレースをして、グランプリの舞台でも積極的な走りをしたいと思ってます」
-昨年があるから、今年はさらに成長するためなんですね。
 ガールズグランプリという舞台は、どんな舞台でしたか?
「皆がガールズグランプリを目指している大会ですからね。周りの記者さんの数も違いましたし、検車場の雰囲気も違っていて、それにのまれちゃっていた部分もありました。
他のコレクションとはまた違ったので、2回目の出場というのは大きいと思います」
-大きい舞台をけっこう体験している高木選手でも違ったんですね。
「違いましたね」
-平塚の相性は?
「高木隆弘さんに練習を見てもらっていて、高木さんは平塚がホームバンクなので、一緒に練習にも行かせてもらっていて、なので、走りやすいです。走り慣れているとまではいかないですけど、でも、けっこう走らせてもらっているので、相性はいいと思います」
-高木隆弘選手とはどんなきっかけで一緒に練習するようになったんですか?
「苗字が一緒だったのがきっかけです(笑)。高木さんが京王閣とか立川に練習にきていて、その時に私が1人でバンク練習をしていたんですけど、それを見ていた高木さんが『一緒にウエイト練習してみる?』って声をかけてくださったんです。『同じ苗字だから知っていたよ』って言ってくれて、それがきっかけでした。本当にたまたまだったんです」
-面白い縁ですね(笑)。では、最近はウエイトトレーニングもかなりしているんですか?
「そうですね。ウエイトも他も面倒を見てもらっています」
-高木選手は一発勝負への勝負強さは感じますね。
「そんなつもりはないですけど、でも、一発レースは好きな方かもしれないです。
注目してもらえればもらえる程、嬉しいというか、お客さんもすごく多いですし、7名しか出られないレースだと思うと、力が入りますね」
-プレッシャーを本当にいい方に変えているんですね。
「はい」
-話は変わりますが、最近の趣味は?
「それが趣味がなくて、探しているんですけど、ないんですよね」
-練習に一生懸命になり過ぎちゃうとそうなるんですね。
「いえいえ、練習はそんなに好きじゃないんです。奥井(迪)さんとか(梶田)舞さんとかそうかもしれないですけど。皆もう自転車大好き! っていう感じですけど、私は全然違いますよ(苦笑)」
-いやいや、これだけ頑張れる人はそんなことないと思います。
「いえいえいえ、そんなことないです(笑)」
-でも、それでも頑張れる理由は?
「勝てない時期が私は長かったので…。デビューしてすぐ奥井さんとか(小林)優香とか同期が強かったので、どんどん優勝していたんですけど、私はなかなか勝てなくて、悔しい思いをしていた時期が長いから、もう負けたくないって思えることがいいのかもしれないですね」
-充分に負けず嫌いですよね(笑)。
 では、ガールズグランプリを楽しみにしているファンの方にメッセージをお願いします。
「いつも、皆さんが応援してくださっているおかげで、この舞台に立てるので、平塚で恩返し出来るように頑張ります。応援よろしくお願いします!」
高木真備(たかぎ まきび)1994年8月17日生まれ。身長161.1cm、体重63.5kg。
-前夜祭の衣装は決まりましたか?
「はい、だいたい決めました。昨年は着物だったので、今年は着物じゃないものを着たいなって思っています」
-可愛い系? セクシー系?
「いえいえ、セクシー系はちょっと(笑)。もうサイズが(笑)。細い人なら何でも似合うんでしょうけど、出してもいい部分と控えた方がいい部分があるので(笑)」
-脚はそうなりますよね。
「です!(笑)」