ガールズグランプリ2017を優勝した石井寛子選手。デビュー以来ずっとガールズグランプリに出場し、5度目の出場を重ねた。そして、ついに優勝を果たした。落ち着いたレース運びで、最後の直線を追い込んで手にした栄冠に歓喜の涙を流した。
「言葉に出来ないくらい本当に嬉しいです。今までの4年間、無駄じゃなかったなと思いました」
-7番車で一番外枠からのスタートでしたが、発走機に立った時はどうでしたか?
「すごく冷静でした。あとは得意のスタートを切るだけだなと思っていました」
-スタートは思い切っていきましたね。
「ギアが重かったのが、ちょっと7番車でネックだったんですけど、出た瞬間、いつもの自分だったので、スタート取れてよかったです」
-初手の位置取りから、どんなことを考えていましたか?
「打鐘前が一度チャンスだなと思ったので、そこを思い切り踏むだけだと思いました」
-前に出た時は先行も考えていたんですか?
「先行のレースはあまりしていないので、先行の感覚はあまりわからないんですけど、とりあえず出し惜しみせずに飛んでいくことだけ考えて行きました」
-奥井迪選手が出てきた時に、長澤彩選手も来ましたが、その時は?
「奥井さんが来た時は、いつもの得意なパターンに持っていくまで気を引き締めて、ちょっと当たってもいるんですけど、ちゃんと自分のレースに持っていけたかなと思います」
-最後、踏み込んでいった時のタイミングなどは?
「力んだら抜けないっていうのは練習からやっていたので、もう力を抜いてというか、それを唱えながら踏んでいって、でも、差せたとはちょっと思っていなくて、奥井さんが強かったです」
-どの辺りで優勝したことがわかりましたか?
「バックにいたお客様に『寛子、やったよ!!』って言われて、そこでわかりました」
-最高の結果で2017年は終わりましたが、振り返ってどんな1年間でしたか?
「2016年のガールズグランプリがすごく悔しくて、終わった瞬間から『来年も絶対に出る!』って決めていて、12月に向かって、ちょっとずつちょっとずつ強くなっていけたと思います」
-調整は上手くいきましたか?
「はい、ガールズグランプリにバッチリ合わせられたと思います」
-2018年はどんな年にしたいですか?
「(2017年の)12月に練習している時に、2018年のことも考えていたので、一発目のトライアルから成績を残していきたいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「ここでやっと優勝することが出来ました。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
石井 寛子(いしい ひろこ)
1986年1月9日生まれ。身長160.2cm、体重59.5kg。
表彰式で涙が溢れてきた時は、どんなことを思い出しましたか?
「すっごい支えられたので、トレーナーさんもたくさんいて、身体のメンテナンスもいっぱいしてもらって、練習もいっぱい色んな人にしてもらって、そういうのがあふれ出してきて、本当に助けてもらいました!」