インタビュー



6月10日、取手競輪場でガールズケイリン2018インターナショナルが行われた。外国人選手の3人、現役ナショナルチーム2人を含む競技経験の日本人4人が戦うこのレース。最後はニッキー・デグレンデル選手とステファニー・モートン選手と大接戦になったが、タイヤ差でデグレンデル選手が優勝を果たした。
たくさんの努力をして頑張っていきたいです
-レースはどう組み立てようと思っていましたか?
「自分の強みはいいタイミングを待って、焦らずに行くことが自分の長所だと思っています。今回はメンバーも強い人ばかりだったので、ステファニー・モートン選手とローリヌ・ファンリーセン選手からあまり離れないように思いながら、全ての流れを見ながら走ろうと思っていました。今回はモートン選手が強かったので、どちらが勝ってもおかしくないと思っていました。ここまで外国人選手皆で仲良くやってきたし、もう姉妹のように仲がいいので、一緒に走っていて楽しかったですね」
-雨の中のレースは初めてということでしたが、大丈夫でしたか?
「はい、全然大丈夫でした」
-ゴールはモートン選手と接戦でした。ご自身が勝ったと思いましたか?
「いいえ。正直、モートン選手が勝ったと思いました。外国人選手同士で接戦になったのは2回目だったんですけど、前回のマチルド・グロ選手と接戦になった時は自分が勝ったと思ったけど、でも、その時はグロ選手が微差で勝っていたので、思っていたことと違っていました。今回は負けていたと思ったのに勝っていたので、エキサイティングでした。優勝出来てよかったです!」
-また、機会があったら日本で走りたいですか?
「はい、また日本で走る機会があったら必ず走りたいですね! とてもいい経験になっているし、屋外で走ることもいい経験になりましたし、自分の走りが強くなっていると思うので、呼んでもらえるならぜひ走りたいですね。選手として強くなるだけじゃなく、他の外国人選手や日本人選手と仲良くなったし、ご飯や文化を知る機会にもなったので、とても楽しかったです」
-2020年のオリンピックへの意気込みを教えてください。
「もちろん目指しています! あと2年あるという気持ちと、たった2年しかないという気持ちがあります。これからたくさん努力して、自分の強さを底上げして、経験もたくさんしていかなければいけないし、たくさんの努力をして選ばれるように頑張りたいし、また、メダルを獲りたいです!!」
ニッキー・デグレンデル
1996年10月11日生まれ。
2018年の世界選の女子ケイリンで優勝。6年前まで新体操をしていたが、自転車をしていた父の影響で自分も自転車を始めた。