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小林優香(福岡・106期)・梅川風子(東京・112期)
ガールズグランプリトライアル2019 梅川風子&小林優香が優勝!
11月19日から21日に小倉競輪場で行われたガールズグランプリトライアル2019。アメジストは梅川風子選手が優勝し、このトライアルレース連覇を果たしました。トパーズを優勝したのは小林優香選手が優勝し、この後にワールドカップ、ガールズグランプリへと弾みをつけました。
梅川風子(東京・112期・L級1班)
自分を信じることを大切にして、レースに臨んでいきたいと思います!
-優勝した心境は?
「嬉しいけど、まだまだかなと思います」
-連覇に関しては?
「本当にたまたまの奇跡としかいいようがないです」
-昨年から1年、少し立場は変わったかと思いますが、どのようにレースに臨みましたか?
昨年は挑戦者と言い続けていたんですけど、今年はそうでもなくなってきていたので、若干、気負っている部分もありながら、ガールズグランプリ自体はほぼ出場できそうだったので、気楽に走ろうかなと思っていました」
-レースを振り返っていかがでしたか? 初手は前からでしたね。
「たまたまですね。前からはあまり考えてなかったんですけど、出てみたら前からになってしまったという感じでした」
-展開はどう考えてましたか?
「必ず動くとは思っていたので、早め、早めに思っていたより動いて、打鐘からは少し落ち着いた時間もあったので、(児玉)碧衣ちゃんが来るのが予想以上に早かったし、そこは落ち着いて、落ち着いてって思っていました」
-児玉選手の後ろに切り替えたような感じでしたが、踏んだら合った感じだったんですか?
「吉岡(詩織)選手が来ていて、全く後ろの状況が見えなかったので、この流れなら(児玉選手が)来てしまうかなと思ったので、やはり、そこで来てしまったという感じでした。その後は、碧衣ちゃんのスピードをもらった感じでした」
-最後、直線で踏み込んだ時は?
「400バンクということで、直線も相当あるので、余裕を持ってというか、そこまで私は脚を使わなかったので、たまたまよかったと思います」
-ゴールしてから、お客様の声援はいかがでしたか?
「車券を私から買ってくれたお客様はよかったと思うし、応援してくださる方に、不甲斐ないレースもあるのですが、1つ1つこういうレースで恩返しをできればと思っています」
-ガールズグランプリまで約1か月ですが、どう過ごしますか?
「もう1か月と短いし、これから1か月で急激に何かするという訳ではなく、今年は1年間、私はガールズグランプリに向けてやってきたつもりなので焦らず計画的にやっていきたいと思います。本番ではしっかり自分の力を出せるようなメンタルをもっていきたいと思います」
-ガールズグランプリへの意気込みは?
「しっかり自分自身と向き合って、自分を信じることを大切にして、ガールズグランプリに臨めたらいいなと思っています」

11レース アメジスト決勝戦 ゴール

胴上げされる梅川選手




小林優香(福岡・106期・L級1班)
ナショナルチームの先輩たちのように自分もしっかり結果を出したいと思っていました
-数少ないガールズケイリンの参加の中で今回は勝つということが目標だったと思いますが、実際に優勝した心境は?
「このチャンスを頂けた中で、そのチャンスをしっかり掴めたことはとてもホッとしています」
-レースは、スローなスタートになりましたね。
「自分で考えていた中では早い展開になるかなって思ったんですけど、(逆に)落ち着いてレースを見れたことはありますし、最後は接戦になりましたけど、そこは同期3人(石井貴子、高木真備、自分)で切磋琢磨してやってきた部分だと思うので、『負けたくない』って思いで踏みました」
-まず初手は3番手でしたが、どういう風に見ていましたか?
「1番車だったので、いい位置が取れたなとは思いました。でも、位置取りはあんまり考えていなくて、そこからどう組み立てるか、誰が動くかを考えていました」
-スンナリと引いたのはその辺りの動きを見て?
「そうですね、包まれる展開だけはダメだと思っていたのでそこは落ち着いて臨めたと思います」
-仕掛けた時の自信は?
「あの位置からだと、上の方はきついんじゃないかと言われるんですけど、あの位置なら、普段練習している250バンクのスプリンターレーンの傾斜なので、あまり問題はなかったです」
-普段の練習が活きた感じですね。
「そうですね。やっぱり勝ちたい気持ちはありましたし、練習もしてきたので、脚は問題なかったので、あとはどう気持ちを持っていくかだけだったので、上手く噛み合ったかなと思います」
-優勝の手応えはどの辺りでしたか?
「ゴールした瞬間ですね。後ろに貴ちゃんがいるのはわかりましたし、彼女は差し脚があることもわかっているので、ゴールまで気は抜けませんでしたね」
-これでガールズグランプリ出場が決まりました。すでにナショナルチームの先輩、脇本雄太選手、新田祐大選手がグランプリ出場を決めていました。
「その2人の先輩は、海外の大会でメダルを獲っていますし、そういう先輩たちが、こういう緊張ある場で結果を出していたのを見てきたので、自分も負けないようにと思って今回は臨みました」
-ガールズグランプリまで約1か月ですが、どう過ごしますか?
「まずはワールドカップでメダルを獲って、そして、ワールドカップが終わった後にコーチと話をして、しっかりガールズグランプリに向けていきたいと思います」
-ガールズグランプリへの意気込みは?
「2015年以来の出場になりますが、しっかり優勝を目指して、そこで自分の実力を発揮していきたいと思います」

12レース トパーズ決勝戦 ゴール

胴上げされる小林選手