インタビュー

これからの活躍に期待がもてる現A級選手をピックアップする新企画『この選手に期待! A級注目選手インタビュー』
第1回目は、近況とても好調な坂本周作選手です。勝率は50%を越えるなど活躍中ですが、本人はまだまだだそうです。目標に向け、さらに頑張る坂本選手は乞うご期待です。
S級特進目指して、力をつけていきたいです!
-近況の調子は?
「成績はよくなっているんですけど、練習での強さは変わらないので、ちょっと不思議な感じですね」
-自分の感覚的にはすごくいいというわけではない?
「そうですね」
-でも、成績がよくなっているのはレースが上手くなっているからでは?
「そうかもしれないですね」
-2016年の目標は?
「後輩の新山(響平)がS級へ特進を決めたので、自分もそれに続きたいなと思っています」
-坂本選手の今の成績を見ると、もう少しって感じですね。
「そうですね。初日特選か決勝で大敗しちゃっているんですよね…。初日がいいと決勝が悪いし、決勝がいいと初日が悪いし、逆なんですよね(苦笑)」
-課題はどんなところでしょうか?
「気持ちですかね。初日がいいと何か緩んじゃうんですかね…。メンタル面がまだ弱いんだと思います」
-競走で一番心がけているところは?
「最近は勝てるようにって考えているんですけど、前までは先行、先行って思っていたんです。勝てるようにって思った方が成績はいいんですけど、捲りばっかりになっていますね」
-脚質は?
「自分は全然ダッシュがないので、地脚ですね」
-1周逃げても、スピードがほとんど落ちずに逃げ切ってすごいですよね
「地脚にはちょっと自信があるので、できればって感じですね」
-位置は、後方になっても問題ない?
「捲りも嫌いじゃないので、後方になったらなったで焦らず捲りにチェンジして走りますね」
-後輩の新山響平選手の存在は刺激に?
「はい、やはり負けたくないっていうのはありますね!」
-同期の皆さんも頑張っていますね。
「同期の皆も強いし、107期も強いので最近はより頑張っています」
-今の練習は?
「冬季移動で静岡に来て、競輪学校の方で頑張っています」
-冬季移動はいつからしていますか?
「12月に入ってからですね」
-練習グループの皆さんも?
「だいたい移動しているので、こっちですね。練習グループは、(坂本)貴史に、周輝、新山兄弟(将史、響平)らです。皆、強いので、僕が一番弱いんじゃないかな」
-バンクとか街道とか、どのような感じでやっているんですか?
「バランスよくですね。午前に街道に行って、午後はバンクっていうのが最近はメインです」
-坂本選手は北日本地区プロでも団抜き、エリミネーションで優勝とすごいですね。
「短距離では全然敵わないので、団抜きとかエリミネーションだとちょっと頑張れるので、そこ頑張っていますけど。高校とかも個人追い抜きとかやっていたので、そこは苦じゃないですね」
-ダッシュ力の強化も課題ですか?
「そうですね、ダッシュ力をつけることをメインで練習しています」
-得意なバンクは?
「400は好きですね。33はちょっと苦手です。ダッシュがないので、突っ張られたりするので、やっぱり400が一番得意ですね」
-捲りはどこから行くとか考えているんですか?
「もう緩んだら行くって感じですね」
-どこからでも行く走りは上手いなって思っています。
「王者の競走だってバカにされるんですけど(苦笑)、ちょっと、最近は構えすぎていますね…。もっとラインで決めたいんですけど、先行で。最近は捲りに頼っちゃっていますね。
もっと先行で勝たないと上では通用しないと思うし、下では(今は)先行の方がいいのかなと思っています」
-でも、真面目な性格が競走にも表れているんですね
「いや、まだ甘いので、もっと自転車漬けになった方がいいですね」
-では、最後にファンにメッセージをどうぞ。
「最近は捲りばっかりで申し訳ないので、もっと先行、先行で力をつけて、S級に上がりたいです!」
坂本周作(さかもと・しゅうさく)
1992年5月13日生まれ。身長169cm、体重78.1kg。 坂本選手の最近の趣味は「青森にいた時はよくDVDとか見ていたんですけど、今は静岡にきて1人暮らしをしているので、そういう時間がないですね。常に自転車のことを考えているというか。家に帰ってきて、自分で食事を作って、洗濯とかしたら、後はもう寝るだけなんで。逆にそれがいいのかもしれないですね。自転車、自転車のことばっかりで」