9月6日、青森記念最終日第9レースに、第6回KEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)が行われました。
世界で活躍する渡邉一成が一番人気に応え、10秒5の上がりタイムで、快勝しました!
来年はリオ五輪も控えており、これからの渡邉の活躍に期待したいですね。
レース後インタビュー
◆1着の渡邉一成選手
「(並びは)車番的に前、でも、スタートが早い人がいたら後ろでもいいと思っていました。誘導退避のタイミングで思い切って行かれる展開になるよりは、しっかり動きを見て位置を取って、セオリー通りのレースと思っていました。バックでは、後ろの動きを見るよりも発進しました。あとはもう後ろがついてきてもこなくても、自分がどれだけ我慢出来るかの勝負だと思いました。(結果を)求められるレースだと思っていたので、いつもと違った意味での緊張感がありました。普段と違ったスピード感は出せたと思いますが、物足りないと思ったお客さんもいるかもしれないけど、400バンクではこれが限度ですね。(ナショナルチームの)前回の合宿では追い込みすぎて疲れが出てしまったので、今回(9月7日~11日)は調整して、万全の状態でオールスターに臨みたいです。33バンクは得意なんで、スピードある、迷いのないレースをしたいと思います!」
◆2着・前反祐一郎選手
「7番車できつかったですね。あの並びになったら6番手だし、抜けるところまで抜くしかないって思っていたら、藤田君が仕掛けてくれました。後ろで一成が車間空けていたのもわかったので、あのままだったら6着が精一杯だから、だったら、仕掛けて一か八かと思いました。これは2着が優勝でしょう、1人はバイクですから、あれはレベル違いすぎます(笑)。一成の上がりタイムが10秒5ですからね。でも、僕はこっちの自転車の方が好きなので、楽しかったですね」
◆3着・田中晴基選手
「ああいう並びになってしまったら動けないですよね。もう一成はバイクみたいでしたね(笑)。後ろを1回も振り返りませんでした。前反さんを越えられれば、2着だったけど、苦しかったですね。このレースの一番の違う点はラインがないところですね。とりあえず一成さんの後ろを取れたから、そこからって感じでした」
◆4着・小川勇介選手
「けっこうスピードが出ていました。よくわからない内に終わってしまいました。藤田が行った時に、もう1人追いかけて、(渡邉を)内に閉じ込めてというのが理想でしたね」
◆5着・山田敦也選手
「なんか緊張しました。流れにも乗れたし、まぁまぁ走れたと思います。あとは脚でしたね。(西岡が来た時は)ちょっとびっくりしたけど、俺も空けていたのはわかったので入ってきたら入ってきたでと思いましたが、でも、ルールで思い切っては来ないだろうから、あとは脚だって思って行きました」
◆6着・西岡拓朗選手
「内をすくわれたけど降りられないし、仕方ないですね。1車でも前と思って、すくい返したけど、あれ以上はいけないですからね。ふんわりいっていたら、外行かれちゃいました。次にこういうレースになった時は今回の教訓を活かして頑張ります」
◆7着・藤田勝也選手
「行った時に前にいた人が切り替えてくれたら面白かったんですけど、前反さんだけだったので2車って形になって、一成さんが3番手に入ったのが見えました。ホームが追い風だったし、ある程度、尻をあげていかんといけないと思ったけど、スピードが違いましたね。車番も車番だし、前で一成さんが車間を切って見ていたのもわかったので、突っ張られてもイヤだし、切るところまでしっかり切って、あとは流れと思っていました。やることをやって、脚負駆けだったので、しょうがないです」