インタビュー


10月4日、京都向日町記念第11レースに、第7回KEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)が行われました。
ナショナルチームでも活躍する早坂秀悟が最終ホームから一気にカマし、先行して後続に追い込まさせず人気に応え、優勝を飾りました。先日行われた北日本地区プロ選手権自転車競技大会の1000mタイムトライアルで1分2秒台の好タイムをたたき出した脚を見事見せてくれました。


レースを待つカーボンフレームのトラックレーサー達。
レースは、7番菅田和宏が前を取り、先頭員以下、7番菅田、6番荒木伸哉、1番三谷竜生、2番高原仁志、3番早坂秀悟、4番原誠宏、5番河村雅章で周回を重ねる。打鐘2センターから後ろを見ながら1番三谷が上昇、しかし、7番菅田が突っ張る。2人の叩きあいを最終ホームで3番早坂が一気に叩く。その3番早坂を4番原が追う。そのまま3番早坂が押し切って1着。2着に4番原。3着に7番菅田が入った。

発走機に着く7選手

スタート

周回

打鐘。この時点では誰も動かず。

残り1周。7番菅田と1番三谷の叩き合いを大外から捲る3番早坂。

最終バック前。

ゴール前の攻防。

ゴール

優勝インタビューを受ける早坂。

同県の先輩である菅田和宏(右)と早坂秀悟(左)
レース後インタビュー
◆1着・早坂秀悟選手
「打鐘で動かないのは予想していました。竜生もあそこの位置で、菅田先輩が駆けたらやばいから、車間は切れないと思ったし、だから竜生が踏んだと同時に菅田先輩が下げるか前に踏むかで、自分のタイミングを取ろうと思いました。竜生が突っ張られて下がってきたから、これは菅田先輩の前まで出た方がチャンスだと思いました。菅田先輩が強いのもわかっていたし、今回は菅田先輩と竜生の動きを見ながらレースを組み立てました。きつかったですね。もう少し踏めるかなと思ったところで、ゴール前が苦しかったです。でも、これがまた同じような力の人たちで走るとどうなるか、また楽しみですね。ナショナルチームが3人になったらとか、もっと対策を考えて、面白いレースを見せられるようにしたいですね。今回は落ちついてはいたけど、緊張はしました。ナショナルチームの面々がチラチラって浮かんできて(笑)」

◆2着・原誠宏選手
「よくやった方だと思います。(位置は)やはり早坂君が一番強いので、強い人の番手を狙いにいきました。この自転車で練習してきたかいがあって、出ましたね。運と展開に恵まれました」
◆3着・菅田和宏選手
「きつかったですね。車番もよくなかったので、とりあえず前を取ってから考えようと思って、後ろから三谷君が抑えながら来たので、突っ張って、それで、早坂君が来るのが1人だったらよかったけど、ついてきていたので、チャンスなかったですね。惜しかったです…。最近あまり調子がよくなかったけど、今回はよく走れたと思います。自転車のおかげですね。かなり、いい刺激になりました。早坂の捲りがよかったし、あれは番手にいないと勝負にならなかったですね」
◆4着・高原仁志選手
「単調なレースでしたけど、スピード感はあったかなと思います。位置取りが全てかなと思います、出来ることは限られているので。後ろよりも前の組み立てと思ったけど、結局は後ろになったので、どこかでと思っていました」
◆5着・三谷竜生選手
「中途半端になってしまいました。出させてもらえるかなと思っていたので、突っ張られてしまい、そこが甘かったです」
◆6着・河村雅章選手
「いい位置が取れませんでした。5番車だといい位置取るのは難しいです。ただ、早坂君のダッシュについていけなかったのが、残念でした。セッティングが出ないし、乗り慣れてないけど、でも、乗っちゃうのでスピード感はありました」
◆7着・荒木伸哉選手
「難しいですね、判断が。竜生がカマしてきた時、出切っちゃおうかなって思って、菅田君と車間を空けていたら、入られたので、そこでしっかりついていればよかったです。せっかく行ってくれて、普段なら前についていってと考えるけど、その辺がいつもと違うから、次から次に来て、頭がパニックになりました」