インタビュー


集合写真

2月2日、高松競輪開設65周年記念(GIII)玉藻杯争覇戦の最終日9レースに第10回KEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)が開催されました。鋭い差し脚を発揮した柏野智典が、四国初となるエボリューションを優勝しました。

レースは、スタートで柏野智典が前を取るが、その前に松浦悠士が入り、松浦、柏野、金子哲大、松崎貴久、松坂洋平、岡村潤、篠原龍馬で周回を重ねる。先頭員が外れた残り1周半の打鐘過ぎから金子が上昇し、先行する。最終ホーム前から最後方から篠原が仕掛けるも5番手で止まり、行き切れず。最終バックで松坂が捲っていくが、それに合わせて松浦も仕掛ける。混戦の中、直線に入り、鋭く伸びてきた柏野が優勝を決めた。2着は逃げ粘った金子。3着に松崎。

レース後インタビュー
◆優勝・柏野智典選手
「いつもと違ってヨコの動き規制とか中につまる可能性とかもあったけど、あまり考え過ぎない方がいいだろうと思って、ケイリンは競輪だと思って走りました。この自転車は、地区プロとか全プロでケイリンかエリミネーションを走っているんです。やはり優勝は嬉しいですね、また頑張ろうって気持ちになります! 気持ちもあがったし、追加だったけど、走ってよかったです」


優勝した柏野智典選手
◆2着・金子哲大選手
「もうちょっとで優勝も見えていたんですけどね…、最後きつかったですね。作戦的には松浦君の後ろを狙っていきたいなと思ったけど、柏野さんが松浦君の後ろに入っちゃったんで、それで自分の後ろを見たら松崎さんだったから、これは駆ければ最後は松崎さんとの勝負になるなと思ったんです。車番的に自分の後ろが松坂さんだったら2コーナー捲りだろうと思ってたけど、見たら松崎さんだったので、仕掛けてもいいなと思って行きました。この自転車でもがいてなかったら、全然でしたね。もう少し合わせていたら、優勝だったのに、悔しいですね」


2着の金子哲大選手
◆3着・松崎貴久選手
「状態があまりよくなかったので人の後ろって思っていたら、金子君の後ろに入れて、金子君の後輪だけ見て走っていました。かぶらないようにだけ牽制しながら走っていたんですけど、最後、ちょっと中割られたのは悔しいけど、しょうがないですね」
◆4着・松浦悠士選手
「がっくしです。普段、飛びつくことがないので、そこで脚をつかったかなというのと、松坂さんが来るのが見えて自分のタイミングじゃなく行ったので、そういうところが響いたのかなと思いますけど…、余裕はあったんですけどね。悔しいです。また本業で頑張ります!」
◆5着・松坂洋平選手
「流れを見て、どこから仕掛けるか考えていたんですけど、(自転車が違うと)流れちゃって、後ろにいては勝負にならなかったですね。次は漢字の競輪で頑張ります!」
◆6着・岡村潤選手
「洋平の後ろが取れたので、自分で動くよりは洋平はタテもあるしと思ったんですけど。仕掛けてくれれば、余裕はあったので、何か出来るかなと思ったんですけど、自分で動けばよかったかなと反省もあるので、それは次のレースで活かせればいいなと思います。この自転車はダッシュとか楽なんで、スピードに乗ったらタレないし、その辺の楽さはいつもとは違いますね」
◆7着・篠原龍馬選手
「ちょっと位置が悪かったですね。考える内にどうしていいかわからなくて、1回切っても後ろになりそうだし、流れてからの後ろだったらいいけど、レースが流れる前のあれだったんで、でも、もっと積極的に行かないといけなかったですね」

レース前の7台並んだカーボンフレームの自転車

周回

打鐘

打鐘過ぎ3コーナー

最終ホーム、金子が果敢に逃げる

最終バック

直線の混戦

ゴール

優勝インタビューに笑顔で応える柏野