インタビュー

7月10日、熊本地震被災地支援競輪 小松島競輪開設66周年記念阿波おどり杯争覇戦(GIII)の最終日第9レースに第11回KEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)が行われました。永井清史がメダリストの意地を発揮し、優勝を決めました。

レースは、永井清史が前を取り、誘導員以下、永井、山口貴嗣、椎木尾拓哉、根田空史、山形一気、金澤竜二、石川雅望で周回を重ねる。残り2周から石川がゆっくり上昇し、打鐘で先頭に立つが、それを根田が叩きにいく。合わせて永井も動き、番手の内で並走。最終3コーナーあたりで山形が後退。最終4コーナーから追い込んできた永井が優勝。追い込んできた山口が2着、椎木尾が3着に入った。永井は、北京オリンピックでも使用した愛車で参加したが、やはり相性ばっちりのようだ。
レース後インタビュー
◆1着の永井清史選手
「日本の競輪もカーボンになってほしいですね(笑)。北京オリンピックは8年も前なんですけど、自転車は乗り心地いいですね。スタートで前が取れたし、根田君が強かったので、そこを意識していました。根田君のダッシュだったら、後ろが離れる可能性はあるし、ヨコの動きもないから、番手も取れるかなと思っていました。(番手にはまってからは)根田君のかかりがよかったので、誰も仕掛けてこれないと思いました。最終4コーナー回っていい感じだったので、後は根田君を抜くだけだって思いました。日本の競輪で勝っていかなきゃいけないので、次の競輪で勝ちたいですね」
◆2着・山口貴嗣選手
「最初からあの位置を狙っていたわけではないですけど、永井君が前を取りそうだったので、永井君は競技の経験もあるし、何かやってくれるかなと思ったので、最終的にあの位置に絞りました。感触はよかったです」
◆3着・椎木尾拓哉選手
「終始離れっぱなしでしたけど、最後はなんとか突っ込めたかなと思います。永井さんの後ろに集中してついていけば、もっと行けたかもしれないけど、そこがもったいなかったですね。いい練習になりました」
◆4着・根田空史選手
「永井さんが強かったです。もちろん優勝を狙って先行だったんですけど、今日は早目の先行を心がけていたので、思った通り先行出来てよかったです。ナショナルチームみたいにカーボン自転車にずっと乗っていれば、慣れるんでしょうけど、たまにしか乗らないと、慣れないですね。硬すぎちゃいます。セッティングが難しいですね」
◆5着・金澤竜二選手
「最後にカマシたいということしか考えてなかったので、流れ込んじゃいました。石川が切ったところを、根田が切って、そこをかまえればいいなと思っていたけど、そうしたら根田君が構えてから行ったから、どうしようかなって見ちゃいました。考えすぎちゃいました。でも、楽しかったです。また走らせてくれたら、今度は違うレースが出来ると思うので、また走りたいですね」
◆6着・山形一気選手
「根田の後ろからと思っていたけどね。ヨコが出来たら、取り切れていたけど、今回はそれがダメだったので仕方ないです。ダッシュもついていけたし、余裕もあったからついていけるかなと思ったけど、あのスピードはついていけないです。もう少し見せ場を作りたかったですね。また機会があったら頑張りたいと思います」
◆7着・石川雅望選手
「上がっていった時に誰かついてきてくれたらよかったけど、誰も来ませんでしたね。周りが強すぎました。自分の力不足です。調子は問題ないので、また次頑張ります」

集合写真

優勝の永井選手

2着の山口選手

3着の椎木尾選手

4着に終わったが強い先行力見せつけた根田選手

周回

残り2周

打鐘

最終ホーム

最終バック

最終4コーナー過ぎの混戦

ゴール

笑顔でインタビューを受ける永井選手