インタビュー


9月27日、玉野競輪「被災地支援 国際競技支援競輪」の最終日、第9レースに通算13回目となるKEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)が行われた。今回は、リオオリンピックでも活躍したフランソワ・ペルビス、テオ・ボスの2人が参戦した。

レースは、山中秀将が前を取り、それに坂本貴史、北野武史、友定祐己が続いた。ボスが上がってきたが、前2車は入れず、友定が入れた。並びは山中、坂本、北野、ボス、友定、ペルビス、小林大介。打鐘から山中が先行、ボスが打鐘2センターから仕掛け、番手でいったん入り、すぐさま出ていく。その外を友定も仕掛け、最終2コーナーまで3車並走。最終バックでは山中が前に出て、ボスと友定が並走。ボスが前に踏んでいくと、後方から小林も捲ってくるがボスに合わせられる。直線でボスが抜け出す。坂本が追い込むも届かず、優勝はボス。2着に坂本。3着に北野。優勝候補のペルビスは内につつまれ、残念ながら4着に終わった。
レースダイジェスト

スタート

テオ・ボス

周回中

打鐘過ぎ2センター

最終ホーム

最終バック

ゴール前

ゴール
レース後インタビュー
◆優勝・テオ・ボス選手
「出来たら誘導員の後ろを取りたかったけど、1番が入れてくれて、よかったです。最後は全開で踏みました。(久々に日本で走り)楽しかったです。エボリューションは初めてなので、緊張したけど、優勝出来てよかったです。(優勝賞金は)今のアパートの家賃と日本に来るまでの旅費、あとは貯金します。また日本で走りたかったので、ここからまた頑張りたいと思います」


優勝のテオ・ボス
◆2着・坂本貴史選手
「山中さんはダッシュがすごいのでカマすのはきついかなと思ったんですけど、番手が取れたので、外国勢よりも先に仕掛けたいと思っていたんですけど、トルクが違いましたね。それは昔から思っていたことですけど。やっぱり優勝を狙っていたので、2位は悔しいですね。次は親王牌なので、頑張りたいと思います」

2着の坂本貴史
◆3着・北野武史選手
「10回走って1回か2回あるかという展開に恵まれました。僕の他の選手は皆脚があるから、ちょっと詰まると行こうってなると思うけど、そこをじっくり展開を見ていました。ケイリンは展開大事です!」

3着の北野武史
◆4着・フランソワ・ペルビス選手
「ミスでした。今の気持ちはハッピーではないですね…。テオを追走しようと思ったけど、中に差し込んでしまったので、自分の思ったように行けませんでした。今日は失敗しましたが、これを教訓に、これからいいレースをしたいと思います」
◆5着・山中秀将選手
「エボリューションは楽しかったです。パッと坂本君が後ろだったから、僕が先行する形になるんだろうなと思いました。ペルビスは先行しないだろうから、ボスが来たら、その後ろに入れたらいいと思ったし、突っ張れたら突っ張ろうと思っていたので、自分の思い通りには走れたと思います。坂本君がしっかりついていてくれて、僕がボスをもう少し突っ張れたら面白かったけど、坂本君も自分で動く選手だから、なかなか前の選手の動きに合わせて動くのは難しかったと思います。カーボンの自転車は軽いし、僕に合っていると思ったし、タイムも出ていたので、悪くはなかったと思います」
◆6着・小林大介選手
「ペルビスの後ろだったので動かなかったかもしれないけど、先に動きました。何もしないよりかは何かしたかったし、力は出し切れたと思います。結果はよくなかったですけど、いい経験になりました」
◆7着・友定祐己選手
「ボスがあがってきたから入れました。ボスをどうにかしたら、楽になるんですけど、でも、出来ないし…。(ホーム前の勢いのまま)ボスがあのまま行ってくれたら面白かったんですけど、休むと思いませんでした。でも、攻めることは出来たので、何もせずよりはいいと思います」