通算18回目のKEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)が2月10日から12日に渡り、小田原競輪場で行われました。
今回は、第9回以来の3日制の開催になった。ガールズケイリンと同じ概定番組で、初日、2日目に予選を行い、ポイント上位7名が決勝に進出します。
激戦を制し、優勝を果たしたのは山本直。初日から積極的に駆けていて、決勝戦も見事に逃げ切りで飾りました。
初日 予選1
1Rは、元ナショナルチームの森山智徳が逃げ切って1着。2着にその番手にはまった村上直久。3着に大森慶一。
2Rは、山本直と松山桂輔が最終1コーナーから叩き合う展開になった。松山の番手にいた北川紋部が追い込んで1着。2着に山本。3着に吉原友彦。4着に松山が入った。
2日目 予選2
1R、打鐘から駆けた山本、その番手に入った河野通孝が交わし、河野が1着。2着に山本が逃げ粘った。3着に畑段嵐士が入った。
2R、打鐘から村上が仕掛けるが、それを森川大輔が叩く。しかし、それを捲って松山が1着。2着に大森。3着に北川。
最終日 決勝戦
第18回KEIRIN EVOLUTION 決勝戦番組
1番 山本直 101期
2番 河野通孝 88期
3番 大森慶一 88期
4番 村上直久 95期
5番 森山智徳 98期
6番 松山桂輔 98期
7番 北川紋部 78期
レースは、山本がスタート取り、4番手に村上がいたが松山、北川を入れ、最終的な並びは山本、河野、大森、松山、北川、村上、森山になった。打鐘から松山が仕掛けていくが、山本が突っ張って先行。松山が後退するが、最終バックから村上が捲っていくが、山本が突っ張り切った。そのまま押し切り山本が優勝。2着に河野。3着に大森が入線。
決勝戦後インタビュー
◆優勝の山本直選手
「競技の経験はなかったので、来る前は不安だったけど、力を出すだけだなと思って、それがいい方向にいきました。初日はちょっと戸惑ったけど、普通にもがいて変わらないなって思ったので、それ以降は普通と変わらずに走れました。
決勝戦は1番車だったので、いい位置が取れたし、あとはもがくだけだなと思っていました。2日目に後ろに交わされたので、最後まで気は抜けなかったですね。けど、もう一回踏めたので、これはいけたなと思いました。積極的に行けば、なんとかなるなという感じなので、また競輪で頑張ります。もともと、そっちの方が得意なので(笑)」
◆2着の河野通孝選手
「ずっと外にいたので、普段だったら一発もっていって、自分のコースを作るんですけど、それは出来ないんで苦しかったですね。でも、山本君が強かったです。
今回は走っていて余裕があったので、意外に走れるものですね。スピードは出るけど、自転車自体が軽いので、身体の疲労は少ない感じがします。それに1周半の勝負なんで、そこもいつもとは違いますからね」
◆3着の大森慶一選手
「山本のかかりもよかったし、狙うならあそこから行かなきゃいけないと思いました。
エボリューションは全然ちがいましたね。この自転車はスピード出るし、流れるし、でも、レースも読めないので難しかったですね。特に33だし、後ろにはならないように気をつけました。でも、走って楽しかったですね」
◆5着の北川紋部選手
「村上君の後ろにスイッチ出来て、あれで出切ってくれていたら、優勝はあるかなってちょっと期待したんですけどね。今回は楽しかったです。決勝に乗れて、村上義弘さんじゃないけど。僕もおじさんに夢を与えられたかな?(笑)。エボリューションはまた走りたいですね。それと競輪でも頑張りたいと思います」
◆6着の森山智徳選手
「やっぱり人任せはよくなかったですね。北川さんに入られた時にちょっとゆるんじゃいました。あそこで脚を使っちゃいました。もうゴール勝負と思ったけど、ダメでした。でも、楽しかったです。エボリューションレースは、普段とは違いましたね。スピードもあるし。逆に鉄のフレームに乗った時がちょっと心配ですね(笑)」
◆7着の松山桂輔選手
「誰も動かなかったんで、しょうがないですね。なまじ中団が取れちゃったんで、ちょっと周りを見過ぎちゃいましたね。もっと自分で動いていけばよかったです。それで、行ったけどダメでしたね」
集合写真 |
最終4コーナー |
最終4コーナー |
ゴール |
ゴール |
スタート |
周回 |
打鐘過ぎ |
最終ホーム |
最終バック前 |
ゴール |
優勝した山本直選手 |