第20回目となるKEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)が、4月8日からの川崎競輪開設68周年記念「桜花賞・海老澤清杯」最終日に行われ、好位置から豪快に仕掛けた栃木の長島大介選手が優勝を果たしました。
レース後インタビュー
◆優勝の長島大介選手
「初めてのエボリューションで何もわからなかったので、とりあえずスタートで出たところからと思っていました。3番車だったから、雰囲気的には真久留君の3番手かなと。(和田が)先行したら3番手から勝負で、誰かが抵抗したときは、その上を真久留君より先にいこうかなと思っていました。内に来たのが怖かったですけど、ホームくらいからなら仕掛けようかなとは思っていたので。真久留君がどれくらい力を残しているかわからず怖かったですけど、思い切りいきました。出切ってからはペースでゴールまで踏もうと思って、とりあえず真久留君は越えたので、あとはどうにかなるかな?と。ラッキーでしたね。カーボンは高校時代から乗っているんですけど、こういうレースは初めてなので面白かったです。自転車競技も好きで、チームスプリントをやっているんですけど、来月に全プロがあるので、そこでも負けないように。寬仁親王牌の特選スタートを狙って頑張りたいと思います」
◆2着・吉田茂生選手
「4番車だったので、4番手を取って。最悪でも長島さんが仕掛けると思っていたので、そこに付いていくか、遅めの仕掛けだったら自分で仕掛けていこうと思っていました。(最終ホームで)遅れないようにと思っていたら、内に差してしまって。でもそのあと武藤君が内をすくってきてヒヤッとしたけど、遅れないようにしていたら、ちょうど(長島が)仕掛けてくれたのでスイッチしました。付いていったときは『ヨシ!』と思ったんですけど、最後は(長島が)伸びていきましたね。エボリューションは楽しかったし、(1着取れず)もったいなかったけど、やった方ですね」
◆3着・飯塚隼人選手
「スタートはあそこしかないので。誰も動かないし、あんなに(ペースが)緩むとは思わなかったです。(和田が)めっちゃ流していましたね。(3着で)結果は良かったですけど。(悪天候は)そんなにも気にならなかったし、こっち(カーボンフレーム)の方がめっちゃ流れるので楽でした。これが競輪にも繋がったら良いですけどね。また頑張ります」
◆4着・和田真久留選手
「前受けはそこまで想定はしていなかったんですけど、みんなが(前に)出なかったので、出た感じです。そこから、誰もびっくりするくらい来なかったのは予想していませんでした。もっと腹をくくって早く踏んでいれば良かったんですけど、追い上げも来ていたりして、後ろからの捲りも見えなくて踏み遅れてしまいました。先頭を走って、合わせ切れなかったので…。風も強くて、走りづらかったです。また頑張ります」
◆5着・筒井敦史選手
「初手(和田の後ろ)はバッチリ良い感じで、カマされることなくできたと思ったんですけど、和田君がちょっとミスってましたね。和田君ならあと2段階くらい上がると思うのに、追い上げみたいなのも来たから、ちょっと踏んで休んだ感じでした。そこから踏み上げていましたけど、向こう(長島)もスピードに乗せてきた感じだったので。あの位置は和田君任せになってしまうので、あそこで出られると厳しかったですね。でも思ったよりは気持ちよくレースできて、余裕もあったので、またこういう機会があったら、もうちょっと良いところを見せたいですね」
◆6着・大塚英伸選手
「7番車なので、スタートを取りにいっても入れなくて、また元の位置に戻ってしまうと思ったので、それならタイミングをずらして1車か2車くらい前に出ようと。そこは作戦成功でした。でも、そのあとにバックを踏み切れずに外にはずしたら、武藤君が内に来ちゃって…。ああなったら、いくしかなかったです。普段動いていないから、きつかったですよ。結局は初手で僕の前がワンツーですから、付いてれば3着でしたね。でも、一瞬でも見せ場は作れたと思うので。また走れるなら、今度はもっと内枠がほしいですね」
◆7着・武藤龍生選手
「上手く流れに乗れなかったですね…。みんなが(隊列を)はずしたときに、自分も外にはずそうと思ったんですけど、内にいっちゃって。そのまま前々に踏んじゃおうかなと思っていったんですけど、全体的に踏み遅れていましたね。難しかったです」