インタビュー

福井競輪場、開設67周年記念・不死鳥杯(GIII)の最終日(7月25日)第9レースに行われた第24回KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)。
昨年の玉野競輪場で行われた第13回に続き、テオ・ボスが2回目の優勝を飾りました。

レースは、誘導員以下、笠松信幸、掛水泰範、吉永和生、櫻井正孝、中井俊亮、テオ・ボス、中村淳で周回を重ねる。打鐘から櫻井が上昇するも、合わせて掛水も動く。ボスが最終2コーナーで捲っていくと、それに合わせて中井も踏んでいくが、その上をボスが一気に捲っていった。ボスが後ろを大きく引き離して1着。2着は吉永が追い込んだ。3着に笠松が入った。ボスの上がりタイムは10秒1と驚異的なタイムでの優勝となった。

周回

残り2周

最終ホーム、先行する掛水

最終バック

最終2センター

ゴール

爽やかな笑顔でガッツポーズ

優勝のテオ・ボス

2着の吉永和生

3着の笠松信幸
レース後コメント
◆優勝のテオ・ボス
「2番車と1番車が強いと思っていましたが、1番がなかなか仕掛けないので、残り1周くらいで自分で仕掛けました。踏んだ瞬間に、自分の中でこれはいいスピードだと思ったので、感触はよかったです。競輪の開催と開催の間はカーボンで練習しているので、自分にはこのレースは有利だったかもしれません。でも、カーボンで走る時はもっとギアをかけて走っているので、そこは苦しかったけど、脚の回転力でカバーしました。カーボン自転車で競輪場を走れて嬉しかったです。とてもいい経験になりました」
◆2着の吉永和生
「日本人中の優勝です(笑)。初手の位置がいいところを取れて、思った通りの展開になりました。カーボンのフレームはあまり乗ったことがないから緊張したけど、流れるから、また競輪とは違いましたね。また頑張ります」
◆3着の笠松信幸
「7番車なので、前へと思っていったけど、一番前はきつかったですね。誰か来てほしかったです。ボスには対応し切れなかったけど、最後も余裕あったんですけど、ヨコはしちゃいけないし、…少しもったいなかったですね(笑)。けど、そこはルールなので仕方ないです。また選ばれたら走りたいですね」
◆4着の櫻井正孝
「悔しいので、もう1回走りたいですね!!」
◆5着の掛水泰範
「来そうだったし、かぶってしまったらダメだと思ったので、行きました。最後、タレてしまいましたね。きつかったです。ちょっと踏み過ぎました」
◆6着の中井俊亮
「もう少し前を取りたかったけど、ボスの前になってしまって、先に仕掛けたいなと思ったんですけど、力不足でした。ボスが強かったですね。やはり、いつもと違ってラインがないので、仕掛けどころは難しかったです。でも、いい経験は出来たので、またエボリューションを走れる機会があったら、頑張りたいと思います」
◆7着の中村淳
「初手は失敗したけど、ボスの後ろだったし、もしかしたらと思ったけど、そんな甘い位置じゃなかったです(苦笑)。ボスは尋常じゃないスピードでした! 他の選手は前回で駆けているのに、彼だけ周回しているみたいなフォームで駆けていって、こんなに違うのかって思いました」