インタビュー

第26回KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)は、マティエス・ブフリ選手が優勝を決めた。
織田信長公岐阜入城・岐阜命名450年 開設68周年記念 長良川鵜飼カップ(GIII)の最終日の第9レースに行われた今レースは脇本雄太選手の先行をブフリ選手が交わすレースになった。
レースは、雨谷一樹がスタート飛び出し、雨谷、ブフリ、脇本、長尾拳太、齋藤登志信、大崎飛雄馬、海老根恵太で周回を重ねる。打鐘で脇本が仕掛けようとすると、合わせてブフリも踏む。脇本が前に出切って、ブフリが番手にはまった。先行する脇本、車間をあけてブフリで一本棒で最終バックを通過。直線に入り、ブフリが追い込んで優勝。2着に脇本が逃げ粘った。3着に雨谷が入った。


スタート

周回

打鐘

最終ホーム

最終バック

ゴール

優勝のブフリ選手
レース後インタビュー
◆優勝のマティエス・ブフリ選手
「今回は、誘導員の後ろに雨谷一樹さん、強い脇本雄太さんと自分がついて、もうそれが勝負の分かれ目になったと思います。また、違う展開になっていたらもっと危なかったかもしれないけど、すぐ目の前に脇本さんという標的がいて、自分にとってはいいポジションでレースが出来たと思います。彼が風の抵抗を受けてくれたので、それで脚をためられて一気に行けたことが勝因につながったと思います。最後の半周で、どういう動きをするか考えましたが、コーナーに脇本さんがいい形で入っていったので、その外にまわるのは苦しくなるかと思い、直線に入って自分のスピードも乗り、彼を交わすことが出来ました。そのひとレースに全部を大切にしなきゃいけないという意味では単発レースは緊張します。そして、このレースはインターナショナルのケイリンに近いので、やっぱりプライドにかけて、負けるわけにはいかないという気持ちで走りました」

◆2着の脇本雄太選手
「先行は決めていました。やはりブフリを行かせては勝てないですからね。初手はあの位置取りだったので、積極的に仕掛けないと勝てないと思いました。あくまでケイリンは1対1ではないんだと思って、先行勝負したかったのですが、なかなか思い通りの形にはならなかったですね」
◆3着の雨谷一樹選手
「前で決まってしまった感じになってしまいました。脇本さんが来たのが見えた時にその後ろを狙ったんですけど、ブフリも来て、そこをちょっと油断したというか、そこで脇本さんの後ろに入っていれば、ブフリを後方におけたんですけど、そこが甘かったですね。あとは力が足りませんでした。また次頑張ります」
◆4着の長尾拳太選手
「初手で強い人たちが前になったので、あまり動きのないレースになるなと思いました。脇本さんが行った時についていけばよかったんですけど、ブフリも動いたので、あそこでついていくと浮いて、出ていけるかは脇本さん次第になるなと思ったので、それよりはその場所にいて、ブフリが早めに行ってくれたら面白いかなと思いました。でも、ブフリが行くのが遅かったので。脚に余裕があったし、もったいなかったですね」
◆5着の齋藤登志信選手
「走り慣れている選手たちが前にいてのレースだったし、なんか終わっちゃったって感じなので、初めてのエボリューションだったし、正直、もう一回走りたいのが本音ですね」
◆6着の海老根恵太選手
「位置取りが失敗しました。外枠の人が前に行ったし、内側も皆前に行かれちゃったので、その時点でちょっとダメですね。やっぱり、いつもと違うので難しかったですね。差し込んじゃダメだしとか考えていたら、レースが始まってしまいました。情けないレースでしたね」
◆7着の大崎飛雄馬選手
「世界のトップのスピードで大変でした。ホームで、内に差してしまったので、そこで終わってしまった感じでした。海老根さんも僕の内に差し込んでいたらしく、申し訳ないことをしました。インターナショナルのルールなんで、ヨコ出来ないし、難しいですね。出来たら、もう一回走りたいです」