インタビュー

通算28回目のKEIRIN EVOLUTION(ケイリンエボリューション)は、11月17日から19日、伊東温泉競輪場を舞台に行われました。小倉、小田原に続き、3回目のトーナメント制のエボリューションは、33バンクということもあり選手たちも苦戦していました。そんな中、安定した強さを見せていたのはシェーン・パーキンス選手でした。

14名勢ぞろい!

◆初日 予選1
10レースは、佐藤友和が逃げ切り1着。2着に佐藤マークの吉田勇人。3着に稲毛健太。4着にトマシュ・バベクが入った。 11レース、森川大輔が先行も早坂秀悟が捲る。その早坂を追い込んだパーキンスが1着。小嶋敬二が2着。3着に早坂。


初日10レース

初日11レース
◆2日目 予選2
8レース、先行したバベクを追走した早坂のゴール前勝負はバベクが1着で、2着に早坂。3着に佐藤。
9レース、2日目から補充出走となった巴直也が先行。番手並走していたパーキンスが捲って1着。2着にパーキンスをマークの戸田洋平。3着に稲毛が入線。


2日目8レース

2日目9レース
◆最終日
選抜レースは、新しい自転車が合わずに2日間苦戦していた永井清史選手が1着。過去、エボリューションレースで2回優勝の貫録をみせた。
そして、行われた決勝戦。
レースは佐藤とパーキンスが飛び出したが、先頭員の後ろを佐藤が取った。その後ろにバベク、戸田だったが、戸田がパーキンスを入れ、パーキンス、戸田と続き、早坂、稲毛、小嶋で周回を重ねた。早くから早坂が動いて、バベクにふたをする。バベクが引いて、打鐘から先行。最終バック前から早坂が捲るも行き切れず。バベクの後ろからパーキンスが追い込んで優勝。2着にバベク。3着に戸田が入った。パーキンスの上手さが光った3日間だった。



決勝戦メンバー

周回

残り2周

打鐘

最終ホーム

最終バック

ゴール

優勝のパーキンス
決勝戦後インタビュー
◆優勝のシェーン・パーキンス
「優勝出来てとても嬉しいです! 3日間のトーナメント制のエボリューションは、33バンクで、強い選手ばかりで楽しかったです。しかも今期優勝10回目なので、そのことも嬉しく思っています。スタートは1番前を取りたかったけど、取れなくて、3番選手が入れてくれたので、良いところで駆けることが出来ました。走るテクニックは8年間走ってきた中で覚えてきたものですね」
◆2着のトマシュ・バベク
「レースに関しては良かったと思います。たくさんパワーを使って先行したので、最後は力尽きてしまったけど、2着に入ったのでそれは良かったと思います」
◆3着の戸田洋平
「今回はすごく楽しかったです! 自転車は違うけど、自信につながりました。パーキンス選手にしっかりとついていけたし、気持ち的に余裕が出来れば、競輪でももっと余裕が持てるだろうし、良い刺激になりました。またエボリューションを走りたいですね」
◆4着の佐藤友和
「やれることはやれたと思います。勝負出来る位置は自分で取れたし、決勝は何もしないでいるのはイヤだったので。その結果はどうなるかわからないものですからね」
◆5着の早坂秀悟
「前の方にいたかったけど、それは皆も同じことを考えているし、それに決勝戦で外国勢の後ろからは一番優勝のチャンスがないから、逆に外国勢2人と離れた場所から勝負したいと思っていました。自分もミスもあったけど、結果、バベクが強かったですね。トーナメントのエボリューションは難しかったです。勉強になりました」
◆6着の小嶋敬二
「決勝は思わぬ展開になりました。カーボンの自転車はあまり乗っていないので楽しかったけど、3日間は大変でした」
◆7着の稲毛健太
「バベクがすごいダッシュでしたね。先にカマシたかったのですが、秀悟さんが動くのが早かったですね。でも、前2日間と違って、決勝のような経験がしたかったので、良かったです」