インタビュー

松山競輪開設69周年記念・金亀杯争覇戦(GIII)の最終日9レースに『第113回生ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)』が行われました。S級選手5名を含む、113回生の精鋭9名によるレースとなりました。


集合写真
河合佑弥と小林泰正、森田優弥と小玉勇一、宮本隼輔と曽我圭佑がラインを組み、それ以外の藤根俊貴、松井宏佑、中釜章成が単騎となった。
レースは、誘導員以下、中釜、松井、藤根、宮本、曽我、森田、小玉、河合、小林で周回。赤板から宮本が動いて誘導員を切る。打鐘前から藤根が動き、併せて動いていった森田が先頭に立つ。最終ホームでは河合が前を叩いて先頭に変わった。最終バック前から宮本が捲っていく。番手から出ていく小林、藤根、松井と3車並走になる。松井が捲り追い込み、藤根を小林が捌いていった。最後に松井が迫るも、宮本が押し切って優勝。2着は松井。3着に小林が入った。

スタート

周回

赤板

打鐘過ぎ

最終ホーム

最終バック過ぎ

ゴール

胴上げ

優勝の宮本選手
レース後インタビュー
◆優勝・宮本隼輔
「あそこで森田が動くのはわかっていたし、森田の後ろからすかさずと思っていたんです。けど、河合が間髪入れずに来たので、そこで一回バックをいれたので、後ろの曽我はきつかったのかなと思います。河合がやったことをやりたかったですね。森田と河合は長い距離を踏めるし、どんどん距離が短くなれば松井さんか藤根が強くなっちゃうということは考えてました。このまま頑張っていけば、GI出場も見えてくると思うので、大きい舞台で清水(裕友)選手と走ることが目標ですね。そのために僕が頑張るしかないので!」
◆2着・松井宏佑
「全然ダメでした!単騎ということもあり、攻めにいくレースができませんでした。最後1周で、やっぱり宮本よりも前にいなきゃいけませんでしたね。単騎に慣れてない中で落ち着いて走れたので、次はラインのある中で勝負したいですね」
◆3着・小林泰正
「すぐに番手から出ていいという話はしていたんですけど、ちょっと行けなくて、後ろを見たので、それでワンテンポ遅れてしまいました。ダッシュがないのにワンテンポ遅れたことが最後の勝敗を決めたと思います。(藤根とかぶったけど)そこは全然気にならず、怖くなかったです。自分の中ではしっかりコースを探して、すぐにそこを突くっていうのが課題だったので、そこは少し成長できたかなと思うけど、もっと磨きをかけていきたいと思います」
◆4着・藤根俊貴
「単騎にしては動けたかなと思いますが、皆がすかさず動いていたのでそこでちょっと出遅れたかなと思います。森田か河合のどちらかが先行だと思っていたので宮本が動いたところの上は叩かなきゃいけないと思ったので。脚は残っていたんですけど2センターでバックを踏んだのがきつかったですね。あれで前においつけない感じになりました。でも、デビューしてから一番、競輪っぽい競輪を走ったと思うので勉強になりました。これを活かしてまた頑張りたいと思います」
◆5着・曽我圭佑
「打鐘過ぎ4コーナーで波があって、バックを踏んだところで宮本に踏まれたので、そこはちょっと悔しかったです。思っていた以上に波が激しかったんですけど、でも、追走できなかったのは僕の弱さだと思うので、また頑張りたいと思います。もう少し山口で宮本と合宿するので、鍛え直してもらいます。宮本が優勝してくれて本当によかったです。自分のことのように嬉しいです。僕が離れたせいで優勝できなかったら本当に悔いが残ってしまったと思うので。また自分らしく走っていって、上に追いつくように頑張りたいと思います」
◆6着・中釜章成
「やっちゃいました。脚的には余裕だったんですけど、ごちゃついていて、松井さんの後ろか曽我さんの後ろにいくか悩んでしまい、結果的には松井さんの後ろにいけばよかったです。今回は力を出し切れずに終わったので次はもっと判断よく行きたいです」
◆7着・森田優弥
「半端なく悔しいですけど、走って楽しかったです。レースは半周しか先頭に立ててないので悔しかったですね。またこれから頑張って、ヤンググランプリを目指して頑張りたいと思います」
◆8着・小玉勇一
「力不足を痛感したんですけど、でも、人生に一回しかないレースで走れて楽しかったです。A級優勝は最低限の目標だと思うので、来々期S級にあがれるように点数を取って、また同じメンバーでヤンググランプリを出れるように頑張りたいです」
◆9着・河合佑弥
「見せ場を作ってくるように、って師匠や色んな人に言われていたので、自分の持ち味は発揮できたと思います。そこは自信につながりました。早めに動き出したのでどうなるのかなって思って、ここで動いたら浮くなとか色々と考えました。先行できたのはよかったですが、そこで残れるくらいの脚をつけたいですね。これからもっと力をつけていきたいと思います」