インタビュー

7月にデビューした107期で大活躍中!前評判に違わず強さを見せてくれている。すでに5名の選手がチャレンジレースで特別昇班を果たした(9月21日現在)。彼らにデビュー戦の感想や、特班した心境、今後の目標などを話してもらった。
 

■吉田拓矢【茨城・20歳】
※8月12日付けで特班

力を出し切っていれば、おのずと結果はついてくると思うので頑張ります!
-デビュー戦を振り返って、いかがでしたか?
「自分の中では緊張しないって思っていたんですけど、思うように身体が動かなかったりとか、そう思うと、やはり緊張していたのかなと思います」
-ゴールした時の感想は?
「やっとスタート出来たんだなっていう感じでしたね。レースはカマシでしたが、自分らしいレースが出来たかなと思います」
-特班を決めた取手のレースを振り返ってどうでしたか?
「最終日は、タイムを狙っていこうと思っていましたが、結果10秒9で、バンクレコードは10秒7だったんですけど、自分的には満足しているかなって感じですね」
-展開的に後方になり、危ないと感じるシーンもありましたが。
「自分の中では全然行けると思っていたので、焦っていたりとかは全くなかったですね」
-3場所で特班を決めた心境は?
「やはり嬉しかったですね。デビューして、まずの目標は、無傷で特班することだったので、それが達成出来て一区切り出来たと思います。今、A級1、2班に上がって2回走り、連勝記録は途切れてしまいましたけど、その辺はあまり自分の中では意識していなかったので、また振り出しに戻っただけなので、力を出し切っていれば、おのずと結果はついてくると思うし、A級2班でも(S級に)特進出来る時が来ると思うので、自分の力を出し切って頑張ります!」
-今の目標は、特進することですか?
「まずの目標はそうですね。でも、自分的にまだまだS級で戦える力はないと思うので、レースで力をつけながら、練習も頑張っていきたいと思います」
-A級1、2班のレースは違いますか?
「9人いるとレースの流れも違うし、無理やり行くところもあるので、脚を使うなと思いましたね。警戒されている分もあると思うんですけど」
-後方になった時の対処とか考えますか?
「行けるところから行くっていう風に、後方に置かれても、自分の力を信じていくだけです」
-吉田選手のダッシュは大きな武器ですよね。
「ダッシュタイプではないけど、でも、ダッシュはあるねって言われますね」
-人気のプレッシャーはありますか?
「それだけ期待していただいている証拠だと思うので、プレッシャーとは思わずに、プラスになるように考えています」
-印象に強く残っているレースは?
「連勝が途切れた時は、まだ自分の力が足りないんだなって思って、帰って、もっと練習しなきゃなって思って、そういう気持ちが出来ました」
-では、ファンにメッセージをどうぞ。
「これからも自分の力を出し切って、どんどん上にいけるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」

今後の出場予定
宇都宮FI 10月14日~16日
松戸FII 10月26日~28日


■堀内俊介【神奈川・25歳】
※8月21日付けで特班

レースの内容も走り方ももっと勉強していきたいと思います!
-デビュー戦を振り返ってください。
「デビュー戦は、あまり結果はよくなかったですね。緊張しないでいこうと思いましたが、やはり緊張があったのか、全然自分の力を出せなくて悔しかったです」
-その後、伊東温泉、弥彦、平塚で9連勝し、特班を決めましたが、その時の心境は?
「自分が思っていたよりも早く出来たと思います」
-もっと時間がかかると思っていた?
「一応、特班しなければいけないと思っていましたが、自分の力はそこまで上の方だと思っていなかったので、まだまだ力が足りないと思って、(達成は)もう少し先かなと思っていました」
-4場所目で達成して、その時は嬉しかったですか?
「そうですね。でも、2場所連続で優勝した時に、次で達成しなきゃなって意識してしまっていたので、何というか、嬉しかったというよりホッとした感じでした」
-A級1、2班戦を戦ってみてどうでしたか?
「やはりラインでいかなくてはいけないので、まだ、レースの内容とか色々ともっと勉強しなければいけないなって思いました」
-堀内選手はヨコにも果敢に攻めていってすごいですよね。
「準決勝は3着になんとか入りたくて、最後はちょっとガムシャラになってしまいました。もう必死でした。その前に大きな失敗をしていたので、誘導を切る時にちゃんと切れてなくて、内から行かれてしまって、あのレースはそこが一番ダメなポイントというか。
 脚は全然足りないと思うんですけど、力だけではなくって、レースの内容も走り方も覚えていかないといけないなと思っています」
-でも、なんとかするぞって気迫の伝わるレースは良いなと思いました。
「レース中はなんとかしたいなと思って、最後まで諦めないレースをしていきたいですね」
-最終日のレースを見ていても、あそこからもう一度踏める脚がありますね。
「ぐしゃぐしゃになっちゃって。でも、やっぱり、誘導を切るタイミングだったり、もっと周りを見て、仕掛けるタイミングとかを勉強していかないといけないなと思います。ラインで動いているので、後ろの先輩たちのことも考えてレース出来るようにもう少し勉強したいと思います。
 反省点がけっこう出てくるので、そういう反省点を減らしていくようにしたいと思います」
-目標は?
「まずはA級1、2班戦でしっかり勝てるように、力をつけていきたいですね。今まではあまり実力で勝っている感じがしないので、運もあったなと思うので、しっかり内容を自分で考えて、作戦通りに動けるようにしっかり力をつけていきたいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ
「たくさんの声援に応えられるように頑張りたいと思います!」

今後の出場予定
立川FI 10月1日~3
松戸FII 10月26日~28日


■取鳥雄吾【岡山・20歳】
※8月26日付けで特班

しっかり自分の力を出して悔いが残らないように、一走、一走楽しんで走りたいですね!
-デビュー戦を振り返って
「しっかり練習して、周りの選手や父(取鳥敬一)に言われたことを一つ、一つやっていけば、勝てると思ったので、そこは自信を持っていくことが出来ました」
-決勝は107期3人(小川真太郎選手、取鳥選手、瀬戸晋作選手)の対決になりましたが、どうでしたか?
「3人乗っていたんですけど、あまり気にせずに、デビュー戦の決勝戦だったので、自分の行けるところからしっかり勝ちにいこうって感じだったので、最後は差されてしまったけど、自分の力を出し切っての2着だったので悔いはないというか、また練習して、次は1着を取ろうと思って臨むことが出来たのでよかったです」
-その後に特班を決めましたが、その時の心境は?
「あまり9連勝も意識せずに、しっかり1着を取れるように走っていたので、実感っていうのはなかったです。あんまりピンとこなかったんですけど、最近になって追加が入って、特班したんだなぁって実感がわきました」
-緊張せず、状況で楽しんで走れるのはすごいですね。
「練習はしっかりやっていたので、なるようにしかならないと思って、自分の力を出して悔いが残らないように、一走、一走楽しんで走れたらいいなって思っていたので」
-マイペースな感じが取鳥選手らしいですね。
「同期の吉田や新山さんだったり、強い人がいるけど、僕は僕のペースでいきたいです。周りが勝っていても、僕は自分のことをやるだけなので。レースは見ているけど、僕は僕なりに頑張ります」
-特班は、師匠でもある父さん(取鳥敬一選手)からは何と言われましたか?
「特班出来たけど、まだまだ勝って当然っていう感じで、しっかり、もっとレースを見て、力強く勝てるようにと、まだまだ上はいるからっていう感じで話されました」
-厳しいけど、愛情がありますね。
「そうですね、師匠としてはまだまだだって言われたんですけども、親として見たらよう頑張っていると言われたので、これからも頑張れって言ってくれました」
-今の課題をあげるとしたら?
「捲りが多くなっているので、自分が先頭で風を切って走れるようにしたいです。少しビビっているところがあるのかなと思うので、前に出てから考えていけるように、していけば、もっともっと上を目指していけるのかなって、そこを課題としてやっている感じですね」
-目標は?
「父も先行していて、僕は父を見て選手になりたいと思ったので、父を越えることが目標なので、まずはS級1班にいって、そこからはもう父と2人でしっかり行けるところまでしっかり行くことが目標ですね」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「先行して勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」
今後の出場予定
防府FI 10月14日~16日
高松FI 10月28日~30日


■新山響平【青森・21歳】
※8月29日付けで特班

先行でしっかり優勝出来るように頑張ります!!
-デビュー戦を振り返ってください。
「けっこう緊張していて、準決勝で焦って行ってしまって、最後に差されてしまったので、ダメな競走をしてしまいました…」
-やはり悔しかったですか。
「もう悔しくて、…思い出したくないですね」
-そこから函館、青森、静岡を9連勝で、特班を決めましたけど、決めた時の心境は?
「(決めた時は)本当に決めにいっていたので、特班出来てホッとしました」
-9月弥彦でA級1、2班戦を走りましたが、どうでしたか?
「初日は隊列が短くなったところを行ったので、あまり感じなかったんですけど、2日目に1回全部引いてみて、そこから行くってなった時に、前がすごく遠かったし、大沼(孝行)さんは徹底先行って聞いていたので、一気に行こうと思ったのが、すごく入り乱れて、番手の人とかも来てしまって、結局、4着になってしまいました。レベルというか、ヨコの動きとか増えますね」
-最終日のレースは、今度は3車で新山選手の後ろを取り合う競走になりました。
「どん競りだったので、好きに走っていいよって言われたので、後ろを見てコーナー出口くらいで踏めば、いい態勢になるかなと思ったけど、もう1人競りに来てしまって、1回引いて、見た時にいないなと思って、様子見で踏み上げたら、ちょうど追い上げてきたところで、なんか合わせるみたいな形になってしまったので、もう少し自分も落ち着いて踏めるようにしないといけないなと思いました。ラインを活かして駆けるようにしたいですね」
-チャレンジレースと、今と先行の仕方も変わってきている感じがしますね。
「チャレンジレースの時は抑えて先行はあまり考えてないというか、抑えても、引いても4、5番手とかだから、あまり抑えても仕方ないかなと思っていたので、全部カマシでいっていましたが、上に行くと戦法は何でも出来ないとダメだなと思うので、抑え先行も混ぜてやっています」
-最近の練習は?
「練習は、デビュー前と変わらずに八戸のバンクでやっています」
-他の同期は気になりますか?
「はい、特班した人は気になりますし、チャレンジで強かった人もチェックしています」
-目標は?
「先行でしっかり優勝出来るようになることです」
-それはすぐ出来そうですね。
「いや、でも、吉田とかすごく頑張っているので負けないように」
-最後に、ファンへメッセージをどうぞ。
「先行主体で頑張りますので、応援よろしくお願いします!」

今後の出場予定
松戸FI 10月5日~7日
宇都宮FII 10月24日~26日


■小川真太郎【徳島・23歳】
※9月1日付けで特班

もっと勝てるように頑張ります!
-デビュー戦の感想を教えてください。
「デビュー戦は、今までの人生の中で一番緊張したと思います」
-その緊張の中で、1着1着3着という結果でした。
「満足が出来る結果ではなかったんですけど、これからのことを考えると、まぁ、そんなものかなと(苦笑)。自分はそんなに優秀な方ではないので」
-決勝戦では、小川選手、取鳥選手、瀬戸選手と同期3人と対戦でしたね。
「最初の位置取りの時に取鳥君の後ろになっちゃって、ついていくのはイヤだなと思って、変な意地を張っちゃったなというのはあります」
-そこはライバル心があったわけですね。
「西の107期の中で強い2人と思っていたので、ちょっと意識していましたね」
-その後に、高松、小松島、高知で完全優勝し、特班を決めましたが、その時の心境は?
「特班は必ずしないといけないと思っていたので、出来て嬉しい気持ちはありますが、でも、特班したメンバーの中では一番小さいレースが多いので、なんとも言えないです…」
-小さいですか?
「他に比べてあんまり強いなっていうレースはあまりないと思うので(苦笑)」
-では、A級1、2班戦を走った感想は?
「3日間とも、チャレンジの時に何をしていたんだって思うくらい、かなり迷惑をかけました」
-決勝戦は、ぶっ千切りの強さでしたね。
「いやー、踏みすぎちゃってパコパコでした。ちょっと力入り過ぎちゃいました」
-やはりチャレンジレースとは別でしたか。
「そうですね。色々な人がアドバイスをくれる中で自分が力を出せるかが問題だと思うので、もうちょっと勉強します」
-脚の方は十分に強さを証明済みですから。
「いや、強くはないですが、もっと、もっと上で勝てるようにしたいです」
-最近の練習を教えてください。
「師匠(久米康平)と表原(周)さんと吉川(嘉斗)君と4人で練習することが多いですね」
-目標は?
「特別競輪で走れるような選手になりたいと思います」
-小川選手の理想のレースは?
「理想は、やはり先行で強くなるということが目標にありますが、それにはまだ遠く及ばないので、脚をつけるのが今現在の目標という感じですね」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「A級1、2班戦でもっと勝てるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」

今後の出場予定
小倉FII 10月16日~18日