インタビュー

 高知競輪開設66周年記念(GIII)よさこい賞争覇戦最終日9Rにて、107期のルーキーチャンピオンレース・若鷲賞が行われた。すでにS級特進者3名もいて、注目度の高い107期。その戦いを制したのは卒業記念レースも優勝した新山響平だった。
 4月17日に高知記念・最終日9レースに行われた107期のルーキーチャンピオンレース。
  1番車・新山響平(青森)S2
  2番車・吉田拓矢(茨城)S2
  3番車・小川真太郎(徳島)A2
  4番車・山岸佳太(茨城)A2
  5番車・取鳥雄吾(岡山)A2
  6番車・廣田敦士(三重)A2
  7番車・堀内俊介(神奈川)A2
  8番車・小林史也(和歌山)A2
  9番車・鈴木竜士(茨城)S2
 人気は茨城勢の番手を回る吉田と、新山とS級で活躍する2人に集まった。
 レースは、新山が前を取り、新山-堀内、小林、鈴木-吉田-山岸、小川、廣田、取鳥で並ぶ。打鐘から鈴木が前に出ると新山が4番手を取った。最終ホームで最後方の取鳥が叩きにいくが、吉田がけん制。その上を新山が捲っていくと、合わせて吉田も出て行く。ゴール前は接戦になったが、ハンドル投げて新山が4分の1車輪差で勝った。2着は吉田。3着に堀内が入った。
◆レース後コメント
2着の吉田拓矢
「新山さんが見えたので行くしかないなと思っていきました。前が頑張ってくれていたし、取鳥さんしか見えなかったので、取鳥さんを止めて、来たら踏もうかなと思っていました。自分の脚力が足らなかったです。ヤンググランプリに出られたら、借りを返したいですね!」
3着の堀内俊介
「番手の経験が足りないので、最後に内に行くか悩んで反応が遅れた、パッと判断を決めて踏まないといけないですね。次は自力で彼らと戦えるように頑張ります!」
4着の小川真太郎
「ついていかなきゃいけないところでついていけなかった、脚をためるのとついていかないのは別なので、もっと柔軟に走らないといけなかったですね。来期は安定した成績を残せるように頑張りたいです」
5着の山岸佳太
「3番手だと難しいですね、でも勉強になりました。後ろを回ることは当分ないと思うので、前で力をつけて、また3人で走れるように頑張ります!」
6着の廣田敦士
「まったく隙がなかったですね…。でも、刺激になったので、また頑張ります!」
7着の小林史也
「いい経験になりましたけど、だめでしたね…。悔しいのは何も出来なかったので。これからの目標はS級の点数を取って、来年はS級で頑張りたいです」
8着の取鳥雄吾
「僕が行ったら小川さんがついてきてくれて、小林さんもついてきてくれれば、僕が出切るか吉田のヨコで合わされても西から誰か行けるかと思ったけど、僕が弱かったですね。もっと頑張ります!」
9着の鈴木竜士
「やることをやって負けたので、力不足です。新山が強かったです。2人が任してくれたので、中途半端なことは出来ないし、自分に力があれば、もっと楽に踏めたかなと思う。また、次頑張ります。ヤンググランプリでリベンジします!」
新山響平・優勝インタビュー
「期待されている分、頑張らなきゃいけないって思いました」
-レースを振り返っていかがでしたか?
「しっかり捲りで勝って、タイムもそんなに悪くないですし、よかったです」
-優勝の喜びは誰に伝えたいですか?
「師匠や、母親とか兄貴とか支えてくれた人たちに報告したいですね」
-今回のレースは自信はありましたか?
「あんまり負けるイメージはなかった、何個か展開を考えていたけれど、どれでも行ける自信はあったので、勝ててよかったです」
-この優勝は今後への自信につながりそうですか?
「接戦で、追い上げる展開はそうそうない、しかも競り勝てた相手は吉田だったので、そこは大きかったかなと思います」
-卒記優勝はアドバンテージになりましたか?
「卒記と全然内容が変わってくるので、参考にはならないですね」
-両方の優勝はすごいですね。
「よかったです」
-ガッツポーズがありませんでしたが。
「そんな派手なことは出来ないですよ(笑)。GIとか獲れたらします(笑)」
-S級は走ってどうですか?
「ちょっと迷うとレースにならないので、一瞬の判断を大事にして、脚的はそんなに劣っていると思わないので、展開を自分で作れれば逃げ切れると思う」
-S級戦でもまれている分、レースの反応もよかったのでは?
「今回はたまたま展開が向いただけです。少し考えましたけど、上手くいくとは思ってなかったので」
-展開が向いたのは他よりレースを読むのがよかったのでは?
「皆より組み立てがよかったという解釈もあるかもですね。組み立ては、前の日から考えて寝れなかったくらい(笑)。力は出せたので。もっといい内容で勝てるようになりたいです」
-吉田選手はヤンググランプリでリベンジしたいと話していましたが。
「その前にGIで会えたらいいなと思います。あっちはもうGI出れそうだし、僕もなんとかGIで戦えるように」
-これだけ期待されるのはプレッシャーにもなる?
「今日も吉田か僕が人気になっていたので、少し緊張もありましたけど、期待されている分、頑張らなきゃいけないって思っていました」
-今の課題は?
「やっぱり末脚ですね。末が甘いので、もっと粘れるように強化していきたいです。もっとレース展開を勉強して、しっかり考えて、頑張ります」
-今年の目標はGIなどビッグレースに出ること?
「出るだけでなく、しっかり印象付けれるように頑張りたいです」
-応援してくれたファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「皆さんの応援のおかげでなんとか勝つことが出来たので、これからも応援よろしくお願いします」

打鐘

最終ホーム

最終バック過ぎ

ゴール

吉田拓矢

堀内俊介

小川真太郎

山岸佳太

廣田敦士

小林史也

取鳥雄吾

鈴木竜士

新山響平