インタビュー

7月、毎年、新人選手たちが競輪界に登場する時期となりました。今年もいよいよ109期選手たちのデビューが迫ってきました。
そこで、今の心境、練習状態をピックアップした選手たちにインタビューしてみました。
いま、デビューに向けて、お客様の為、応援してくれる方々の為、そして、何より自分の為に、準備中です。
7月から競輪界に新風を巻き起こす若々しいパワーを是非、ご観戦ください。
神奈川の父子鷹 
佐々木龍 神奈川 
-デビューが直前に迫ってきましたが心境はいかがですか?
「あまり斡旋出るまでは実感がなかったんですけど、だいぶ今近づいてきて、そろそろだなという感じで。準備もできているような感じです」
-デビューに向けての練習どのようにされています?
「練習は、競輪学校を卒業してから、計画的にできています。最近はバンクに多めに入って、ギアも試したりしているんですけど、川崎にいる選手はみんな強いんで、もがいてもすぐ郡司浩平に捲られたり、兄弟子の松谷秀幸さんとかも、すぐ捲ってくるんで、そういうところで、本当に自分が通用するのかなって自信がない部分もありますけど(苦笑)。期待もしているんですけど、少し不安もあったりして」
-抱負をお願いします。
「年齢的にも、デビューまで時間がかかっているので、ゆっくりはしていられないので、すぐに上のクラスに上がりたい気持ちはあるんですけど、どうしても勝ちにこだわりすぎて、レースがちっちゃくなるよりも、スケールの大きいレースで2着、3着でもいいぐらいの感じでレースをしたいなと思っています。同じ年齢の堀内俊介さんや、郡司浩平や、近藤龍徳は東高時代からのライバルなので追いつけるように頑張りたいです」
-ファンに向けてメッセージを。
「いつか父(佐々木龍也)を越えられるように、横をやれるような選手を目指して頑張っていきたいです」

佐々木龍
109回生卒業記念チャンピオン
太田竜馬 徳島
-デビュー直前の心境は?
「特別に改まった気持ちはないけど、いよいよだなって感じですね」
-ワクワクしていますか?
「ワクワクっていうよりかは、何というかお金が入ってくるという意味ではワクワクしますけど、競走になってくるので、何か背負って走らないといけないので、そういう心配は(あります)」
-デビューに向けて、しっかり練習出来ていますか?
「脚もあがってきているので、感じは(悪くないと思います)」
-デビュー戦はどんな走りがしたいですか?
「どんな走りというよりは、優勝出来るように頑張りたいです」
-戦法的にどうと言うより、自分の仕掛けたいところから仕掛けて?
「そうですね、はい。出来たら先行をしたいですけど、ムリはしないように、はい」
-先輩たちからアドバイスは?
「特に何も言われないですね、走り方に関しては。デビューは、落ち着いて走るようにっていうことはよく言われますね」
-卒記チャンプで、プレッシャーもあると思いますがどうですか?
「でも、プレッシャーがある分、練習もしっかり出来ていると思うので、今はそれがプラスだと思います」
-調子はあがってきている?
「そうですね、身体は調子いいですね」
-期待していいですね。
「そうですね。って、自分で言うのも何なんですけどね(笑)」
-今はどんな感じでやっているんですか?
「練習仲間は前から変わらず、バンクを中心にやっています」
-ファンに向けて意気込みをどうぞ。
「109期を引っ張れるように、(それと)107期に負けないように、頑張りたいです」
-同期のライバルは?
「ライバルという感じはないですね。お互いに頑張っていけたらいいなと思います」

太田竜馬
短距離タイムが抜群!
大利航平 和歌山
-デビュー直前ですが、練習はいかがですか?
「練習は和歌山のグループでやっているんですけど、けっこう厳しくて、今は疲労がたまっている感じですけど、最後の追い込みって言ったらおかしいですけど、デビュー戦で自信をもって臨めるようにしっかり練習をしています」
-不安なところはある?
「あんまり言いたくないけど、ちょっと今は調子がよくないのですけど、練習で追い込んでいるのでその疲労もあるので、それさえ抜けたらいいかなと思うので、自分では楽しみではありますね」
-相当追い込んでいるんですね。
「練習はけっこうしっかりやっていますね」
-練習は誰とやっているんですか?
「和歌山は、池田(智毅)支部長のグループです。その中に師匠(椎木尾拓哉)もいるので、その中でやっています。同期も一緒ですね」
-それは気が抜けないですね。
「そうですね、ライバルが身近にいるので」
-デビューがもうすぐですが、緊張などはありますか?
「まだ、そんな実感というか、緊張とかはなくて、同期の日浦(崇道)さんが一番最初(7月1日からの豊橋)に入るので、それで(それを見て)また気合も入ると思います」
-目標は?
「チャレンジは早く特昇出来るように頑張りたいですね。早くしたいなとは思っています。けど、2走目の名古屋は新人がいっぱいいて、自分は自力で戦いたいなと思っているので、攻めたレースをしたいなと思っています」
-そうなるとつぶし合いになっちゃいますもんね。
「そうなんですよ、6人で決勝に乗っちゃうと、きっと競輪学校みたいなレースになってしまうと思うので、主導権を取りにいこうとしたら、それこそ脚を使っていかないと出れないかなと思います」
-その中で器用に立ち回っていこうというのは?
「僕はあんまり不器用なので、出切らないと力を発揮出来ない、そういう脚かなと思います。なるべく見せ場を作れるように、積極的にいこうと思います」
-大きな目標は?
「自分が選手になってからの一番の目標と思っているのは、師匠の椎木尾さんがS級にいるので、師匠の前を引っ張って、1着を取ってもらえるようにと、それを目標においていますね」
-ファンにひと言をお願いします。
「自分も持ち味はダッシュだと思っているので、(ファンの方に)『お前はどこにおった?』って絶対に言われないようなレースを毎回やって(心がけ)、最後まで踏んで、着に絡めるように。皆さんに『大利、今日も頑張れよ!』って応援してもらえるような選手になりたいと思います」

大利航平
注目の109期
酒井拳蔵 大阪
-デビュー間近ですが今の心境は?
「不安より楽しみな気持ちの方が大きいですね」
-不安はあまりない?
「ないですね。でも、同期が、松阪(6日~8日)に5人いるので、そこが普通にはいかないかなと思うんですけど、けど、そこにはビビらず、強気で走りたいです。楽しみですね」
-どんな競走をしていきたいというのはありますか?
「新人らしくというか、勝ちにこだわり過ぎず、もちろん勝ちにはいきますけど、大きいレースをして、自分をアピール出来るような走りを心がけたいと思います」
-かなり注目を集めると思いますが、プレッシャーは?
「プレッシャーはないことはないですけど、まず楽しむことを考えて、結果はあとから(ついてくる)と思うので、自分のやるべきことをしっかりやりたいと思います」
-練習はどんな感じですか?
「街道練習とバンク練習を半分ずつやっています」
-練習グループは?
「同県に同期が(自分を含めて)3人(谷口友真、堀僚介)いるので、3人とあと師匠(原田隆)と。バンク練習の時は、バンクにいる選手とやらせてもらっています」
-先輩からアドバイスはありますか?
「小さいレースをせずに、理想としては打鐘から行って逃げ切るような、後ろを気にせんと、千切るくらいな走りをすればいいちゃうかって言われているんですけど(笑)。チャレンジは7車立てで、A級1、2班戦とは違うと思うけど、力でねじ伏せるくらいの気持ちで走れって言われています」
-なるほど(笑)。デビューの松阪は同期がたくさんいて、大変ですけど、でも9連勝を狙っていますか?
「はい、無傷の9連勝を狙っています!」
-その先の目標は?
「前期の107期に強い人が多いので、そこと比べられるのが109期だと思いますけど、僕自身はそんなに気にしていないんですけど周りからはすごい言われるので、負けないように僕を含め109期は活躍出来たらいいなと思います」
-出来るだけ気にしないで自分の力を出すということですね。
「そうですね、周りは気にせず自分の目標を達成出来るようにしたいですね」
-大きな目標は?
「1年後はS級にあがることですね。トップクラスで戦うためには、まずS級にあがらないと話にならないので、出来るだけ早くS級にあがって、109期を代表出来るような、皆を引っ張っていけるような選手になりたいです。あとはルーキーチャンピオンレースもありますけど、そこで、…卒業記念レースで負けているのでそこで勝ちたいとも考えているし。まずはS級にあがって、一流選手らと戦って力を試してみたいです」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「デビュー戦から9連勝を目指して、早くS級にあがって、早くトップ選手と戦えるように、頑張っていきますので、これから応援よろしくお願いします!!」

酒井拳蔵