インタビュー

最高の年を、最高の形で締めくくれ!
-中川誠一郎(熊本・85期)-
グランプリ初出場となる中川誠一郎。いつタイトルを獲ってもおかしくないと言われ続けていた選手が、ついに今年タイトルホルダーの仲間入りを果たした。その後、リオオリンピックにも出場し、そして、2016年の集大成をグランプリで迎える。その意気込みを話してもらった。
徐々にグランプリが近づいてきているので楽しみです!
-2016年は5月に初タイトル、リオオリンピックもありましたが、今年はここまで振り返っていかがですか?

「最高ですね!もうそれ以外の言葉がないです」
-5月ダービーで、初タイトルを獲った時はどんな心境だったか、教えてください。

「なんか自分のことじゃないような、信じられないような、今振り返っても、よく獲ったなーって気がします」
-実感はいつくらいから沸いてきました?
「うーん、実はあんまりないです、まだ…。いや、まだっていうか、今だにGIの決勝とか見ていてもないというか、この間も(松岡)貴久と『よく獲りましたね』って話になって、もうそんな感じですね(笑)」
-では、8月にあったオリンピックはどうでしたか?
「楽しかったです。全部出し切った感があったし、悔いはなく走れたのでよかったですね」
-これから競技は続けるんですか?
「基本的には一線は退く形になるかと思うんですけど、でも、せっかく体制が変わって、いいトレーニングが出来るんじゃないかなというのがあるので、合宿に参加しながら、今シーズンは海外には行かないですけど、国内のレースは参加しようと思っているので、今年は様子見ながらと思っています」
-では、グランプリに向けての気持ちはいかがですか。
「徐々に近づいてきているので、楽しみですね!やっぱり、そこを走ることが選手になってからの目標だったので、それが達成されて。オリンピックも夢の1つだったんですけど、競輪の頂点はやはりグランプリなので、選手になったからにはそこを走りたかったので、どんなものかまだわからないけど、楽しみです。
僕の中では走れると信じてずっとやってきていたんですけど、…でも、とてもそれを口に出せるような成績ではない頃もあり、葛藤というか、なんでだろうという思いが強くて、くさった時もありましたけど、なんとかたどり着きました」
-立川バンクとの相性はいかがですか?
「重かったので、昔はあんまりよくなかったです。でも、最近、ギアが軽くなったので、この前の立川記念を走った時もそんなに苦ではなかったので、そこのところでは重いのが苦ではなくなったのはありますね」
-心配なのは熊本競輪場がまだ直っていないですが、練習面は大丈夫なんですか?
「熊本では100%は出来ないですけど、でも、川崎でもやらせてもらっているし、JISS(国立スポーツ科学センター)とかでも練習していて、色んなところで色んな方に協力してやらせてもらって練習しているので、そういう面では心配ないですね」
-ビッグの前の調整方法、特別な練習はするんですか?
「調整はする時としない時があるけど、疲れの取り方によります。どのくらい取るかとか、あがっていくようにとか、最初からピークをもっていくとか、そういうところは調整します」
-11月24日から27日には地元地区の競輪祭もありますし、大忙しですね。
「1回、熊本(開設66周年記念熊本競輪「火の国杯争奪戦」in久留米)に向けて調子をあげたので、グランプリと競輪祭が近いし、ちょっと難しいですね。でも、12月30日に走ることは一生に1回しかないかもしれないので(笑)、そうだと思ってグランプリは走りたいですね」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「全力で12月30日に向けて、頑張りたいと思います!」