インタビュー

未来の四国を背負う男に
-太田竜馬(徳島・109期)-
S級へ特進を果たした太田竜馬。109期でS級一番のりだ。目標の「前々で勝てるレース」を目指して、早くS級のレースに慣れていきたいと話してくれた。原田研太朗らと共に徳島を代表する自力選手に期待が高まる。
力を出し切って、勝てる選手になりたいですね
-S級特進を果たした感想は?
「最初の頃は、デビューから18連勝でS級とかって言っていたけど、でも、絶対に出来ると思っていなかったので(笑)、1回失敗して、これはしばらくムリかなと思ったけど、感覚もよくなってきて特進出来ました」
-ムリかなと思ったのはどの辺りだったんですか?
「調子が悪くなって、リズムが悪くなったんです。行くタイミングも変なところで駆けてしまったりしていたので。そういうところも良くなってきて、自分の中では割と早くS級に行けたのかなと思います」
-特進までのレースで一番緊張したのは?
「特進がかかる最後のレースが一番ドキドキしましたね。これで特進出来ればいいけど、出来なかったら、また一からみたいな、またこの緊張感の中でやり直しかって(笑)。1着を取らなきゃいけないっていうのと、1着を取りにいくっていうのは違いますからね。特進出来て、ホッとしたし、これで自分のしたいレースが出来るようになると思います」
-S級はいきなりGIII開催ね。
「はい、いきなり記念でした(笑)」
-走った感想はいかがでしたか?
「全部、先行したので、他の選手の強さを感じるとかはまだよくわからなかったので、これからですね」
-どんなレースを目指しますか?
「勝てるレースをしながら、早め、早めで行きたいですね。捲りばっかりだと、その捲りも決まらないようになってくるので、何でも出来るようになりたいですね」
-目標は?
「勝てる選手になりたいです。前々で勝てる選手になりたいですね」
-本音は勝ちたい?
「本音は勝ちたいですね。魅せて負けても僕はあまり格好いいと思わないので、勝っていきたいです」
-でも、そういう若手が出てくれないと競輪界が面白くないですからね。
「はは(笑)」
-練習はどんな感じでしていますか?
「バンクメインで、室井健一さんのグループで一緒にやらせてもらっています」
-今、徳島は若手が盛り上がっていますが、お互いに頑張ろうという感じですか?
「そうですね、雰囲気よくなるので、高め合えると思います」
-期待されるのではないです?
「そうですね、自分が思っているよりも期待はされるので、押しつぶされそうです(笑)。僕は自分のペースでいきたいけど、期待がある分、ムリヤリ合わせなあかんところもあるので。考えるとプレッシャーになるので、出来るだけ考えないようにしています」
-髪の色が派手になっていくのは最近の徳島の流れですか?
「そんなことはないですけど、派手にしてもいい雰囲気なので、やりやすいですね(笑)。メディアに露出するので、キャラクターがあった方がいいかなと思いまして(笑)」
-最近の趣味は?
「趣味はないんですよー。もうオフの時は家でぐたってしています(笑)。もう練習して、休むって感じです」
-今の課題は?
「早くS級のレースに慣れて、全てのことに対応出来るようにすることですね」
-同期の109期の皆にエールは?
「1人でS級は寂しいので、やっぱりS級でライバルになりたいので、早くあがってほしいですね」
-年末の立川のグランプリシリーズ(FI)にも出場されますが、意気込みは?
「力を出し切って、中途半端なレースにならないようにしたいですね」
-楽しみですね。
「そうですね。それに、グランプリのレースを間近で見られたら、心拍もあがると思うので、それも楽しみです」
-最後にファンにメッセージをどうぞ。
「魅せるレースもしたいですけど、結果がついてくるようにしたいです!」