インタビュー

積極的な走りで、もっと上へ!
-中井俊亮(奈良・103期)-
特別競輪で急成長を遂げている中井俊亮。第68回高松宮記念杯でも果敢な先行でみせてくれた。さらに成長し、特別での活躍を誓う中井に近畿ファンだけでなく、たくさんの競輪ファンの期待が集まっている。
レースは中途半端な仕掛けにならへんように気を付けています
-今回の宮杯でも積極的にバックを取る競走をしていましたが、競走で特に心がけていることは?
「積極的に先行で走ることですね。それでちょっとでも上にいきたいですね」
-レースを見ていて思ったのですが、先行はどこから行くかは、レースの中で考えているんですか?
「そうですね、レースの中で判断してます。どこから行くっていうのは決めてないんですけど、中途半端な仕掛けにならへんようにだけ気を付けています」
-宮杯は積極的なレースは多かったですが、2日目の先行と最終日の先行ではどちらが走りやすい?
「2日目は稲垣(裕之)さんが番手についていたし、格上の選手ばっかりだったので、自分が稲垣さんに迷惑かからないように、その中で自分も残れたらいいなと思っていたけど、まだまだ脚力が足らないので。最終日は古性(優作)さんが番手でしたし、前回ついてもらった時に仕事してもらったので、このレースはなんとしても自分が頑張りたいなと思っていました。そういう中で仕掛けは変わりました」
-それは流れで変わったわけですね。
「そうですね、相手の動きを見てって感じですね」
-2日目のレースを見ていた選手が『中団争いになるように上手く駆けた』と評価していました。
「僕も咄嗟の判断で踏んだり、流したりしていましたけど、結果、そういうもつれが出来たのでよかったです」
-そういうタイミングを段々つかんできたんですね。
「まだまだ手探りですけど、舞い上がらないようにレース運びは出来るようになってきたかなというのは少しありますね」
-GIで着実に力をつけているという声が大きいですが、実感は?
「うーん、自分はまだそんな実感はないですね。勝ち上がっていることに必死というか自分に余裕がまだないので」
-これだけ注目されても、まだ?
「そうですね、なんとか爪痕を残せたらいいなっていう感じですね」
-目標は?
「昨年、準決勝(第59回オールスター競輪)まで行けたので、もう一度準決勝の舞台まであがりたいですね」
-初めて準決勝にあがった時はどうでしたか?
「あの時はもう何が何だかわからなくて、ただ、こう必死に頑張っていただけなので。次はしっかり自分のレースを出来るようにしたいです」
-タイプ的には、着実にあがっていくのか、チャンスをつかむと一気にあがっていくタイプとどちらですか?
「うーん、どうでしょう。少しずつ噛み合っていけばいいかなと思います」
-ところで最近の練習は?
「同期の北川大五郎と練習することは多いですね。それか1人か。あとは奈良競輪場に行って、奈良の選手と練習させてもらうこともあるし」
-ちなみに中井俊亮選手が、選手になろうと思った動機はどのようなことでした?
「親父(中井義実・53期引退)が選手だったということもあって、高校でも自転車競技をやっていて、競輪が身近にあったので、自然と目指したいなと思いました」
-いつくらいに決めましたか?
「高校で進学を決める時に、大学か就職かって考えていたんですけど、親と相談したりして決まりました」
-ファンの皆さんに向けて、メッセージをどうぞ。
「活躍出来るように、しっかり頑張ります!」
中井俊亮(なかい・しゅんすけ)
1992年12月11日生まれ。身長174㎝、体重70㎏。
癒しの時間は?
「家でコーヒー飲むくらいですね。オフの日はひたすら動かないです。なまけ者です(笑)」