インタビュー

上を目指して、摸索を続ける
-阿部 大樹(埼玉・94期)-
小松島GIII、豊橋GIIIと連続で優出し、第1回ブロックセブン優勝と、好調の波に乗っていると思われた阿部大樹。だが、本人曰く、現在は悩み中なのだそうだ。しかし、その悩んでいるのも上を目指してのことだ。上を目指して頑張る選手、だからこそ、頑張れとエールを送りたくなる、追いかけたくなる選手だ。
もっと自信を持って走りたいです
-まず近況の調子はいかがでしょうか?
「ちょっとセッティングで悩んでいるところがあって、成績はいいんですけど、感覚にギャップがあるんです。それで、最近、セッティングを変えているんですけど、毎回、他の人の自転車を乗っているような感覚なんです。久留米FIでは、感覚はいいなと思ったら、ボッコボコにやられたので、まずは何とか調子を戻したいです」
-目標は?
「毎回、優勝を目標に走っています。ちょっと優勝から遠ざかっているので、優勝したいなと思っているんですけど、なかなか出来てないです。それもきっかけだと思うんですけど。あとは自信を持って走ることですね。
-競走はどういう感じで組み立てるのでしょうか?
「何も考えないで走ります。考えて走ると、それ以外のことが起きた時にパニックになっちゃうので。だいたいの大まかなことは考えるけど、流れに身を任しています。
-来年は特別競輪を狙っていくのでしょうか?
「そうですね。記念の決勝に乗れてきているので、チャンスはいっぱい目の前にきていると思うので、それをつかめるかどうかは、自分が持っているか持ってないかなんで(笑)」
-阿部選手は持っている(運など)選手だと思うんですけどね。
「まじですか(笑)。何か努力が足りないと思うので、何とかしたいですね。目標はマッチョになることですかね!」
-ウエイトトレーニングもやっているんですね。
「ウエイトはすごいやっています。」
-練習は?
「自転車に乗る量を変えないで、ウエイトをプラスでやっている感じですね。ウエイトは初めて、やっていてこんなに楽しい練習なので(笑)」
-セッティングで悩んでいるということですが、どこでしょうか?
「毎開催セッティングをいじっている感じですね」
-自分のベストを探している感じですね。
「そうですね。元のよかったころに戻してじゃ、その時にすでにギャップがあったので、そこら辺のギャップを埋めていきたいですよね。感じがよくて、成績もよければ一番いいので、それを探し中です」
-感覚と成績がちぐはぐなのは、モヤモヤするでしょうから。
「なんというか、感じが悪くて成績がいいのは、2着だったり、最後にもうひと踏み出来なかったりとか。最後まで踏み切って、強い勝ち方とか、力強く踏めたっていう感じがしない。長い距離を踏めて、ダッシュもよくてってオールマイティーにいくのは難しいかもしれないです」
-それは向上心からなんですね。
「そうですね。最近、自転車に向上心が出てきました。」
-では、ファンにこれからの意気込みを含めてメッセージをどうぞ。
「安定して、連に絡んでいきたいですね。成績にばらつきが出ないように自信を持って、上で走っていきたいです。応援、ぜひ、よろしくお願いします!」
阿部大樹(あべ・だいき)
1989年2月7日生まれ。身長178cm、体重92kg。
最近の癒しの時間は?「ウエイトです! これが冗談じゃないんですよ(笑)。よし、これからウエイトやるぞってなった時からテンションがあがり、ジムでやっている時も楽しくて、終わった時も『はぁ~、すっきりした』って帰ってこれる、それがウエイトです!! 今はウエイト以上の趣味はないですね」