2018年の男子短期登録選手達にインタビューしました。
昨年、圧倒的に強かったテオ・ボス選手、マティエス・ブフリ選手の今年の抱負やトマシュ・バベク選手の現在の調子、そして、初来日となるマシュー・グレーツァー選手、ジョセフ・トルーマン選手に日本の競輪のイメージなどを聞きました。
今年も海外勢のパワー溢れる競走が堪能できると思います!
※サム・ウェブスター選手は来日が遅れたためインタビューは掲載していません。
-日本で走るのは何回目ですか?
「7回目になります。すごいですね(笑)。競輪が好きです!」
-今回の抱負は?
「7度目になりますが、最初の数年間は(国際競輪で)数か月しか日本にいなくて、昨年初めて6か月と長い期間いて、調子もすごくよくて、レースも優勝できてすごく嬉しかったです。2017年の香港世界選手権ではあまりよくなくて、そこからあまりよくなかったんですけど、トレーニングを重ねつつ今期はなかなかよい調子が出てきて、34歳になりますが、競輪を始めると調子がよく、いい結果が出るので、今回もいい結果を出せるようにと思います」
-今年の世界選の1kmタイムトライアルで59秒台を出していましたが、その感想は?
「自分へのご褒美だと思いたいです。ハードな練習をしてきた結果だし、自信はありました。いいタイムを出せたことは嬉しく思います」
-今回は日本にどのくらいいるんですか?
「11月にワールドカップがパリであるので、競輪は10月まで、6か月いる予定です」
-オランダチームは若い選手も出てきて、争いも激しいと思いますが、その中で東京オリンピックに向けての思いは?
「確かに若い選手たちも出てきましたが、彼らに負けないように練習して、いい結果を出せれば嬉しく思います」
-日本のファンに向けて、メッセージをどうぞ。
「今期もまた日本でレースができることを嬉しく思っています。そして、日本の選手たちと走れることも楽しみです。コンディションもすごくいいので、いい結果を出せると思います。皆さん、ぜひ本場で応援していただければ嬉しいです!」
◆次回出走予定
宇都宮FI 4月28日~30日
函館FI(ナイター) 5月6日~8日
-今年の抱負をお願いします。
「去年の結果はすごく良かったので同じような形でレースが出来れば良いかなと思っていますけど、今はちょっとコンディション的によくないのですが、レースを走っているうちに、よくなってくると思います」
-コンディションが良くない理由は?
「今までは世界選手権の結果は関係なく練習を始めていたのですが、今年はオランダ・アペルドールン大会で自国開催だったので、精神的にも体力的にも凄く疲れて、特に頭が疲れてしまって休みました」
-今はトレーニングをしていない状態ですか?
「そうです。2,3週間前から少しずつ始めていましたが、これからしっかりトレーニングに励んでいこうと思っています」
-ブフリさんはビートサイクリングに所属していますが、その目的はどのようなことですか?
「通常、チームという形で選手が集まってレースに参加しますが、ビートサイクリングは少し違います。チームというよりクラブですね。ファンが参加できますし、違う選手も参加できます。いろいろな分野があるクラブみたいな集まりです」
-日本の競輪選手の中にもビートサイクリングに入ったという選手がいるんですが。
「日本の競輪選手が参加しているのはすごく嬉しく思います。昨年は伊豆で、皆で同じビートサイクリングのジャージを着て、私たちの練習方法を教えたりして、トレーニングしました。もっとたくさんの方達が参加してくれたらうれしいですね」
-さて今年はどれくらい(競輪で)勝ちたいと思っていますか?
「(笑)今年は10開催ぐらい参加できると思うので、5回ぐらい優勝できればと思っています」
-ファンに一言お願いします。
「今年も日本に来れてうれしいです。今は調子は良くないですけど、徐々に上がってくると思います。良い競走、良い先行を見せられるように頑張ります。是非、楽しんでください」
◆次回出走予定
松戸FI(ナイター) 4月23日~25日
玉野FI(ナイター) 5月3日~5日
-今回、2年目になりますが意気込みはいかがでしょう?
「今期で50勝をしたいですね。今期の最初の方で鎖骨を折ってしまったんですけど、もう完治しているし、いい練習も出来たので、今期はいいレースができると思います」
-昨年は振り返って、どうでしたか?
「最初は大変でした。来る前に少し長めの休息をいれていたので、参戦してすぐは大変でしたけど、戦っていく内にどんどんよくなっていって、後半は調子よかったと自分で思います」
-日本の競輪は合っていますか?
「最初の時はちょっと自信なかったですね。今はかなり自信が出てきました。ルールも違うけれど、だんだんと慣れてきて、今はすごく自信をもってレースに参戦できると思います」
-競技の目標は?
「もちろんオリンピックが最終的な目標ですが、そのためにはナショナルチームで選ばれなければいけないので、そのためには色んな大会で勝っていかないといけないので、ワールドカップなどで勝ちつつ、オリンピックの代表になりたいと思います」
-日本の目標は?
「もしGIIIに参戦できたら、そこで優勝することが目標ですね。それとFIで2、3回は優勝できたらと思っています」
-滞在期間はどれくらいですか?
「10月までなので、できるだけ長くいたいと思います。でも、7月にヨーロッパ選手権があるのでそこには帰らないといけないけど、それが終わったらまた日本で走りたいと思います」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「今年は全力を尽くしてレースをしたいと思います。ぜひ、本場で応援してください!」
◆次回出走予定
大垣FI 4月25日~27日
福井FI 5月7日~9日
-初参戦になりますが、自己紹介からお願いします。
「私はマシュー・グレーツァーと申します。(世界選手権)スプリントのチャンピオンです。今回、日本に競輪に参加することをとても楽しみにしています!」
-いきなりですが、コモンウェルズ大会のスプリントでマレーシアの選手に1本取られていますが、どうだったんですか?
「すごく悔しかったです。私のミステイクでしたね。簡単に勝てると思っていたことが間違えでした」
-今回、日本の競輪を走ろうと思ったのは?
「私の大きなゴールというか願いでした。仲間もたくさん日本の競輪に参戦しているので、自分も参加したいという思いはありました」
-日本の競輪の印象はいかがでしょう?
「ひと言で言うとエキサイティングですね! 身体と身体のぶつかり合いみたいな感じですごいと思います」
-参加するにおいての目標は?
「できるだけ勝つことを目標にしています! あとは日本の文化に触れて、楽しみたいなと思います」
-競技の方はオリンピックのポイントをかけたシーズンが始まりますが、そちらの目標は?
「今回日本で走り、また東京2020で日本に戻ってくると、自国に帰ってきたような気持ちで戦えるのでいいかなと思っています」
-6か月の滞在中、身の回りのことはできますか?
「たぶん、問題ないと思います(笑)。他の選手たちと共同生活をするので楽しみにしています」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「全レースで力を込めて、優勝するつもりで頑張りますので、よろしくお願いします!」
◆次回出走予定
宇都宮FI 4月28日~30日
福井FI 5月7日~9日
-初来日になります。まずは自己紹介からお願いします。
「私はジョセフ・トルーマンです。イギリスから来ました。21歳になります。今回2年の契約になりますが、日本で走ることを楽しみにしていました」
-日本の競輪は見たことありますか?
「数年前から動画で素晴らしいレースを見てきました。色もカラフルでいいですよね!」
-国際のケイリンとは違って、身体のコンタクトがありますが大丈夫?
「私も調子がいいので、身体のコンタクトは大丈夫だと思うので、楽しみにしています」
-トルーマン選手が自転車を始めたきっかけは?
「13歳の頃からなんですけど、それまでサッカーをメインでやっていたんですが、フィットネスのために自転車のトレーニングを取り入れたんです。南イギリスの方に行った時に自転車に専念してみないかと言われて、そこで気に入って、今に至ります」
-競技の方の目標は?
「2つあります。1つはオリンピックでメダルを獲ること、もう1つは日本の競輪への参戦。なので、僕に賭けてくれる人がたくさんお金を持って帰ってくれて、自分もいいレースが出来たら嬉しいです。今回、オファーをもらった時にすぐに『行きます!』と即答しました」
-競輪ではどんなレースをしたいですか?
「スプリントが僕のメイン競技なんですけど、早めに仕掛けるレースが出来るかなと思います」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「本当に日本の競輪に参戦することがずっと夢だったので、今回、参戦できてとても嬉しいです。たくさんお金を賭けてもらえるように、いいレースができるように頑張りたいと思います!」
◆次回出走予定
松戸FI(ナイター) 4月23日~25日
函館FI(ナイター) 5月6日~8日
◆次回出走予定
大垣FI 4月25日~27日
玉野FI(ナイター) 3日~5日