インタビュー

ガールズケイリンを今年も盛り上げてくれる女子短期登録選手たちに直撃インタビュー。
昨年も出場したロリーヌ・ファンリーセン選手、ナターシャ・ハンセン選手、ステファニー・モートン選手に加え、初来日のマチルド・グロ選手、ニッキー・デグレンデル選手の5名。
可憐な笑顔とパワーあふれるレースで今年も日本のファンを魅了してくれそうです。
マチルド・グロ(フランス・18歳)
これから日本での経験が私の大事な経験になると思います
-まずは自己紹介からお願いします。
「はじめまして、マチルド・グロです。18歳になります。3年前から自転車競技を始めました」
-自転車競技を始めたきっかけは?
「もともとバスケットボールをしていたのですが、その時のコーチが『自転車に向いているんじゃないか』と薦められ、それから自転車を始めました。これから日本で走れることが大事になってくると思うので、大切に走りたいと思います」
-ブノワ・ベトゥ氏が来てほしいと願ったそうですね。
「ブノワさんはワールドカップで私の走りを見てくれて、その時に落車して、鎖骨を折ってしまったんですけど、ブノワさんはアドバイスをくれて、日本に来た方がいいと言ってくれました。私にとって新しい環境で走ることはすごい挑戦なんですが、これからのことを考えて日本に来ました」
-今の調子は?
「2週間前にドクターに診てもらいましたが、走ることもトレーニングも問題ないそうです。11月から4月と長い間、ケガをしていたので大変でした。やっと治って、すっきりしました!」
-世界選で女子スプリント9位でしたね。
「9位という結果は嬉しくないですね。負けず嫌いな性格なので悔しいですが、いい経験だと思っています。失敗から学ぶこともたくさんありますし、鎖骨骨折のこともあったので、次のヨーロッパ選手権では結果を残したいと思います」
-日本のガールズケイリンへどのような期待をしていますか?
「一緒に走る短期登録の女の子たちがすごく楽しくて、作戦やルールが全然違うので、そこを皆が教えてくれるのがありがたいです」
-日本でどこに行ってみたいですか?
「日本はとてもキレイなところで、文化もあって、フランスとは全く違っているで、できる限り色んなところに行ってみたいです」
-食べるものは?
「あまり嫌いなものはないですね。色んな人にお寿司は食べた方がいいとすすめられるので、ぜひ、食べたいです。他のものも試してみたいですね」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「今回、ガールズケイリンに参加できてとても嬉しいです。皆さんの前でレースをして、好きになってもらえるように頑張ります!」
ニッキー・デグレンデル(ベルギー・21歳)
世界選の金メダルは自分でもびっくりしました!
-まずは自己紹介からお願いします。
「こんにちは、ニッキー・デグレンデルです。ベルギーから来た、21歳です。初めて日本に来れて、とても楽しみです」
-世界選の女子ケイリンで金メダルを獲った感想は?
「世界選は皆が勝とうと努力する大会なので、そこで金メダルを獲得できたことは意外だったというか、本当にびっくりしました」
-自転車競技を始めたきっかけは?
「6年前まで新体操をしていたんですけど、父が自転車をしていて、それに影響されて始めました。最初はロードをしていたんですけど、そちらは苦手だったのでトラックに転向しました。スプリントの方が得意だったので、こっちの方が向いていると思ったんです」
-トラックの魅力はどんなところ?
「トラックを走るスピードや、競走で狭いところをくぐり抜けていったり、瞬時の判断で走るのが楽しいですね」
-日本のガールズケイリンの印象は?
「まだ走ってないので、どんなかわからないですね。1回走ってみてわかると思います。戦略も新しく学んでいきたいと思います」
-コンクリートの400バンクは走ったことありますか?
「はい、コンクリートは初めてじゃないです。ヨーロッパにはいくつかあるし、400バンクも好きなので、楽しみにしています」
-雨の中レースは大丈夫?
「雨の中でトレーニングは好きなので大丈夫だと思います」
-ガールズケイリンの開催中は携帯電話は使えませんが、そこは大丈夫?
「大丈夫です。50年前の生活になるんだと思って(笑)。集中もできるし、いいかもしれませんね。家族と話せないのは残念ですが、ネットがない分、他の選手と仲良くなるチャンスだと思います」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「できるだけ勝てるように、できるだけ優勝できるように頑張ります! なので、私がレースで勝てるように応援よろしくお願いします!!」
ロリーヌ・ファンリーセン(オランダ・30歳)
今年も昨年同様なレースを見せられるように頑張ります
-昨年、ガールズケイリンを走った感想は?
「とても楽しかったですし、たくさんいいレースもできたので最高でした」
-どんな所に行きましたか?
「たくさん色んな所に行きました。東京も数回来ました。今年も色んな場所でレースがあるので、もう少し色んな日本が見れると思います」
-行きたいところはありますか?
「相撲を見にいきたいですね。鎌倉にも行くので、そこでお寺や日本の文化に触れるのを楽しみにしています」
-今年はどんなレースをしたいですか?
「今年も昨年同様なレースを見せられたらいいと思っていますが、先行は自分のタイプではなかったので、もう少し遅めから攻められたらいいなと思います」
-6月に行われるガールズケイリン2018インターナショナルへの意気込みは?
「日本人も強い選手がたくさん出るので、難しいレースになるとは思いますが、いい結果を残せるように頑張りたいです」
-今のコンディションは?
「いい練習もできていますし、ロードの練習もできています。トラックの練習は少し足りてませんが、レース本番までに整えていけると思います」
-自国・オランダでの世界選を振り返っていかがでしたか?
「世界選はすごくいいものだったんですけど、僅差で女子ケイリン4位という結果だったのでメダルが欲しかったですね。でも、いいレースができたことはよかったと思います」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「また日本に来れて嬉しいです! 競走が楽しみですね。レースを頑張ります! 応援よろしくお願いします!!」
ナターシャ・ハンセン(ニュージーランド・28歳)
昨年よりももっといいレースを今年はお見せできると思います!
-今年の世界選を走った感想から教えてください。
「チームスプリントでニュージーランドチームが5位という大変いい成績を残せました。強いジュニアの選手たちもたくさん出てきましたし、私自身は背中のケガもあって、リハビリなどもあり、そこまでいい結果を残せませんでしたが、その後のコモンウェルズではベストタイムが出たり、どんどん調子はあがってきています」
-今の調子はいいんですか?
「もちろん大変調子はいいです! それに、昨年来た時よりも今年の方が調子がいいので、もっといいレースを見せることができると思います」
-昨年、ガールズケイリンを走った感想は?
「国際のケイリンと違うところがたくさんあって、慣れるまで時間がかかりました。でも、それを除けばとてもよかったですね。楽しかったですし、何より今年は昨年よりもいいコンディションで臨めることが楽しみです!」
-昨年、賞金の使い道は?
「だいたいは貯金にまわしました。それと、最終日に東京でショッピングも楽しみました(笑)」
-今年はどんな走りをしたいですか?
「強く、アグレッシブな走りで、勝ちたいと思います」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「ガールズケイリンを見てくださってありがとうございます。皆さんのために一番の走りをしたいと思います!」
ステファニー・モートン(オーストラリア・27歳)
昨年は走っていてとても楽しかったです。今年もまた応援よろしくお願いします!
-今年の世界選はどうでしたか?
「今年はオーストラリアで行われたコモンウェルズが私のターゲットだった大会だったので、本調子ではなかったんですけど、それでも世界選の女子スプリントで銀メダルを獲れたことはすごく嬉しいです。オーストラリアチームはコモンウェルズにかける予定で、結果、コモンウェルズでは自転車で14か17のメダルを獲ることが出来ました。世界選にベストな状況で臨めなかったのはつらかったですが、結果はよかったと思います。来年からは本気でいきます!」
-昨年、ガールズケイリンを走った感想は?
「楽しかったし、いい経験ができました。なおかつ、そこに成績もともなったので最高でした!」
-賞金の使い道は?
「大部分は貯金にまわして、家を買いたいなと思っているんです。もちろんショッピングにも行きました(笑)」
-昨年、日本で印象に残っているところは?
「色んなところが違った理由で好きなんですけど、松山が印象に残っています。あとは川崎の初日に雨が降っていて、前が全然見えなかったことも思い出に残っています」
-今年はどこに行きたいですか?
「滞在先が伊豆なので富士山はずっと見ているので(笑)、新しいところに行って冒険してみたいですね。まずはもっと東京を知りたいです。でも、どこに行っても楽しいことがありますね」
-今年はどんなレースをしたいですか?
「今年はまた新しいメンバーもいるので、それぞれの走りを見て、面白い走りになると思いますが、基本的には昨年と同じように走りたいです。昨年の結果がよかったので、その走りをまず試してみて、それが上手くいかなかったら次のプランを考えたいと思います」
-6月に行われるガールズケイリン2018インターナショナルへの意気込みは?
「大変難しいレースになると思いますが、見る人にはエキサイティングで面白いレースになると思います。誰が勝つかわからないですね」
-日本のファンにメッセージをどうぞ。
「昨年はたくさんの応援をいただき、とてもありがとうございました。今年もまた応援よろしくお願いします!」