インタビュー



レベルが高いと評価の高い113期。その中ですでに特昇を果たした選手たちに特昇にかけた想い、これからの意気込みをインタビュー。

河合佑弥 東京・113期 A級2班
早くS級にあがれるように頑張りたいと思います!
-デビュー戦を振り返っていかがでしたか?
「自分では緊張してないと思ったんですけど、身体がかたくなっていて、競輪って難しいな、このままじゃダメだなって思わされるデビュー戦になりました」

-そこからどう変わりましたか?
「仕掛けどころとか、そういうのもわからず力任せで行っていたので、デビュー戦以降は、同期のレースを見たり、自分とタイプの似ている人のレースを見たりして、ここから仕掛けてみようとか、1レース毎に成長していこうと思いました」

-多くのレースを見て研究されましたか。
「そうですね。今までとレースの見方は変わって、自分だったらこうしようとか、そういう感じで見れるようになったので、そこは大きいと思います」
-特昇を果たした時の心境は?
「特昇がかかっていた時も別に1レース、1レース頑張ろうと思っていたので、他のレースと変わりなく走れました」
-3場所目はすごく緊張するという選手も多いですが、河合選手は平気でしたか?
「全く意識してなかったということはないですけど、でも、やることは変わらない、失敗したらもう1回やり直せばいいという気持ちではいたので、とりあえず自分のレースをしようということは心がけていました」
-特昇を決めた時は嬉しかった?
「嬉しかったですね」
-A級1、2班戦は戦ってみてどうでしたか?
「前に出るレースをしていたら、そんなに変わるものではないって思いました」
-ここでも完全優勝をされていますが、それに関しては?
「正直、自分も出来ると思ってなかったですね(笑)。力試しで、どのくらい通用するか出来るかやってみようという気持ちで走りました」
-今の課題をあげるとしたら?
「自分はスピードを立ち上げるのが遅いので、そこを強化して、持久力が自分の持ち味なので、そこをもっと活かせるようにしたいなと思っています」
-特昇を同期で一番目に達成されましたが、そこに関しては?
「113期、皆が強いので、その中で一番にあがれたのは自信になりました」
-ここからは同期を引っ張っていく立場ですね。
「引っ張っていくというよりは皆で強くなっていきたいと思います」
-今の目標は?
「競輪では早くS級にあがりたいと思っています。それと地区プロで自己ベストを出したいですね」
-自己ベストはどのくらい?
「カーボンのフレームでやったことはないんですけど、競輪学校を出てから、クロモリのフレームで1分5秒8が出たので、カーボンに乗って慣れたらもっと出ると思うし、とりあえず地区プロで1kmTT1位を目指して頑張ります」
-自転車競技歴的にどのくらい?
「3年目になります」
-それでこの成績はすごいですね
「皆に野球をやめてよかったなって言われます(笑)」
-バンクは400や33がありますが、どれが好きですか?
「やっぱりホームバンクが400なので、練習のイメージでいける400ですね。33も走ってみて、33もけっこう好きになりました」
-京王閣ではどのような練習をしていますか?
「朝からけっこう選手が集まるので、その中にまぜてもらって(やっています)。あとは、学校中にハイパフォーマンスデビジョン(以下HPD)で教えてもらった練習を色々試してやっています」
-学校時代にHPDで学んだことは実になっている?
「自分は半年だったんですけど、その中でもトップの選手の練習メニューを見せてもらって、引き出しは増えた感じはしたので、まだ何がいいのかは自分ではわかってないんですけど、それを試しながら、自分に合うか、やっていきたいなと思います」
-同じHPD出身の南潤選手や山崎賢人選手が特別で活躍していますし、やはり、次は自分もって気合は入りますか?
「そうですね、1年後にはあの舞台に立てるように頑張りたいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「1レース、1レース、どんどん成長していけるように、これからも頑張っていきたいと思います! 応援よろしくお願いします!!」
河合佑弥(かわい・ゆうや)
1994年生まれ。身長180.9cm 体重94.8kg
趣味は?
「最近は本を読むようになりました」
野球をしたくなりますか?
「いえ、将来、お金を稼いで大リーグの試合を見に行きたいです!」


曽我圭佑 熊本 113期 A級2班
レースは楽しいし、良い結果でも反省点を考えるのが楽しい!
-デビューしていかがですか?
「段々とレースに慣れてきたかなと思いましたが、特昇して、またわからなくなって、試行錯誤している感じです」

-チャレンジとA級1、2班戦のレースは違いますか?
「全然違うなというのを、富山で感じました」

-けっこう手荒い歓迎を受けていましたね。
「はい(苦笑)、ヨコの動きがチャレンジは全然なかったので、それで焦る部分はちょっとありました」
-そこをクリアしていかないといけませんからね。
「前回は少し消極的な走りだったので、もっと主導権を取るレースを組み立てていけたらなと思います」
-積極的にですか?
「そうしていきたいと思っています」
-簡単にはさせてくれませんからね。
「なかなかうまい具合にはいかないとおもいますけど(苦笑)、頑張りたいですね」
-曽我選手が、競輪選手を目指そうと思ったきっかけは?
「父(曽我明広・69期引退)が選手だったので、それでまず自転車をやりたいなと思って、自転車を始めて、それで段々と選手になりたいなって思ったんです」
-それはどのタイミングでしょうか?
「大学4年の5月くらいですね。高校3年生の時はもう競輪学校を受かるようなタイムは出てなかったので、その頃は思ってなかったんですけど、大学で力をつけていったら、その想いも強くなっていきました」
-プロになっていかがですか?
「何だかんだで楽しいですね。自転車が好きなんだなっていう部分が感じ取れますね、自分の中に」
-乗っていて楽しい?
「そうですね、まぁ、練習は嫌いなんですけど(苦笑)、レースは楽しいし、終わってからも楽しいです。良い結果でも、まだまだこう走れたなっていうのが次から次に浮かんでくるので、走るのが楽しいですね。今はもっと走りたいなっていう気持ちが強いですね」
-練習嫌いということですが、どんな感じで練習しているんですか?
「ほぼ毎日、バンクで練習しています。練習仲間もいるんですけど、基本は1人でやっていますね。あとは師匠(松尾正人)にバイクで引っ張ってもらったり、1人でもがいていることが多いですね。
でも、バンクではだいたい誰かしら練習しているので、その時は後ろについてもらったりしています」
-アドバイスとかは?
「だいたい師匠からもらうことが多いですね」
-今の目標は?
「A級1、2班にあがることが出来たので、まずは主導権を取って、1着を重ねるレースをしていくレースをしていきたいです」
-強化していきたいところは?
「一番はメンタルですね!!まだ、けっこう競走中にビビっているので、それで中途半端なレースをすることが多いので、まずはそこかなと思います。自信をつけたいです」
-強気なレースをしたい?
「そうですね。それをせんことには自分の脚力の弱さが見えてこないので」
-100%力を出し切るレースをしたいんですね。
「はい、そういうレースを心がけたいと思っています」
-ファンの皆さんにひと言。
「これからも精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
曽我圭祐 (そが・けいすけ)
1994年4月3日生まれ。身長175.3cm 体重83kg
-休日はどのようにしています?
「普通に練習して、日曜を休みにしています。疲れたら休むじゃなく、曜日を決めてやっている感じですね。あとは競走が近づいてきたら前後することもあるんですけど」
-オフの過ごし方は?
「ほとんど寝ています。インドアなもので(笑)。もう完全に休んでます。あとはたまに温泉に行ったりしていますね」


藤根俊貴 岩手 113期 A級2班
消極的な競走から積極的な競走へ。
-競輪選手を目指した理由は?
「一般企業を希望していたんですけど、その中で面接で自分を知るというか自分の強みは何かと思った時に自転車だったので、それで競輪の方に来ました」

-それはいつ決めました?
「大学4年の7月から8月の頃で、本当に競輪学校の試験の間際でした」

-高校時代から自転車競技をやっていましたが、その時は考えてなかった?
「全く考えてませんでした。大学の時もそれまでは全く考えてなかったんです」
-デビューしてからはいかがですか?
「早くS級にあがりたいなって思って走っているんですけど、実際に走ってみるとなかなか難しいものはあるので、競輪を走れているという感じではないと思います」
-やっと特昇出来ましたが、同期との激しい戦いもありましたが、どうでしたか?
「強い同期とばかりあたっていたので、ここで勝てなきゃ上にはいけないぞと思って走っていたんですけど、でも、勝ちたいという気持ちで消極的になることが多かったので、そこで勝ち切れなかったことがありました。それが奈良の決勝でした」
-強い同期同士の戦いは大変でしたね。
「考えていることが皆一緒だったので、そこでいかに裏をかけるか、意表をつく動きが出切るかという探り合いだなという感じを奈良で思い知らされました。強くても勝てなかったので」
-特昇してみてどうですか?
「でも、自分よりもいい走りをしている人は多かったのですが、その中でも上にあがれたので、それに恥じないように走りたいと思います!」
-A級1、2班戦まで少し期間が空きましたが、その間の練習は?
「変わらずしっかり練習は出来ていますね」
-師匠(佐藤友和)からはアドバイスはありますか?
「特にはありませんね。最近は走りを見て『大丈夫だな』と(笑)」
-練習は紫波(岩手)ですか?
「はい、ずっと紫波自転車競技場でやっています。もう主にバンクで練習していますね」
-激戦のチャレンジを乗り越えて、A級1、2班戦に臨むわけですが、抱負は?
「消極的にならずに、行けると思ったところから仕掛けて、それでラインで決められるようにと思っています」
-まずは力を出し切って。ですね。
「はい、まずはそこを目指して頑張りたいと思います」
-今の目標は?
「S級特進ですね!」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「これまではラインで決められるレースが少なかったので、自分の力を出し切って、ラインでワンツースリーを決められるように頑張りたいと思います! 応援よろしくお願いします!!」
藤根俊貴 (ふじね・としき)
-趣味や休みの時はどのように過ごしていますか?
「デビュー前は映画とか見に行っていたんですけど、デビューしてからはレースの合間、合間は練習することで精いっぱいっていう感じで、休みの時は寝てしかいないですね(笑)」
-好きな食べ物とか嫌いな食べ物は?
「嫌いな食べ物はトマトです(笑)。好きな物は、そうですね~、ネギトロって言っています(笑)」