松井宏佑選手がついに特昇を果たした!
ナショナルチームで鍛えているダッシュ力を発揮し、A級1、2班戦ではすでに6連勝、S級特進へリーチをかけた。そんな松井選手に、激戦のチャレンジ戦を勝ち抜いた感想や目標、練習について語ってもらった。
松井宏佑 神奈川・113期 A級2班
自分の持ち味を活かすことを一番に考えて走っています
-特昇を果たした感想は?
「そこまで特昇にこだわっていたわけではなかったんですけど、嬉しかったですね!その時(3場所目)の開催が宮本(隼輔)と一緒で、 今まで2回一緒に戦ったことがあるんですけど、どちらかと言うと、特昇を出来たことより宮本に2回目で勝てたことが嬉しかったですね」
-チャレンジ戦は強い同期同士の戦いも多く、激戦だったと思いますが、振り返ってどうでしたか?
「そうですね、例を挙げれば宮本はS級でも戦えるくらいの強さを持っていると思うので、宮本とは当たりたくなかったけど当たっちゃって。結果、勝てたからよかったですけど、同期の強い選手と戦うのはきつかったですね」
-昇班から6連勝ですが、A級1、2班戦はいかがですか?
「上がった時からの目標として、特にS級まで特進して突っ走ろうとかじゃなくて、とりあえず自分のレースをしようと思っていたんです。でも、6連勝出来てリーチがかかっているので、結果としてよかったのかなと思います」
-特進はそこまで強く望んでいない?
「それよりも自分の持ち味のダッシュが活きるレースをと思っています。勝ちにこだわって仕掛けが遅くなってしまうようなレースも見ているし、そういうレースをしないように、自分の持ち味のレースをしたいと思っています」
-最近はどんな感じで練習していますか?
「ナショナルチームの人たちと一緒に練習しています。超一流の人たちと練習が出来ることで強くなると思うので、今は黙々と練習している感じですね」
-強くなっている実感は?
「タイム計測でも良くなってきているし、力はついてきていると思います。自分の持ち味のダッシュも、トップスピードもあがってきている感じなのでいいと思います」
-今の目標は?
「今はリーチもかかったし、(S級に)特進することが近い目標ですね。一番の目標はもっと上なんですけど、まずは、そこを目指したいと思います」
-そのための課題をあげるとしたら?
「いや、特には。でも、静岡の決勝でヘッポコなレースをしてしまったので、そういうレースをしないようにしたいと思います」
-強いレースだったと思いましたが、どこがヘッポコでした?
「インに包まれてゴチャついてしまったので、もっとすっきりした、自分の持ち味をもっと出すようにしないといけませんでした」
-そこからの巻き返し強かったです。
「いや、全然ですね。僕としてはもうヘッポコでした(苦笑)。静岡開催の次の日に練習に行ったら、先輩たちに笑われて、ヘッポコなレースだって言われました(笑)」
-あの決勝戦は、荒木伸哉選手のブロックもきつかったですね。
「一瞬止まりました。あんなのもらったことがなかったので、ちょっとおぉってなったんですけど、まだ脚に余裕があったので、まあ踏み直していきました」
-あれだけ強くてもヘッポコって言われちゃうのは、先輩たちも厳しいですね。でも、そうやってアドバイスをもらえるのは大きいですね。
「毎回レースをちゃんと見てくれて、アドバイスもくれるので、そういうのはありがたいですね」
-誰が特にアドバイスをくれますか?
「けっこう皆がくれますね。(渡邉)一成さんとか脇本(雄太)さんとか、皆ですね。それに(ブノワ)コーチからももらえるので、ありがたいです」
-ナショナルチームを練習の環境に選んでよかったですね。
「正解でした」
-競技的には?
「もちろんナショナルチームにいさせてもらっているので、国際大会にも出たいですね」
-種目は?
「最近は、一成さんと新田(祐大)さんと一緒のメニューをしているので、お二人と同じ種目ですかね。チームスプリントやケイリンになるんじゃないかと思います。今は脚力向上中です」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「ファンの皆さんがもっとワクワク出来るようなレースを頑張りたいと思います! 次で特進して、S級で走れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!!」
松井宏佑(まつい・こうゆう) 1992年9月24日生まれ。身長165.9cm 体重74.5kg
趣味は?
「特にないんですけど。今はもう練習がきつくて、癒しを見つける暇もないんです」
お休みは?
「最近は1日オフがないんです(笑)。開催も調整なしでいっているので、前検日が一番休めるくらいですね」
ハードですね。忙しい日々に早く癒しを見つけてください。
「温泉にはちょいちょい行って、リラックスはしています」