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115期 注目選手インタビュー
7月のデビューまで1か月を切った115期、その中から注目の3選手にインタビュー!
在校1位でゴールデンキャップも獲得している坂井洋選手。
卒業記念レース・チャンプの山本修平選手。
そして、115期の中で先行力ナンバー1の声も高い小原佑太選手。
彼らに競輪学校卒業後の3か月間の練習方法や、目標などを語ってもらいました。
坂井洋  栃木・115期
競輪界を盛りあげていけるような選手になりたいです!
-坂井洋選手が、競輪選手を目指したきっかけは?
「中学生の時に知人に誘われ、競輪場に見学に行った時に自転車を生で見て、そのスピードに圧倒され、『自分でもやってみたいな』と思ったことがきっかけですね」
-かなり昔からなんですね。
「そうですね、選手を目指そうと思って自転車を始めました」
-なるほど。では、卒業後、現在はどういう風に練習をしているんですか?
「栃木は115期が3人いて一緒に練習しているんです。学校時代に比べると、自分でメニューを考えたりとか、自分の課題を見つけたりやっていかなきゃいけないので、そういう面は大変だと思います」
-メンバーは?
「幸田望夢君と福田滉君です」
-メニューを考えるのは誰ですか?
「そうですね、基本は自分が考えて渡しています。(HPDで)ナショナルチームと一緒に練習していたので、その練習を参考にしたりとか、あと2人の状況も把握しながらメニューを考えたりしています」
-デビュー戦まで約1か月となりましたが、今の心境は?
「デビュー戦に向けて、しっかり仕上げていきたいと思います。でも、(6月)7日にウエイトでスクワットをしていて軽くケガをしてしまったんですよね。椎間板を損傷してしまって、デビューまでには治して、間に合わせたいと思います」
-しかし、真面目な坂井選手だからこそ、ムリして練習をしないか心配です。
「…実は2週間動かないようにって言われたんですけど、焦って8日にはもう自転車に乗ったんですよね」
-いや、坂井選手は強いんだから焦っちゃだめです。今はしっかり治しましょう。
「でも、やっぱり注目はされると思うので、余計に焦っちゃいますね。まずはケアをしっかりしようとは思います」
-今の言葉からも期待のプレッシャーを感じているのはわかります。
「そうですね。師匠の星野辰也さんも自分の練習メニューを尊重してくださるので、自由にやらせてもらっているので助かっています」
-今の目標は?
「しっかり6場所で特進して、一番早く上にあがりたいですね。そこは斡旋にもよるんですけども、6場所で上にあがれるようにしっかり脚を作っていきたいと思います。もちろん脚だけじゃなく、ルールも新しくなったのでしっかり競輪の勉強をしていきたいと思います」
-ファンにメッセージ。
「選手に登録されたからには、お客様の車券に貢献して、競輪界を盛りあげていけるような選手になりたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」
山本修平  東京・115期
今は 早く走りたいなっていう気持ちは強いですね!
-山本修平選手が、競輪選手を目指そうと思ったきっかけは?
「自転車競技をしていたんですけど、高校2年生くらいの時に大会で結果が出はじめて、それで競輪選手になりたいと思いました」
-卒業してから、現在の練習方法は?
「4名ぐらいのグループで練習しているんですけど、1か月くらいのメニューを考えてやっています」
-メンバーは?
「師匠の山崎充央さんと山本恵太郎さん武田亮と自分です」
-どんなメニューが多いんですか?
「ウエイトを週3回くらい入れて、それでバンク練習が週4回くらいですかね」
-師匠からどんなアドバイスがありますか?
「そうですね、『今は身体を作って、デビューに向けてしっかり練習しろ』っていうことは言われています」
-デビュー戦まで約1か月となりますが、今の心境は?
「卒業してから3か月くらいあったので、早く走りたいなっていう気持ちは強いですね」
-3か月は長かった? 短かったですか?
「準備期間としてはもっとあってもいいかなと思うんですけど、気持ちの面では早く走りたいなっていうのはありますね」
-目標は?
「デビュー戦で完全優勝して、そのまま連続優勝して、S級まであがりたいですね」
-大きな目標は?
「最終的には、グランプリやGIで優勝することが目標ですね」
-憧れの選手像は?
「やっぱり脇本雄太さんが今すごく強いので、憧れはあります」
-卒業してから楽しいことはありますか?
「自由があるというか、なんというか、好きなことができるというよりは競輪学校では同じ敷地内だけの生活だったので、今は自由に動き回れることがいいなって思いますね(笑)」
-練習していても開放感が違うわけですね(笑)。
「何か違う世界にいるような感じです(笑)」
-同期同士で連絡しているんですか?
「そうですね。でも、あんまり練習の話をするよりは普段のこととか話しています」
-卒記チャンプのプレッシャーは?
「そうですね、こうやって取材もされたりして注目はされているのかなと思います。でも、そんなにプレッシャーはないですけど、期待に応えられるように頑張りたいですね」
-ファンへメッセージ。
「デビュー戦に向けてしっかり練習していますので、期待に応えられるように頑張りたいと思います!」
小原佑太  青森・115期
デビュー戦で存在感あるレースをできれば一番いいなと思っています!
-選手を目指したきっかけは?
「高校の時から自転車競技をやっていたんですけど、その中で競輪選手と走る機会があって、大学に進学するか就職するかで悩んでいた時に、大学の方からお話をいただいて、それで親と相談して、その時に大学に行くなら選手を目指して頑張れということで選手を目指そうと思いました。僕自身も(自転車競技をやっていて)けっこうお金がかかっていたので、自転車を使って親に恩返しをしたいと思っています」
-真面目な小原選手らしいですね。では、卒業して現在の練習方法は?
「ずっとHPDで練習させてもらっていたので、ナショナルチームでも練習内容的にはあんまり変わっていないんですけど、でも、競輪学校の時は授業とかイベントなどが多かったので、HPDの練習にそこまで集中できなかったんですけど、そこがなくなったので練習漬けの毎日です。やったことがない練習もあるので、きついのはきついですけど、調子がいい時と悪い時の差がけっこうあるんですけど、いい時にタイムがめちゃくちゃよくなっているというのがあるので、そこは学校の時になかった成長を感じているので、デビューに向けて楽しみな感じはあります!」
-ナショナルチームの練習はハードで有名ですし、大変そうですね。
「はい。1本1本集中しろって言われ、1本で出し切れなかったら意味がないって言われているので、それがようやく卒業してから今の生活で1本出し切るっていうのはこういう感覚なんだなっていうのが実感できています」
-デビューまで約1か月となりましたが、今の心境は?
「期待が6割、不安が4割っていう感じですね」
-小原選手くらい強くて、不安4割というのはどんなところですか?
「いえいえ、鉄フレームであんまり練習していないので、セッティングを空いている時間で出すようにしているんですけど。そこですね。あと競輪学校の成績もあまりよくなかったので」
-それは先行に徹していたからじゃないですか。
「それもあるんですけど、最初は先行で勝ちたいので、先行の持ち味を活かせるレースをしたいと思っています。そこでどれだけ自分のペースで駆けれるかを研究しているところです」
-目標は?
「とりあえずS級にあがらないと、特別競輪も出られないので、早くS級にあがりたいです。今、ナショナルチームBの方で新山(響平)さん一緒なんですけど、早く新山さんと連携を組んでもらえるように、早くS級にあがれるように頑張りたいです」
-新山選手も期待しているでしょうし、全プロの時に坂本貴史選手も『小原佑太って強い子が出てくる』っていう話をしていましたし、先輩たちの期待は大きいですね。
「今、住んでいるアパートは坂本さんに紹介してもらったりとお世話になったので、坂本さんとも早く連携を組んでもらえるように頑張りたいですね」
-期待が大きい分、プレッシャーはいかがですか?
「はい、その不安も結構あるんですけど、まずはS級にあがらないと話にならないので、最初のデビュー戦で存在感あるレースをできれば一番いいなと思います」
-ファンにメッセージ。
「皆さまの車券に貢献できるように一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします!」