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吉岡詩織(広島・116期・L級1班)
116期で優勝一番乗りした吉岡詩織選手!競輪学校時代から先行して力をつけてきた吉岡選手、デビューしてからも先行で魅せています。新人だからこそ目立つレースをしないといけないという信念のもと、ガッツあふれる走り!今後のガールズケイリンを盛り上げてくれそうです。
先行で勝つのが一番カッコいいなと思うし、一番目立つと思うので、先行で頑張りたいです!

-デビュー戦の心境は?
「とりあえず新人だし、先行しようというのは決めていて、結果はどうなってもいいから先行でやろうって思っていました」
-それが逃げ切って完全優勝を決めた時は?
「びっくりしたというのが一番なんですけど、優勝できてよかったという気持ちもありました」
-これからの手応えはつかめましたか?
「はい、ボチボチつかめたと思います」
-競走で一番心がけていることは?
「デビューしたばかりの新人なので、目立ってなんぼというか、まずは自分を出して、お客さんにまずは自分を知ってもらうことが大事だと思ってました。終わってから『えっ、吉岡はどこ走ってた?』って言われるのはイヤなので、自分で動いて行かないといけないって思っています」
-そのおかげもあり、116期で一番目立っていますね。
「まさか私が目立つと思ってなかったです(笑)。でも、自分の優勝で同期が奮起してくれたらいいなって思っていますね」
-先輩たちと走ってみて、強いなって思うところはどんなところですか?
「毎回、強いなっていうのは感じています。簡単には出させてくれなかったり、自分のやろうとしていることが全部見抜かれているので、上手くいかないこともあって、先輩はすごいなって毎回思います」
-その中で先行でこれだけ結果を残すのもすごいですね。
「先行していたら先輩方もスタートで位置取りが悪くても入れてくれたりするので、ちょっとは有利にはなってきているかなと思います」
-2回目の優勝もしっかり先行してでしたが、嬉しかったですか?
「そうですね。初日、2日目と先行と言っていながらの捲りだったので悔しい気持ちがあって、決勝は先行で頑張りました。逃げで決められるのが一番カッコいいなと思うし、一番目立つので。当分は、展開によるとは思いますけど、先行で頑張りたいと思います」
-今の目標は?
「目先の目標は、フレッシュクイーンレースに出場して、優勝することですね。最終的な目標は、皆も目標にしていると思いますがガールズグランプリ優勝で、賞金女王で過去最高額を出したいなって思っています」
-先行力をつけるために、どんな練習をしていますか?
「今は師匠の田村(光昭)さんのグループで一緒に練習させてもらっているんですけど、自力で練習したり、選手の後ろについて走ったりしています。男子選手からいいスピードもらったりして、千切れちゃうんですけど、そこにくらいついていって、そのおかげで脚もついてきているのかなって思います」
-それが競走でも活きているんですね。
「はい、もう1回踏める脚ができるようになっているので。あとは2回、3回と踏める脚をつけていければ、もうちょっと成績もよくなっていくかなと思います」
-今の課題は?
「レース経験が少ないから、まだ展開がわからないし、色んな展開でレースができるように、色々と勉強していくことが課題だと思います。それと脚力アップやダッシュ力の強化と色々とありますね」
-レースを走って身につけるしかないところもありますからね。
「そうですね、レースで先輩たちが色んな展開を作ってくださってそれが勉強になるので、どんどん私を(レースの中で)イジメてください(笑)。それを経験しないと強くなれないし、先輩たちのおかげでわかってきたこともたくさんあります。これからも勉強しながら頑張っていきたいと思います」
-印象に残ったレースは?
「青森ですね。梅川風子さんと2日目、決勝を走ったんですけど、2日目は先行させてもらえなくて、やっぱり梅川さんはすごいなって思いました。梅川さんを目標に頑張ろうって思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「これからも力勝負で、全力で頑張ります!!応援よろしくお願いします!」
吉岡詩織 (よしおか・しおり)
1994年9月30日生まれ。身長163.2cm 体重62.3kg
趣味や癒しの時間は?
「趣味があんまりなくて、休みの日は寝て起きたらお昼だったりとか、そういう感じですね。趣味とか見つけたいなとは思っているんですけど。ボーってしていることが一番の休養かなと思っています」