月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
高橋晋也(福島・115期・A級2班)
ナショナルチームに所属する高橋晋也選手。パリオリンピックを目標に、日々のハードなトレーニングに励んでいます。競輪でもナショナルチームの練習で培ったダッシュ力を活かし、A級1、2班戦でも連勝を重ねている。将来スター選手候補の高橋選手にご注目ください!
力を出し切るレースで頑張っていきたいと思います!
-高橋選手が競輪選手を目指したきっかけは何だったんですか?
「僕はもともとスピードスケートをやっていて、北海道の方でやっていたんですけど、高校の先輩に武田豊樹さんがいて、それで話などを聞いて、やってみたいなって思ったんです」
-飯野祐太選手に弟子入りしたきっかけは?
「入る前に(競輪に)師弟関係があるっていうのを知らなくて、経験もなくて、適性じゃないと受けられないかなって思っていたので、福島にある大谷トレーニングセンターっていうところがあるんですけど、あそこに高校を卒業してから通うことになって、そこで師匠に出会ったんです」
-では、デビューからここまでを振り返ってはいかがですか?
「一戦一戦、少しずつは成長しているのかなとは思いますけど、まだ、内容が全然しっかりしていないというか、自分の中でこういうレースをしたいっていうのが固まってない感じです。なんとか連勝はできている感じですけど、課題がいっぱい残っていますね」
-ものすごい強さを発揮していますが、課題はどんなところですか?
「判断力とかもまだまだなので、そういう面ですね。ラインでワンツーを決められるレースでも、なんかフワフワしちゃって、ずっと外にいたりとか、引かなきゃいけないところで引いてなかったりとか、そういう中途半端なレースをしているので、そのへんを直していければもっと上でも戦えるのかなと思います」
-後方8番手から一気に捲るという力強いレースはすごいですね。
「今、ナショナルチームで練習をさせてもらっているので、捲りとかダッシュ系には自信があるので、その辺は活かせているかなとは思います。でも、あれをやっちゃうと後ろの人もついて行きづらい感じだと思うので、できたら先行もしていきたいです。レースを自分が動かして、先行ができるような流れにもっていけるように、磨いていきたいなと思います」
-目標は?
「ナショナルチームの方でやらせてもらっているので、パリオリンピックを目標に頑張っています。これからS級にあがって、師匠と走ることも目標というか夢ですね。パリを目指しつつ、競輪でも師匠とともに活躍できればと思っています」
-脚はすでにS級でおかしくないですものね。
「いえ、展開も自分が捲りやすい展開になってくれているので」
-脚がないとあれを捲りやすい展開とは言えないです(笑)。
「そこは環境がすごくいいので、恵まれている環境で練習できているし、そこは自信をもってもがけるのでいいかなと思います」
-練習はどんな感じですか?
「毎日、ウエイト練習や練習も250バンクでやらせてもらっていて、今週くらいから基礎トレーニングということでイチから土台づくりで追い込んでいる感じですね」
-ナショナルチームの先輩たちは高橋選手から見たら、どんな存在ですか?
「もう雲の上の存在ですね。全然ついていけないですし、遠いですね」
-でも、先輩たちがあれだけ強いと、頑張れば自分たちも強くなれるといい目標にもなるのでは?
「そうですね、一番近くでそういうのを見せてもらっているので、励みというか力になっていますね」
-ナショナルチームには新山響平選手や新田祐大選手と北日本の先輩もいますが、アドバイスはありましたか?
「競輪についてはそんなにはないですけど、競技の方はこうした方がいいよとアドバイスしてもらっています。競輪の方は上にあがってから指導してもらえたらなって思っています。今はとりあえず勝てるようにと思って走っています。まずはどれだけ自分が力を出し切れるかってことで、今頑張っているので、力を出し切れるように頑張っていきたいです」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「これからも頑張ります! 応援よろしくお願いします!!」
高橋晋也 (たかはし・しんや)
1994年10月4日生まれ。身長178cm 体重90.3kg
趣味や癒しの時間は?
「映画や動画を見るのが好きです。休みの日はもう疲れがけっこう出ているのでどこにも行けないことが多いので、最近は家でゆっくり映画を観ています」
どんな映画が好きなんですか?
「音が流れていればいいじゃないですけど、適当に流して、それを観るというか聞くというか、そういう感じですね。車の映画とかアクション系の映画をけっこう観ます」