月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
橋本英也(岐阜・113期・A級3班)
2019全日本オムニアム選手権4位という結果
全日本オムニアム選手権が9月22日に行われた。
当然、橋本英也が優勝するだろうと思っていた。
今回の選手権では、アジア選手権、ワールドカップの出場権は何もかかっていないが、しっかりと勝って次に向かうものだと確信していた。
だが、ハプニングは起こるものである。
あっさりと表彰台も外し、4位という結果に。
しかも、直接的なライバルで橋本のチームメイトでもあるチームブリヂストンレーシングの窪木一茂も2位という結果に終わる大波乱となった2019全日本オムニアム選手権だった。

窪木と見合う橋本。岡本が虎視眈々と狙う。
橋本が4位となった一つの原因は、エリミネーションでまさかの残り6人でエリミネートされてしまうという事が起きたのだ。
これでジワリと差を詰めていた岡本隼(愛三工業レーシング)に良い展開となった。
そして迎えた最終種目のポイントレースで、窪木とマッチレースをしている間にラップされ一気に逆転に。優勝を狙っていた窪木も2位、そして橋本も4位となってしまった。見合うとよくあるパターンではあるが、なんともいただけない結果となった。

エリミネーション。残り6人でエリミネートされる橋本。
-優勝すると思っていましたが、今の心境をお願いします。
「一番の敗因は僕のコンディションです。レース前に崩し気味だったので、それが良くなかったなと思います。また僕の得意種目であるスクラッチ、テンポ、エリミネーションで思うようにいかずに、最後のポイントレースでは小林泰正君(群馬・113期)が優勝した時のようなレースになってしまって。チームとしても表彰台をしっかり独占してその中でもトップを目指していきたかったんですが、良くなかったですね。
エリミネーションは前後にチームメイトがいたので大丈夫だろうと油断をしてしまいました。走り自体は本調子しではないなかでまずまずだったので、表彰台は欲しかったですね。
最後のポイントレースで、岡本選手が行ったときにもうちょっと行ければ良かったんですけど、足に来て追えなかったです。そこで追うことができていれば、チームでワンツースリーを獲れていたと思うので、そこが敗因だと思います。僕が行ってそこを近谷さん、窪木さんがカウンターで行ければ良かったんですが、そこは作戦ミスというが難しかったですね。僕の走りに期待してくれていたファンの方々には申し訳なかったと思います。
今後は、オリンピックに向けてワールドカップで昨シーズン以上の成績を出してメダルを獲り、世界選手権でメダルを獲ってオリンピックに向かいたいと思います」

アジアチャンピオンジャージを着て走る橋本