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玉野競輪開催69周年記念・瀬戸の王子杯争奪戦(GIII)の最終日9レース『第115期ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)』が行われました。ナショナルチームBに所属する高橋晋也、小原佑太を中心とする115期の新鋭が集まりました。

集合写真

地元の晝田宗一郎と城戸俊潔が組み、学校時代の同組で高橋、朝倉智仁、伊藤颯馬がラインを組み、小原佑、小原丈一郎、後藤悠、外田心斗が単騎で臨んだ。
レースは、優勝員以下、高橋、朝倉、伊藤、晝田、城戸、外田、小原佑、小原丈、後藤で並ぶ。赤板で内から小原佑が上がり4番手に、外から小原丈が上がって前に出た。打鐘から晝田が一気に先行。3番手の小原丈、4番手の高橋の車間が空いた。最終バック前から高橋が捲っていく。その上を小原佑が捲ろうとするが朝倉が牽制。ゴール前、朝倉が高橋を追い込んで優勝。2着は高橋。3着に小原佑が入った。

スタート

周回


赤板

打鐘過ぎ


最終ホーム

最終バック過ぎ


ゴール

表彰式


ラインを組んだ2人で
レース後のコメント
優勝・朝倉智仁

「高橋さんのおかげで優勝することができました。学校時代から高橋さんと一緒に走りたいと思っていたので、本当に叶って夢のようでしたね。本当に高橋さんがすごく強くて、気を抜いたらやばいなって感じでしたね。最後上手くもち出せたのでよかったと思います。小原(佑)が来るのは見えたので、張ってから行きました。ゴールした瞬間はちょっとよくわからなかったですね。高橋さんがこっちを見て、そんな感じで見たので、それで(優勝が)わかりました。この喜びは、同門の遠藤(洋希)さんが一番ルーキーチャンピオンを目指していたので、それで遠藤さんの夢だけでなくて僕の夢でもあったので、優勝することができて本当によかったと思います。これで師匠やお世話になった方にもいい報告ができます。次の目標は、4月に初GIIIの高知記念があるので、そこでしっかり自力を出していきたいと思います。まだまだ力が足りないと思うので、脚や展開を読む力をつけていければと思います」
2着・高橋晋也

「まだまだ力が足りないですね。やっぱり小原(佑)か朝倉が一番強敵だと思っていたので、朝倉は後ろについてくれたし、あとは小原を見て動けばいいと思ったんですけど、見過ぎてしまって、仕掛けるのが遅くなりました。もう少し早めの方がよかったですね。(ゴール前は)気持ちでした。僕の勝ちたいという気持ちより、朝倉の勝ちたいという気持ちの方が強かったのかもしれませんね。2人でガムシャラにもがいていたので。今回の修正をして、次に臨みたいと思います」
3着・小原佑太

「晋也さんの出て行く瞬間に発進すれば、トップスピードは自分の方が上なので行けると思ったんですけど、問題は朝倉のヨコの動きがどのくらいあるのかでした。思っていたより晋也さんの動きが遅くて、絶対に僕待ちなのはわかっていたので、先に動いたら僕の後ろに入っていただろうし、仕掛けは難しかったですね。でも、僕の狙うべきは4番手じゃなく、晋也さんの番手か3番手でしたね。(4コーナーで朝倉のヨコの動きに)脚にはまだ余裕があったんですけど、ちょっと経験不足でした」
4着・伊藤颯馬

「残念ですけど、楽しかったのでよかったです。(3番手は)脚的には余裕はあったけど、何をしていいかわからなくて(苦笑)。反省は見つかったのはよかったです。まだまだなので、戦い方を覚えて、練習して強くなってからS級にいきたいですね」
5着・外田心斗

「自分で行こうと思っていいたんですけど、晝田が思っていた以上に思い切り行っていたので、そこで自分もつていっていたらよかったんですけど、少しびびって追い込みを咄嗟に選んでしまったことが悔しいですね。今回は連携ではなかったのでホーム晝田たちを入れないこともありだったのかなとも思います。次にこういう舞台と言えば、ヤンググランプリなので、(松本)貴治さんも獲っているし、今度はヤンググランプリに乗れるように頑張りたいと思います」
6着・城戸俊潔

「せっかく晝田君がいい展開を作ってくれたんですけど、自分の脚力不足で優勝できなかったのは悔しいですね。気合いはしっかり入っていたんですけど、力不足でした。今期、しっかりS級の点数を取っていけるように頑張りたいと思います」
7着・小原丈一郎

「自分から動かせたのはよかったけど、中団にはまる作戦だったのに、それで離れてしまっていっぱいになりました。晋也さんが切ったあたりでと思ったけど、もう遅かったです。やっぱりS級はすごかったですね。まだまだA級で逃げて頑張っていこうと思います」
8着・後藤悠

「イメージしていた展開と違って、外田か小原(佑)が抑えにいったら、自分もそれにのって先行しようと思っていたんですけど、動いたのが小原丈一郎だけだったので、ここで行ってもと思ったんです。イメージしていた中でも最悪な展開になってしまいました。後方になってしまったら何もできないってわかっていたんですけど、人任せの競走をしてしまったので、何もできないで終わってしまいました。早くS級にあがりたいのですが、今はまだ力が足りないので、力をつけて頑張ろうと思います」
9着・晝田宗一郎

「先に動かないと勝ち目はないと思ったので、自分の力は出し切れたと思います。晋也さんの後ろで誰か切ってくくれるのを待って、そうしたら丈一郎さんが切ってくれたので。流しているし、行けるところから全力で行って、あとは城戸さんに任せて、自分の全力は出し切れたと思います」