月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
5月15日から17日にかけ、広島競輪場で117期、118期のルーキーシリーズが行われました。今年から始まった新しいレース、117期5レース、118期2レースで戦い、初日、2日目の成績上位が決勝に進出します。117期の青野将大選手、長田龍拳選手、町田太我選手、118期の青木美保選手、永塚祐子選手が連勝で勝ち上がりました。
優勝は、ゴールデンキャップ3回獲得の地元の町田選手と、在校1位の永塚選手でした。

優勝の町田選手と永塚選手

◆11レース 118期・決勝
レースは青木美保選手がスタートを取り、誘導員以下、青木選手、永禮美瑠選手、下条未悠選手、國村美留莉選手、田中月菜選手、永塚祐子選手、廣木まこ選手で並ぶ。打鐘から田中選手が動いて前に出るが、最終ホーム前から永塚選手が一気に叩いた。永塚選手を廣木選手、少し離れ永禮選手が追う。しかし、永塚選手が逃げ切って優勝。2着は廣木選手、3着に永禮選手が入った。

発走機につく7名

スタート


周回

最終ホーム


ゴール

●レース後コメント
優勝の永塚祐子

「決勝戦は自分で行くって決めていたので、来る人のタイミング等を見て行こうと思いました。2日目のレースリプレイを見たら自分じゃないくらいフォームが乱れていたので、今日は自転車の一体感を目指したけど、まだ出てないので、新車になったし、これから一体感を目指して頑張りたいと思います。養成所時代はトーナメント等で優勝がなかったので、今日は勝ちにいきたいと思って優勝できて、大きい一歩だと思います。でも、尾方(真生)さんや西島(叶子)さんの方が強いと思うし、先輩たちには勝てないと思うので、もっと自転車との一体感を目指して頑張っていきたいと思います」
2着の廣木まこ

「自分はスタート遅いので、後ろになったら、たまたま永塚さんが前に来ました。養成所時代なら永塚さんについていけてなかったと思うけど、久留米のガールズの中で練習してから脚はついていると思います。ただ、ついていっただけなので、もう少し差せれば優勝できたと思うし、今回感じたのは久留米で練習すれば強くなるなと感じたので、これからも頑張りたいと思います」
3着の永禮美瑠
「3日目になって段々と流れに慣れてきて、決勝戦はそんなに緊張せず、落ち着いていました。初日はもやもやは残ったんですけど2着に残って、2日目は自分で動いてと思って、決勝戦も3着に残れたので、トータルでみればよかったのかなと思います。今後は、永禮という名前なので流れをみて(笑)、自分の力を出し切れるように走りたいと思います」
◆12レース 117期・決勝
レースは町田太我選手が前を取り、並びは町田選手、石田颯選手、谷元奎心選手、坂本紘規選手、長田龍拳選手、青野将大選手、鈴木陸来選手で落ち着いた。赤板から長田選手が上昇し、前に出る。最終ホーム前から一気に町田選手が叩いて先行。長田選手も必死に巻き返しを図るが、町田選手が押し切って優勝。2着は番手の石原選手。3着に青野選手が入線。

発走機、スタート直前の7名

スタート


周回

残り2周


最終ホーム

ゴール

●レース後コメント
優勝の町田太我

「ホームからドカンとカマそうと思っていました。出切ってからはペースに入れました。地元ということで人気になっていたし、プレッシャーはありましたけど、ここで3連勝できたことはよかったと思います! 本デビューしたら、18連勝してS級で戦うことがまずの目標です。僕を早期卒業させた方がよかったと言わせるくらい活躍を見せたいと思います」
2着の石原颯

「町田君が強かったですね。町田が行った時に千切れたかと思いました。2着は悔しいけど、ラインで決められたことは嬉しいです。次は7月の本デビューなので、その時までに町田に負けないように力をつけたいと思います」
4着の長田龍拳
「作戦で、町田がかかり切ると強いので前でおさえようと言っていたんですけど、自分の加速場所のミスでした。力不足と反応が遅かったです…。単騎が多くなると思って捲りをメインに考えて練習してきて、ラインができるって考えてなかったから、先行の勉強が足りてなかったので、どこで踏むかとかそういうところをこれからやりたいと思います」