インタビュー

岩津裕介の2度目のグランプリ出場は、念願だった特別競輪を優勝してのものになった。オールスターを制して、気づいたことなどもあったそうだ。2016年を最高の年で締め括るために、年末の立川は岩津裕介らしい走りが期待できそうだ。
優勝を目指して頑張ります!
-少し早いですが、今年を振り返られていかがでしたか?
「出だしから調子がよくて、特別競輪でも活躍出来たし、オールスターも優勝出来たので、いい1年かなと思います」

-タイトルを獲って、グランプリに出場したいという気持ちは強かったですか?
「うーん、そうですね、グランプリに出たいという気持ちは強かったです。もちろんタイトルも目標にやってきたので、タイトルを獲りたい気持ちも大きかったですね」
-岩津選手にとってグランプリはどのような舞台ですか?
「なんというか、それ難しいですね」
-1回出場された後に、もう1度出たいと思いましたか?
「1度というか、ずっと出たいと思っていました。やっぱり皆が出たいと舞台ですからね。1年間を締め括るので、そこを目標にやってくるし、そこが終わったら、またグランプリに出たいなって思って、なんというか、目標です。そこで勝つ、目標ですね」
-グランプリの過ごし方は、前夜祭があったり、走らない日が2日もあったり、その間もイベントもあったりと普段と違いますが、精神的にいかがですか?
「毎年出ていたら、大変じゃないかもしれないけど、あまり経験がなかったらわからないことなので、その辺のわからないことに対して大変だなと思うこともあるけど、今回は2回目なので、そこは初めてのようなことはないかなと思います」
-今年はGIで活躍されていますが、そこはご自身の変わられたところとかあるのでしょうか?
「最近は変わったところないですよ(笑)。でも、獲ってから変わったところはありますね。やっぱり難しいなと感じました。(獲った後に)成績がちょっと落ちているので、なんというか、目標というのを立て過ぎたというのが少しあったのかなと思ったし、それより一戦一戦やる方が大事なのかなって、そういうことを周りの選手を見ていて感じたというか、ちょっとその辺りは優勝してから気づいたというか、なんか、そういうように思いました」
-今年はタイトルを獲ってから気づくことがあったりとか、収穫も多かったんですね。
「そうですね」
-では、グランプリの行われる立川の相性はいかがですか?
「あんまり走らないですね。特に良くも悪くもないんじゃないかと思います」
-直線が長い分、岩津選手に向いていると思いますが。
「相手次第ですね、それは(笑)」
-今回のグランプリメンバーを見ると、けっこう悩めますね。
「そうですね。自力が多いんで、でも、追い込み屋がいないですからね。でも、追い込みもいないけど、若手もいないみたいな感じですからね」
-まったく油断が出来ないですよね。
「そうですね(笑)」
-競輪祭からグランプリまで空けたということは、そこまでの調整スケジュールを考えてですか?
「うーん、そういう感じで空けたんですけどね。自分としては競輪祭をいいイメージで終えたかったんですけど、そこがちょっと全然反対だったので、悪いイメージだったので、ちょっと不安はあるんですけど…、けど、その辺をレースは走らないけど、しっかりイメージしてやっていきたいところですね」
-今年のヤンググランプリに同県の取鳥雄吾選手も出場しますが、来年は特別競輪にも出場してくるだろうし、来年も楽しみですね。
「そうですね。ちょっと年が離れ過ぎているので、それで頑張らないといけないなって思っています。実際に一緒に練習しているので雄吾の強さがわかるので、ちょっと自分が頑張らないとダメだなって思いますね。早くあがってきてほしいし、自分の方が負けているところがあるので、その辺をどうにかしないと、先はないなっていう感じでやっていますね」
-どうしてそんなに後ろ向きなんですか?(笑)
「いえいえ、実際にそんなもんなんですよ(苦笑)。厳しいです、紙一重なところでやっていますから。でも、頑張らないといけないですから」
-岩津選手が中国地区を引っ張ってきたからこそ、やっと若手が出てきてくれたと思います。
「どんどん若い子が活躍してくれる時代になってくれたらいいですね」
-グランプリへの意気込みを含めて、ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「常に悔いのないように、普段から取り組んで、レースで悔いの残らないように走りたいですね!優勝を目指して頑張ります!」
趣味は?
「僕はあんまりそういうのを持っていないんです。それはあまりよくないなと思って、来年はちょっとそういう時間を持ちたいですね。それを家族で考えて、そういうのは大事だなと思っているところです。どうしても競輪ばっかりになっているので、仕事は仕事で楽しいのはいいことはいいんですけど、そうじゃない楽しみも作らないと、上手く切り替えが出来ないんじゃないかなって思っているので、その辺をちょっとみつけていき               たいなと思っています」