インタビュー

2度目のグランプリ制覇を果たした浅井康太選手。2017年はなかなか優勝に恵まれなかったが、最後の最後でしっかりと優勝を獲得した。この優勝のために、ずっとその方法を考えてトレーニングをしてきたという浅井選手。2018年もグランプリチャンピオンの重責を跳ね除け、また快進撃を見せてくれるだろう。
自分の思っていた通りの結果が出せたことが嬉しいですね!
-今の心境は?

「本当に嬉しいのひと言ですね! 自分は2017年はグランプリを獲るために練習してきたので、こういう風に自分の思っていた通りの結果が出せたので、それが上手くいったことが嬉しいですね」
-2017年はどんな年でしたか?
「決勝戦の結果というのが全然なくて、自分が中途半端なのかなというところも2017年はあったんですけど、競輪祭から約1か月間、どういう風にしたら獲れるのか、勝てるのか考えて、トレーニングして、その結果がこうして出たのが、自分の考えたことがしっかり結果につながったと思います」
-その考えて、考えた時間は大切なものになりましたね。
「難しいトレーニングだと思うことも、自分で考えたら難しいと思うことも解けると思っているので、難しいこともどんどんやっていこうと思って自分でやっていました」
-レースはどうでしたか?
「深谷(知広)君との作戦が前だったんですけど、たまたま中団が取れたので、展開は作戦通りではなかったんですけど、中団でもいいという話だったので中団からスタートしました」
-先行した深谷選手の後ろについていて、どうでしたか?
「深谷君が打鐘から前に出て、すごい落ち着いていて、流しながら踏んでいたので、これは深谷君のペースだなと思っていました」
-ついていて、心強かったですか?
「そこはもう深谷君との絆があったので、もう信用しかなかったですね」
-後ろは気になりましたか?
「真後ろに平原(康多)さんがいたので、弛んだら来ると思っていたので、それで少し早めに踏ませてもらったんですけど」
-4コーナーで少し諸橋愛選手との接触もありました。
「中割りは誰か来るだろうと思って、それは平原さんかなというイメージはあったので、なんとか対応出来たかなと思います」
-直線の踏み込みはいかがでしたか?
「直線に立ち上がってからは、もう本当にガムシャラに、前歯が出てもいいくらい(笑)、もがきました」
-優勝はどの辺りで実感しましたか?

「もうゴールしてからですね。一回目を獲った時はゴールして、すぐにわかったんですけど、今回は後ろから誰かが来るっていう恐怖心があったので、ゴールしてから優勝はわかりました」
-表彰式では、本当に勝利の美酒がありましたが、味はいかがでしたか?
「本当に美味しくて、グランプリが終わった後も美味しいお酒が飲めそうですね(笑)」
-戻ってきてから熱いものがこみ上げてきたようでしたね。
「まだまだ未熟なので、三重県の先輩、後輩、家族、いろんな人に支えてもらって、それから中部の仲間に支えてもらっているところがあるので、皆さんの顔を見たら、もう気持ちが込み上げてきて、泣くつもりはなかったんですけど、涙を我慢出来なかったですね」
-2018年はどんな一年にしたいですか?
「2017年もそうだったように、日々勉強、一戦一戦、競輪というところで勉強して、もっと強くなっていきたいと思います」
-どんなレースをしていきたいですか?
「自由自在に浅井はどこからでも来るというところを見せたいので、そういうレースをしたいですね」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「まだまだ、これからも進化し続けるので、応援よろしくお願いします!」
浅井康太(あさい・こうた)
1984年6月22日生まれ。身長179cm、体重77kg。
2018年、1番車ユニホームへの意気込みは?
「1回経験しているので、これが身になると思うし、一番カッコいいユニホームを着て、一番カッコいいレースをしたいと思います」