インタビュー

岸和田競輪場で行われた第69回高松宮記念杯競輪(GI)を優勝し、第72回日本選手権競輪に続き、GI連続優勝を果たした。脇本雄太選手の猛スピードに後続が大きく離れる中、三谷選手はしっかり追走し、最後は交わして栄冠を手に入れた。近畿唯一のS級S班選手として、プレッシャーのかかる中、それを見事に跳ね除けた。三谷選手、脇本選手の強さがこれからも近畿の中心になっていくだろう。
小さい頃からずっと見ていた大会なので優勝出来て嬉しいです
-優勝の心境は?

「ダービーに引き続き優勝することが出来たので本当に嬉しいです」
-この高松宮記念杯競輪は三谷選手にとってどんな大会ですか?
「ずっと大津びわこ競輪場でやっていた大会なので。小さい頃からずっと見ていたし、目標の1つだったので、本当に優勝出来て嬉しいですね」
-これで3度目のGI優勝になりますね。

「前回、今回とラインのおかげなので、ラインのおかげで優勝出来たってことが非常に大きいですね」
-レースは、どういった組み立てでしたか?
「もう脇本(雄太)君に任せていたので、脇本君がいいレースをしてくれました。」
-打鐘での踏み出しはいかがでしたか?
「踏み出しもよかったですし、ラインで決まるかなと思ったし、本当に脇本君が強かったです。脇本君にしっかり付いていって、そこから勝負だと思っていました」
-脇本選手のスピード感はいかがでしたか?
「もう強い、それしかないですね」
-ついていて頼もしかったですか?
「はい」
-三谷選手の手応えはいかがでしたか?
「初日は脇本君を抜くことが出来なかったので、決勝戦は抜けてよかったです」
-優勝の実感はどのあたりでしたか?
「ゴール線を通過した時には優勝したかなと思いました」
-ダービーを連覇した後の地元地区のGIで緊張もあったのでは?
「緊張はしたんですけど、その中で結果を出すことができたので本当によかったと思っています」
-GI連続優勝で、ファンの皆さんの期待もさらに高まりそうですね。
「僕の出来ることは変わらないと思うので、これからもしっかりレースをするだけですね」
-2018年の後期はいかがですか?
「今年に入ってからしっかり走れていますし、昨年と比べると違います。後期もしっかり結果を出せるように頑張りたいと思います」
-好調の要因は?
「ずっと練習してきたんですけど、今年に入って体の使い方とかをしっかり学びながら頑張ってきたところかなと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「優勝出来て本当によかったです。後期もしっかり頑張るので応援よろしくお願いします!」
三谷竜生 (みたに・りゅうき)
1987年9月5日生まれ。身長168㎝、82㎏。
滋賀出身で、大津びわこ競輪場は選手になる前に練習していた場所、今回のポスターにもある近江神宮は実家の近くだったそうだ。三谷選手にとって高松宮記念杯は縁の深い大会だったようだ。