インタビュー

第34回共同通信社杯(GII)決勝戦は、山崎賢人選手、清水裕友選手、太田竜馬選手ら若手が勝ち上がってきた。その中で、レースの流れをしっかり掴んだ平原康多選手が優勝を飾った。今年ここまでは試行錯誤で悩んできたという平原選手。上向く調子を今後につなげていって欲しい!
この優勝がいいきっかけになると思います

決勝戦ゴール
-昨年の全日本選抜(GI)以来の特別競輪優勝になりましたが、今回、優勝を果たした心境は?
「今年はずっと試行錯誤をしていて、その結果が伴っていなかったので、この優勝がいいきっかけになるかなと思います」

-初手は3番手でしたが、組み立てはどう考えていましたか?
「初手の位置だけ考えて、あとは何も展開は考えてなかったです。身体が反応するように動いた方がいいと思っていたので、なので、落車も避けられたと思います」
-最終ホームでは落車のアクシデントもありました。
「落車を避けれたことが全てだったと思います。そこでかなり脚のロスがあったんですけど、立て直せました」
-その後の仕掛けのタイミングはどう考えていましたか?
「難しかったですけど、結果的にはいい形になったと思います」
-ゴール前は、清水裕友選手の抵抗もありましたがいかがでしたか?
「もうゴール前は必死に踏んだだけでしたね。優勝の実感はゴールした瞬間にわかりました」

現在、賞金ランキング3位に。
グランプリ出場にぐっと近づいた。
-お客様の声援は聞こえましたか?
「はい、連日、温かい声援をいただいて嬉しかったですね」

-今回の決勝戦は若いメンバーも多かったですが、平原選手はどう見ていましたか?
「そんなには気にしないようにしているんですが、とにかく自分の走りに専念しようと思っていました」

-今年は苦しみながら走っていたように見えますが、実際はどうだったんですか?
「いやもう、その繰り返しだったので、ここで1つ結果が伴ってよかったです」
-このあと2つのGI、そして年末のグランプリが見えてきますが、そちらに向けての意気込みは?
「この優勝でグランプリに近づいたと思います。でも、GIを獲ってグランプリに出られるように努力したいと思います」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「寛仁親王牌も頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
平原康多 (ひらはら・こうた)
1982年6月11日生まれ。身長185cm 体重95㎏
10月5日から8日に前橋で開催される寛仁親王牌への意気込み
「状態も上向いてきているし、GI優勝を目指して頑張ります」