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脇本雄太(福井・94期・S級S班)
脇本が脅威的な強さをみせつけて優勝を決めた!
グランプリ以来の競輪に出場となった脇本雄太選手だったが、ウイナーズカップ連日、驚異的な脚力をみせてくれました。出走機会の少ない競輪ですが、そこでしっかりと結果を出して、プレッシャーに打ち勝ちました。世界選2019が終わり、また新しいシーズンが始まります。世界の頂点を目指して戦う脇本選手に大注目です。
-S級S班として初のGI出場でしたが、どういった気持ちで参加しましたか?
「久しぶりの競輪出場ということで、期待が高まるところだったので、僕自身もプレッシャーはすごくあったんですけど、なんとか期待に応えられてよかったなと思っています」
-その中で優勝という結果を果たしましたが、いかがですか?
「準決勝(1着)を外したことはちょっと悔しいですが、こうして優勝できたのでよかったと思っています」
-レースを振り返って、初手は5番手からになりましたが、どう考えてましたか?
「特に僕自身は深いことは考えずに、残り2周からどう動くかで自分の仕掛けるポイントを考えようかなと思っていたんですけれども、自分が仕掛けたところで山崎賢人君が仕掛けてくれたので僕的にはラッキーでした」
-出切った時はどうでしたか?
「正直、余裕はなかったんですけど、これで浅井(康太)さんと一騎打ちができるなって思いでした」
-直線は、その通り浅井選手との一騎打ちでしたが、優勝の自信はありましたか?
「自信はありましたが確信はありませんでしたね。僕自身としてはやっとラインで決まったことでホッとしました」
-ゴール後は、たくさんの声援があったと思いますが。
「久しぶりに声援を浴びて、本当に嬉しかったです」
-今後の予定を決まっている範囲で教えてください。
「この後はしばらく国内でトレーニングを積んで、ダービーを走った後に、クラス1のワールドカップ出場に向けた大会が始まるので、まずは身体の作り直しかなと思っています」
-大きな目標を教えてください。まずは競技から。
「東京オリンピック開催まで500日を切って、ナショナルチームのメンバーたちも気持ち的にも張りつめた感じになっていますが、まずはオリンピック出場を確定させなきゃいけないので、そこに向かって身体を鍛えて頑張りたいなと思います」
-競輪の方では?
「GIIを優勝して、その弾みを活かして次のGIのダービーに向けてしっかり頑張りたいと思います」
-グランプリに向けてはいかがですか?
「昨年は失敗したので、今年もリベンジしたいと思います。競輪を走る機会はものすごく少ないんですけど、少ないなりにしっかり頑張ります」
-この先に向けた抱負は?
「世界選が終わって、ちょっとひと段落したところなんですけど、また気を引き締めて、オリンピックに向けて頑張っていきたいと思います」
-ファンの皆さまにメッセージを。
「今年一発目(の競輪)でしたが、優勝できてよかったです。次のダービーでも頑張りますので応援よろしくお願いします!」
脇本雄太(わきもと・ゆうた)
1989年3月21日生まれ。身長180㎝ 体重82㎏
今大会の初日に誕生日を迎えた脇本選手、自ら1着で祝う形になったが、ゴール後もファンから「誕生日おめでとう!!」と大声援を送られた。