月刊競輪WEB|KEIRIN.JP
松浦悠士(広島・98期)
松浦がGI初優勝!!
松浦悠士選手が第61回朝日新聞社杯競輪祭を優勝し、広島から初のタイトルホルダーが誕生しました。昨年11月の防府記念で清水裕友選手から離れた悔しさを、強さに変えた松浦選手。今後、競輪界の台風の目になっていきそうな中国勢コンビに注目です。
清水君と同じくらい強くなりたいと思って頑張ってきました!

-優勝した心境は?
「嬉しい気持ちも強いですが、本当に支えてくれた方々に感謝です」
-どんな方に感謝を伝えたいですか?
「一番は家族ですね。広島の先輩方、後輩たち、それから中四国の先輩、後輩。そして、自分を強い身体に生んでくれた家族だったり、応援してくれるファンの方々だったりに感謝を伝えたいです」
-レースを振り返って、スタートは前の方からでしたね。
「前の方が関東勢はイヤかなっていう形からはじまって、あとは吉田(拓矢)君の来るスピードで清水(裕友)君がどうするかっていう形で。作戦は3つくらいあったんですけど、その中の1つという感じでした」
-実際、番手で粘る展開になり、決して楽ではない展開だったと思います。
「飛びつくのは清水君がやってくれたので、僕は諸橋(愛)さんとの並走をしのぐだけだったので、少し余力はありました」
-その後の清水選手の仕掛けはどうでしたか?
「すかさず行ったので、『あっ、もう行くのか』とは思いましたけど、後ろに諸橋さんがいるのが見えたので、そこだけ気を付けて、最後、ギリギリまで待ってから追い込もうと思って行きました。追い込むタイミングも抜群にできたと思います」
-優勝の実感はどこでしたか?
「ゴールする前に抜けるなと思ったんですけど、後ろから行かれないかだけが心配でした」
-準決勝1着の時もすごい声援だったと思いますが、優勝した時はどうでしたか?
「準決勝の時もすごい声援で、『獲ったかな?』って思うくらいでした(笑)。決勝戦でも、また聞きたいって思っていました」
-その声援にガッツポーズで応えてましたね。
「ゴールした瞬間に1着だってわかったので嬉しかったです!」

-GIを優勝し、グランプリの出場権を手にしました。
「賞金ではなく、タイトルを獲ってグランプリに出場できることは嬉しいですし、GIを優勝したということはグランプリも獲れるチャンスはあると思うので、優勝に向かって頑張りたいですね」
-今年1年、高いレベルで戦っていましたが、そのきっかけは何だったんですか?
「昨年の防府記念の決勝戦で清水君に離れてから、清水君についていって抜ければGIを獲れるっていう強さを感じたので、それを目標にというか、清水君と同じくらいの脚力をつけたいという思いで頑張ってきました。そして、今年最後のGIで清水君に獲らせてもらいました」
-グランプリへの意気込みは?
「優勝に向かってしっかり頑張っていきます!!」
松浦悠士 (まつうら・ゆうじ)
1990年11月21日生まれ。身長168㎝ 体重73㎏
グランプリまでどう過ごす?
「自分のやるべきことをしっかりやって、準備して、グランプリ優勝を目指したいと思います」