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松浦悠士(広島・98期)
中国・四国勢の勢い!
松浦悠士選手がウイナーズカップ福井(GII)を優勝しました!
2月の全日本選抜決勝では松浦選手が先行し、清水裕友選手が優勝しましたが、今回はその逆の並びで清水選手が前で松浦選手が後ろになりました。この2人の強さが中国勢の強さの秘訣になっています。
これからも中四国勢でグレードレースを制していきたいと話す、松浦選手と清水選手。他地区からは見れば怖い存在ですが、ファンからは頼もしい存在ですね!
これからも中四国地区でもっともっとビッグレースを獲っていきたいです!
-優勝した感想は?
「ラインの力で優勝できて本当に嬉しいです!」
-レースを振り返って、ラインとしては中団からのレースになりましたが、どう考えてましたか?
「単騎の選手たちが動いてくれれば、自分たちの順番が来るなとは思っていたんですけど、高橋(晋也)君の動きがなかったので、清水(裕友)君がしっかり叩いてくれて、僕たちのラインに展開が向きました」
-清水選手のかかりはいかがでしたか?
「かなりかかっていたんで、ついていて僕もちょっとしんどかったです(笑)」
-後方から高橋選手も追い込んできていましたが、それは見えてましたか?
「見えましたが、スピードがすごくて、僕も清水君のかかりがすごくて僕も脚を使っていたので、ちょっと半信半疑な感じで前に踏ませてもらいました」
-車間を切りながら、そういった判断をしつつだったんですね。
「僕も前に踏み準備もしつつ、ヨコにうごく準備もしつつということで、車間をあけながらいました」
-ご自身で踏み出した時は?
「本当にきつくて、どうだろうと思ったんですけど、でも、後ろで柏野(智典)さんが動いてくれたのが見えたので、それで押し切れたかなという感じです」
-ゴールで守澤太志選手が迫っていましたが、どうでしたか?
「正直、抜かれたと思って、確定が出るまでわからなかったです」
-確定はどのあたりで聞きましたか?
「敢闘門に戻ってから聞こえて、広島の先輩たちにも聞いて初めてわかりました」
-中国地区、四国地区から4名(松浦、清水、柏野、原田研太朗)も決勝戦に乗っていましたが、それについては?
「全日本選抜に続いて、連覇という形で中国地区から優勝者を出せたので、これからも中四国地区でもっともっとGIタイトルやビッグレースをもっともっと獲っていきたいです!」
-この先も期待していいですか?
「もちろんです!」
-これで賞金面もかなり積みましたが、その辺りは?
「やっぱりタイトルを獲ってグランプリ出場が選手である以上、目標にあるので、そこを意識しながらトレーニングをして、GIタイトルを目指していきたいです」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「今回は無観客の中のレースでかなり寂しかったんですが、こうやって優勝し、いいレースを見てもらえたと思います。今年こそグランプリにリベンジしたいので、今年も四国中国地区を応援していただけるように、自分も精いっぱい頑張ります!」
松浦悠士 (まつうら・ゆうじ)
1990年11月21日生まれ。身長168cm 体重73kg
Q.前回の全日本選抜の決勝で落車されましたが、ケガは大丈夫でしたか?
「今までの落車の経験を糧に、しっかり調子も戻せて、それがしっかり優勝につながったかなと思います」