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古性優作(大阪・100期)
古性がついに初タイトルホルダーの仲間入り!!
古性優作選手が第64回オールスターで優勝を飾り、ついにタイトルホルダーとなりました。オリオン賞で1着を取ると、2走目も2着、シャイニングスター賞1着、準決勝3着と好成績を出し、優勝につなげました。今回から競輪に復帰した脇本雄太選手としっかりワンツーを決めた古性選手、今後の近畿を引っ張っていくだろう2人、さらに強くなるだろう彼らの走りに期待しかありません!
本当にラインのおかげです!!
-初優勝の心境は?
「信じられないです。まだ実感はないですね」
-レースを振り返って、初手はラインとして中団からでしたね。
「そうですね、もう脇本(雄太)さんを全面的に信頼していました。作戦も特になかったので、とにかくついていくことに集中していました」
-まず深谷知広選手から口火を切っていきました。
「さすがだなって思いましたし、あれで大きく展開が変わったかなと思います」
-脇本選手はすかさず仕掛けていきましたね。
「すごかったですね!もうワンテンポ、脇本さんはずらしていきたかったと思うけど、そこも反応が早くて、きつかったですね」
-ついていて、脇本選手のかかりはどうでしたか?
「抜群でしたね!!いやー、毎回ついていて本当に強いですね!」
-そのあと、後方の動きは見えてましたか?
「平原(康多)さんが後ろにいたのも見えましたし、新田(祐大)さんの捲りも見えたので、内をすくわれないように身体で合わせようと引きつけてっていう感じでしたね」
-直線に入ってからの勝負はどうでしたか?
「いやー本当にきつくて、よくわからなかったです」
-ゴールで脇本選手を捕らえた実感は?
「いや、わからなかったですね。ナイターでバンクが照っているし、1コーナーくらいを回って、僕かなっていう感じでした。横にいたのが脇本さんだけだし、『あれ、決まったのかな?』かなって」
-古性選手、脇本選手のワンツーが一番人気でしたね。
「僕からの方が人気になっていて焦ったんですけど(苦笑)、人気に応えられてよかったです」
-今回は6日制のナイターのオールスターでしたが、どうでしたか?
「体力的にきつかったですし、なかなか難しいGIかなと思いました」
-勝ち上がりも含めて、難しかったですね?
「そうですね」
-決勝以外にポイントになったレースはありましたか?
「オリオン賞は寺崎(浩平)が前で頑張ってくれたし、村上(義弘)さんも3番手をかためてくださって、2走目は南(潤)君が頑張ってくれて、(村上)博幸さんがかためてくださって、後輩がすごい頑張ってくれましたし、先輩も後ろをかためてくださって、そこからリズムも出たと思いますし、本当にラインのおかげです」
-近畿地区の選手として色んなことを学んでこられたと思いますが、その辺りは?
「僕にとって村上義弘さんの存在がすごく大きくて、少しでも追いつけていけたらいいかなと思います」
-これでグランプリの出場権を獲得しましたね。
「また気を引き締めて、頑張りたいと思います」
-今後はどんな走りをしたいですか?
「いつも責任感をもって走っているので、これからも変わらず責任感を持って走りたいです」
-ファンにメッセージをどうぞ。
「ファンの皆さんのおかげで、オリオン賞という素晴らしいスタートを切ることできました。そこからリズムよく決勝戦までこれて、そのおかげで優勝することができたと思っています。これからも一生懸命頑張りますので、応援してください!」

レース後の古性選手と脇本選手

仲のいい選手たちから祝福される古性選手

古性優作(こしょう・ゆうさく)
1991年2月22日生まれ。身長168cm 体重77kg
Q.BMXから競輪に転向でしたが、今振り返ってどうですか?
「BMXが活きているレースも多いし、BMXをやっていてよかったと思います。今も飛べるとは思いますけど、怖いのでやらないです(笑)」