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山口拳矢(岐阜・117期)
地元の山口拳矢が初ビッグレース制覇!!
山口拳矢選手が初ビッグレースを制覇しました!地元で行われた『第37回共同通信社杯』、走る前はあまりなかったが、勝ち進む程にプレッシャーも強くなっていったそうです。そのプレッシャーをはね退けて、優勝の2文字を掴み取りました。結果、深谷知広選手のGII優勝の最速記録をぬりかえました。賞金ランキングも8位に上昇し、グランプリも見えてきており、ますますビッグレースで活躍を見せてくれそうです!
次はGIを獲るっていう気持ちで挑んでいきたいです!

-ビッグ初優勝の心境は?
「すごく嬉しいのと、プレッシャーから解放されてホッとしています」
-その嬉しさはどんな部分から?
「地元で大きいレースが10年振りということで、なかなか次はいつ行われるかわからないので、それで今回優勝できてよかったです」
-プレッシャーはどんな部分が?
「準決勝で中部1人だったので、地元勢を応援してくれる方の想いっていうのがあると思うし、そのためにも結果を出さなきゃと思うし、プレッシャーはありました」
-レースを振り返ってください。決勝戦は単騎の戦いになりましたが、周回はどんなことを考えてましたか?
「ちょっと最初の並びが自分が思っていたのと違ったんですけど、自分の脚を信じて一発行けるところから行こと思いました」
-北日本が仕掛けていった時は?
「やっぱり皆が強いので、ペースも早くて、自分にチャンスがまわってくるのなかって思ってました」
-チャンスが来たと思ったのはどこですか?
「2コーナーですね。自分が踏むっていうよりは、詰まっていった感じなので、ここで行ってダメならしょうがないって思って踏みました」
-それを見て番手から新田祐大選手も仕掛けてきましたね。
「あのままタテに踏まれていたらキツかったけど、ちょっと牽制しながらだったので、最後までもつれたっていう感じでした」

-最終3コーナーは苦しかったと思いますが、どうでしたか?
「後ろは全然わからなかったんですけど、新田さんしか見えてなかったので、そこだけは勝ちたいなって思って最後まで踏みました」
-ゴールまで踏んだ時はどうでしたか?
「自分のスピードもよかったかなと思ったんですけど、ちょっと4コーナーを回ってから、あぁこれが脚が3角に回るってヤツかと思って、脚がカクカクでした(笑)」
-1着でゴールを駆け抜けましたが、手応えはどうでしたか?
「勝ったと思って手を挙げたんですけど、無観客でシーンってしていて、『あれ? 違ったかな…』ってなりました(笑)」
-今回、S級S班の5人との対戦でしたが、どうでしたか?
「今までも戦ってことはあるけど、5人いっぺんは初めてでしたね。そういう雰囲気に少しずつ慣れてきた感じがします」
-優勝し、賞金を重ねましたね。
「賞金ランキングでグランプリを争えるところまできたので、年末まで気を抜かないように頑張りたいと思います」
-GIはあと2戦ありますが、目標はありますか?
「GIIは決勝に乗れているけど、GIでは準決勝の壁を越えられていないので、そこを目標にやっています」
-その先の目標は?
「この優勝に満足することはなく、次はGIを獲るっていう気持ちで挑んでいきたいと思います」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「皆さんの応援のおかげで地元のGIIを優勝することができました。これからも精進していきますので、応援よろしくお願いします!」
山口拳矢 (やまぐち・けんや)
1996年1月26日生まれ。身長166.7㎝ 体重70.2㎏
Qこの賞金で買いたいものはありますか?
「うーーん、原付を買いたいですね。ロールスロイスはちょっと近くにいくのに不便すぎるので(笑)」