インタビュー


加美山隆行(92期 宮城 A級1班)
復活間近! 加美山隆行
 加美山が10か月ぶりの1着を初日予選で飾った。人気は遠征勢に集まっていたが、最終ホーム8番手から仕掛けると徐々にスピードアップ。あっという間に前団をのみこんだ。「嬉しいです。本当に久しぶりの1着」と喜びを爆発させた。しかしまだ予選。勝負は準決。田口守が先行態勢を取ると加美山は5番手をキープ。人気を集めた中井勇―藤田和は8番手。後続の動きを見ながら、最終3コーナーから踏んで2着。「実は初日からハンドルの位置を変えたんです。体近くもってきたら、これが凄く体に合った。手応えは十分です」と決勝進出を決め、笑顔が絶えなかった。迎えた決勝は青森の木村弘を目標に出来る絶好の展開も4着でシリーズを終えた。

加美山隆行(宮城 92期)
 ここまで加美山が低迷した理由は腰のヘルニアが悪化したため。昨年9月の大宮が終わった頃からひどくなった。「手術はしませんでした。微弱電流が流れる器具を使っての治療をして」。徐々に良くはなってきたものの本調子にはほど遠かった。転機が訪れたのは今年1月、都内のジムに通い出してから。「そこでトレーナーの人と話して体の使い方がなっていないと言われたんです。腰痛の原因はハムストリングスの機能不全とまで言われて」。そこからハムストリングスの強化を中心に体幹を鍛え直した。全体のバランスが悪い上、それに合わせたセッティングをしていた結果が成績の悪さに表れていた。
 だが現在は腰の痛みもなく「毎日、9時から昼休みを挟んで夜の7時過ぎまで練習できるようになりました。午前中はウェートトレーニングをして、午後からはバンクや街道。やっと納得いく練習ができるようになってきました」。体の状態が良くなれば、次に考えるのはS級復帰。「S級は走っていて楽しい。来期もA級だけど、それこそ特進を狙うつもりで行きたい。迷惑をかけた先輩達に早く恩返しがしたい」と力強く言い放った。元々、スピードには定評があり、S級上位が嫌がるほどの競走を見せていた。腰に不安がなくなり、今回の平塚で自信も回復した。A級で走る選手ではないことは誰もが認めている。大敗が続くと精神的にもきつい。だが、このシリーズをきっかけに元の加美山、思い切りの良い加美山が戻ってくることを期待したい。


平塚競輪場より