インタビュー

阿部 兼士 福岡 93期 A級1班
初のS級点確保に躍起
 昨年優勝5回の阿部が、今年は3ヶ月でV3と好ペース。初のS級点確保に勢いは増すばかりだ。「前々勝負を心掛けていたら、いい位置が取れて…。それが好結果を生み出しているようです。でも、優勝3回でも現在(4月)の競走得点が91点という低さ。結構、大敗するケースが多いので、この辺りを修正しなきゃいけないと思っています」と、近況を自己分析していた。

阿部 兼士 福岡・93期
 先行では末を欠くがダッシュを生かしたカマシ、まくりに威力を持つ阿部。「これまでも何度かS級点に届きそうな時はあったのですが、もう少しのところで及ばずとか、届きそうなペースの時に失格してダメだったりとかで…」と唇を噛み締める。前期はA1班で67位につけているが「失格しているから(S級点は)無理」という。「若手、若手と言われ続けているけど、僕も今年で32歳になる。正直、うかうかしていられないんですよ。なんとしてもS級点を取らなきゃいけないと思っています」と、今年は勝負の年と位置づけているようだ。
 「同県の津村(洸次郎、101期)の活躍をテレビでよく目にします。津村がニヤニヤした表情でヒーローインタビューに答えている様子を見ていると心がザワザワするんですよ。ニヤついてんじゃねーぞって感じでね。な~んてね。冗談ですよ。冗談。後輩が頑張っている姿を見るのは素直にうれしいし、後輩がS級でも逃げ切っているのは心強く思う。一緒に同じ練習をしているのだから、自分も頑張れるはずと思っている。津村の走りが自分にはいい刺激になっているし、励みにもなっている。そして、早く(S級に)上がらなきゃという気持ちにさせてくれるんです」と、キッパリ。
 デビュー7年目。若手の活躍に刺激を受けた遅咲きの大器がそろそろ本格化の兆しをみせている。念願のS級点キープは目前まで迫っている。


久留米競輪場より