インタビュー

小埜正義 千葉 88期 S級1班
現在シェイプアップ中!!
「今年のオールスターは地元の松戸で行われるから、ぜひ出たいと思っている」と熱く語る小埜。「清き一票をお願いします。あっ、あまり変なこと書かないでくださいよ。フェイスブックが炎上してしまいますから」と豪快に笑う。その後、キッと表情を引き締め「でも、オレって人気ないからファン投票じゃ無理と思う。だから、選考期間中に成績を上げておかないといけないと思っている」。

小埜正義 千葉 88期
準備万端で臨んだ武雄記念だが、初日は「仕掛けようと思った瞬間に、目の前で落車事故」で見せ場なく4着。二次予選も「さあ、行こうと思った時に、自分の横に四宮(哲郎、京都、71期)さんが降りてきて」内詰まりで7着敗退。上位進出の夢が断たれた。「ファンに〝馬鹿小埜〟とやじられました。自分だって力を出し切れず終わって悔しいです。何のために練習していたのかわからなくなる」と悔しさをにじませる。しかし「オールスターの選考期間は6月いっぱい。負け戦といえども、しっかりレースをして結果を出さなければ」と、気持ちは切れていないが、3日目も内詰まりの凡走と精彩を欠いた。「3月の和歌山の落車、続く京王閣ダービーの落車の影響が今頃になって出たみたい。整体の先生からも体がボロボロだといわれた。武雄記念が終わって高松宮記念杯まで時間はある。まずはじっくり体を治して、それからしっかりと体を作り直して後半戦に臨みたいと思う」。
昨年に比べ、体がひと回り小さくなった小埜。「そう、ギア規制をきっかけに、自分も体重規制をしようと思って(笑い)。上位クラスの選手はみんなスラッとしているでしょう。深谷(知広、愛知、96期)君も明らかに絞っていますよね。確かに体重があった方が、一撃に威力はある。今年のいわき平記念では新田(祐大、福島、90期)君をまくっているしね。でも、その一撃を4日間続けるのは体力的にも、展開的にも厳しい。S級シリーズだと、逃がしてもらえないケースもあるわけで、俊敏な立ち回り、そう平原(康多、埼玉、87期)君みたいな動きが要求される。それに対応するためには、どうしても体を絞らなきゃいけないと思って、今、実践しています」と、ニュー小埜正義を求めて現在、シェイプアップ中。「2ヶ月後には、テレビのコマーシャルのように、きっちり割れた腹筋をお見せできるはず」と、笑顔で答えてくれた。新生・小埜正義の出現はそう遠くない。


武雄競輪場より