インタビュー

児玉碧衣 福岡 108期 A級2班
碧い衝撃
競輪界でもトップクラスの美と実力を兼ね備えた選手が児玉碧衣。初めて会ったのが平成27年1月。師匠の藤田剣次から「タイム的に(小林)優香を超える可能性のある逸材です」と紹介された。11か月後の12月熊本決勝では、藤田の予言通り、2角まくりで小林優香を相手にV取りを果たし、その存在を十分にアピールした。昨年は7月松戸でデビューして39走で1着32回。優勝8回の大暴れ。デビュー半年の獲得賞金も643万円と107期の男子以上に稼いでいる。

児玉碧衣 福岡 108期
「高校時代までバレーボールをしていました。その後のことは、ほとんど考えていませんでした。漠然と、大学に進学して普通にOLになるのかな…という感じで。そんな時に母から『女子の競輪選手になってみたら』と言われ、試験を受けたら受かっちゃった」と、笑顔を語る児玉。「練習は本当にきついですけど、それが結果につながるから今は楽しいです。思った以上に稼げているな~というのが正直なところ。買い物そのものが好きなので助かっています」と、充実した日々に目を輝かせている。
「デビューしたばかりのころは、色々わからないことばかりでしたが、最近はようやくレースにも慣れてきた。勝負どころを逃がさないように意識してレースを組み立てています。理想は後続をブッチ切っての一人旅なんですよ」と、ダッシュを効かしたカマシ策で1着を量産中だ。
年末のガールズグランプリをテレビで観戦して「来年は、この舞台に立ちたいですね。そして誰にもまくらせない先行を披露できたら最高ですね」と、さらなる飛躍を誓う。「今年はもうダメですが、チャンスがあるなら東京オリンピックにも出場してみたい」と、夢は大きくなるばかり。「トップスピードもまだまだだし、トップスピードを持続する時間もまだ短い。その辺りの強化が今後の課題です」。さらなるパワーアップを果たし、日本を代表する美人アスリートになって欲しい。


佐世保競輪場より